バンコクの古着 買い付け方法を紹介 ‐チャトチャック篇

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バンコクで、古着を探すならチャトチャック市場がおすすめです。お店がたくさんあって、古着の種類も豊富。価格交渉はしなければならないけれど、それも楽しい。常連になればいい商品をまわしてくれます。

そこで今回は、タイ市場での古着の買い付けの仕方や、いろんな古着の特長を紹介していきます。

タイ(バンコク)で古着を探すならチャットチャック

古着の買い付けは、チェックと店との付き合いが大事

店に着くと袋詰めにされた古着がドン!と私の足下に置かれます。一袋に50着前後の古着が入っています。中身は主にサッカーユニフォームと野球ユニフォーム

「見てくれ。今回はいい商品ばかりだ」いつもと同じことを言いながら、店のボスが私の前に座ります。さっそく袋を開け、古着を手にとり次から次へと見ていきます。

  • 「これ、いらん」
  • 「うーん、いいけどサイズがでかいな」
  • 「うわっ、残念。ここに穴がある。これ、買うから安くしてよ?」

そんな会話をしながら、一つ目の袋終了。結構ラクそうに思えるかもしれませんが、目と頭はフル回転です。「今回は4袋あるからな。はい、次」一着にかける時間は長くて30秒。

屋外にある店の中は暑く、ましてや今回は4袋200着以上をチェックするとなると、熱中症状になる前にパッと片付けないといけない。4袋のチェックが終わっても、ホッとすることは出来ません。“終わったか?”別の店のタイ人からLineがありました。こんな感じでチェックして料金交渉して無駄話しして、信頼を勝ち取っていくことが買い付けでは大切になります。

なぜ、サッカーや野球ユニフォームを買い付けるのか?

あえてサッカーや野球ユニフォームを買い付けるようになったのは、それなりに知識があったのと、オークションなどを研究して“これは、いけるんじゃないか?”と思ったからです。古着の中でのサッカーユニフォームや野球ユニフォームの割合はかなり低く、扱っているお店は少数です。Tシャツやジーンズに比べてかなりマニアな商品なので、どういうユニフォームを買えばいいのかを研究することが重要です。

特にサッカーユニフォームは日本人好みのクラブや代表、選手のマーキング選びで売れるか売れないかがほぼ決まります。親しくなったお店には“このクラブのユニフォームが欲しい”“この選手のマーキングをしてくれ”と、うるさいほど指示します。“こいつは、本当にうるさい奴だ”お店のタイ人は思っていたそうですが、いつも買ってくれるので協力してくれました。これはサッカーユニフォームに限らずですが、希望のモノをリクエストするのは大切です。

「欲しいモノなかったけど、こんなのどう?」

タイ人もいろいろ見つけて来てくれます。

サッカーユニフォームの場合、チェックする箇所はいろいろ大変。

Tシャツは日常着ですが、サッカーや野球ユニフォームはそうではありません。試合観戦するときなどに着ますが、ほとんどの期間はタンスの中に保管されているでしょう。着用回数はTシャツに比べてはるかに少ないので、Tシャツほどダメージはありません。“新品”で通るほど質のいいユニフォームがあったりします。一目でダメージがわかるユニフォームは買いませんが、以下の項目をチェックします。

  1. 本物か偽物か
  2. 穴や破れはないか
  3. サイズは大きいか小さいか
  4. ナンバーなどのマーキング跡はないか

1.本物か偽物か?

タイには、サッカーユニフォームの偽物が数多く出回っています。チェックすればわかりますが、年々質が上がっているので、パッパッパッと見ていると本物?偽物?と迷うことが結構あります。

2.穴や破れはないか?

ほつれやかすれは古着にはつきものです。これを気にしていると買えません。しかし、穴や破れのあるものは買いません。年代物なら買いますが、質が良くても穴があると売れません。買った値段の半分以下なら売れるかも。

3.サイズは大きいか小さいか?

ユニフォームのメーカー、年代によって同じLサイズでも作りが大きかったり小さかったりします。あまりに大きいのは日本人に向いてないので、質が良くても買いません。ただしビンテージユニフォームの場合は断然買いです!

4.ナンバーなどのマーキング跡はないか?

マーキング跡があるユニフォームは、ほとんどパスです。具合を見て買うこともあります。これは感覚によるかと思います。

こんな古着まである、マニア向けの高校野球ユニフォーム

野球ユニフォームは、サッカーユニフォームに比べて出回っている量は少ないです。よく見るのはプロ野球、高校野球、草野球ユニフォーム。甲子園で優勝したりする有名校はほとんどありません。ときどき“おっ!”となる高校のユニフォームが入荷しますが、無名校が多いです。

高校野球のユニフォームに関しては、タイ人の興味と知識は限りなく0です。胸の「漢字」の校名や袖の「高」の校章のあるモノが多く、日本語が読めないタイ人にはどれが高校野球のユニフォームかわからないでしょう。そのため、サッカーユニフォームに比べてかなり安く入手できます。売れるのか?となると、高校野球のユニフォームを求めるマニアの方は結構いらっしゃいます。

プロ野球ユニフォームは、一攫千金

選手名と背番号の入ったレプリカユニフォームが多いです。一番欲しいのは、年代物の選手支給品ユニフォームですが、年に数回程しか入荷しません。とても高いですが、入荷すれば買っています。選手支給品ユニフォームに関しては、お店のタイ人は勉強しているので高価なことを知ってしまったのです。これが残念でなりません。昔は“こんなに安くていいの?“と心の中で笑っていたのですが、だんだん笑えなくなってきました。

スポーツ系は、専門知識がないと買い付けるのは難しい。

スポーツ関連の古着は他にもラグビー、バスケットやホッケー、アメリカンフットボールなどがあります。そんなに詳しくないのと、売れ筋が読めないので手を出していません。種類を増やし過ぎるのもどうか?と思っています。ビンテージモノがあれば無理をしてでも買いますが、まあ、なかなかないです。自分が知らないモノは、買っても損をするばかりでしょう。

売り手のタイ人の知識が豊富になった、そのため高くなった

昨今は、お店のタイ人がかなり知識を得ているので、ビンテージ品は昔に比べて手が出しにくい価格になってきました。その一つが80年代の「West Germany」製のadidasジャージ。元々出回っていた量も少なかったのですが、タイ人の間でジャージが流行り出してから価格がグンとアップ。

まあ、これは売買の自然の流れなので仕方ありませんが、下手したら日本で買うよりも高いビンテージ品が多くなってきています。例を上げると“マンチェスター・ユナイテッドの98CL優勝ユニフォーム #7ベッカム”が、20,000B。日本円で7万円近く。“おいおい、誰が買うの?”と思うのですが、買うタイ人がいるのですね。そんなこんなで、ビンテージ品を見て価格を聞くとため息をつくしかありません。

Tシャツ選びは、カンタンそうだが奥が深い

手を出しやすい古着としては、やはりTシャツになるかと思われます。専門知識よりも、自分の感覚で買えるのがいいですね。古着Tシャツのお店はかなりあります。価格は30B前後から。無名ブランドからadidasやNIKE、Poloなど種類も豊富です。

馴染みになった店には“adidasの90年代のTシャツを探してくれないか?”“PoloのVネックの白がたくさん欲しい”。ここでもうるさい程注文を出しています。その結果、入荷するTシャツのセンスがグンとアップ、価格も上昇!

しかし、売れるなら高くなってもいいが私の信条です。30Bの安いけどデザインが日本人受けしないようなTシャツは、オークションで1,000円でも売れないでしょう。500円でも果たして売れるか?つい安さに手が出てしまいそうですが、Tシャツ選びは価格よりもデザインと質です。

楽しむこと。安く買うことだけが買い付けではない

市場で気になる古着店があれば、商品を手に取って見ましょう。気に入れば価格交渉を。ポイントはいかに安くするかではなく、楽しむかです。安くすることばかりに気を遣うと交渉することが苦痛になり、他の店でもこの繰り返しで買い付けることが窮屈になってしまうのです。精神的に良くありません。“ちょっと高かったかな?まあ、いいか”このくらいの気持ちが大切です。

買ったお店のタイ人も次回覚えてくれていて、いろいろな商品をアドバイスしてくれます。そこからいいモノを買い付けするようになり、馴染みの店になっていく。これがお店を見つける自然の流れかと思います。最後に、買い付けの難易度のようなことをお知らせします。個人的な感想ですが、まあ、スニーカーは今でも本当に難しいです。

古着の特徴

商品特徴
Tシャツいちばん手を出しやすい。種類もたくさんあり選ぶのも楽しい。
ジーンズこちらも豊富。ビンテージ品を扱うお店もあります。
スポーツ系(主にサッカーユニフォーム)お店は少ないです。常連客を抱えている店ばかりなので、1枚2枚ではかなり高価。
スニーカー豊富です。ただし、偽物も混ざっています。スニーカー選びで難しいのは、ダメージ度です。
ダウンや革ジャンなど冬物古いタイプのモノが多くて、今どきのモノは少数。ノースフェイスやパタゴニア、ユニフォームクロなど。
バッグリュック、手提げ、トートーなどいろいろ。パっと見、売るにはイマイチな感じの商品が多い気がします。
ミックスTシャツ、半袖&長袖シャツ、ポロシャツなどいろいろなモノを扱っているお店があります。

古着の市場の様子

まとめ

  • タイへ古着を探しに行くなら、チャトチャック市場へ。豊富で場所もわかりやすい。
  • サッカーや野球などのスポーツ古着の買い付けには、それなりの知識が必要。
  • ビンテージ品は無理してでも買いたい。近年は価格アップで、手が出しにくくなった。
  • 価格交渉を楽しもう。いかに安く買うかではなく、いかに楽しく買い付けるか。
  • いろんな古着の特長を知った上で、自分には何がいいかを検討してみよう。
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この記事の執筆者
HUNADE

貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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