タイのVAT還元 買い物をすると、購入額に応じて返金される

バンコク
この記事は約6分で読めます。

「お客様、商品代金から付加価値税分をご返金させていただきます」デパートのタイ人の店員が、流暢な日本語でそう言ってくれるわけではありませんが、VAT還元とはそういうものです。そこで、この記事では、タイのVATの概要と具体的な還付方法をご紹介していきます。

バンコク

タイにおけるVATとは?

「VATとは、購入金額に応じて返金される消費税

タイのデパートなどで買い物をすると、買った商品にはVAT(付加価値課税)7%が含まれています。日本の消費税と同じです。日本ではTAXで表記しますが、タイではVATです。レジにて支払った後、レシートと書類をもらい、帰国時に空港で申請すれば、購入金額に応じて還元されます(4.0%‐6.1%)。ただし、旅行者に限るのと、ある一定の条件が設けられています。

VAT還付を受けられる条件

旅行者であること以外に、次のような規定があります。

  • タイ国籍を持っていないこと
  • 航空会社の乗務員ではないこと
  • タイ滞在日数が180日未満であること
  • 国際空港からタイを出国すること

デパート内のVAT加盟店で購入することが還元の条件

購入の条件は「VAT REFUND FOR TURIST」とレジに掲げられたお店で商品を買うことです。それ以外のお店で買っても還元されません。買う前にVATの表示を確認、または店員に、ここで買えば還元されるかお聞きください。

バンコクで言えば、セントラルチッロム、サイアムパラゴンやエンポリアムなどの大型デパート内のお店、シルクで有名なジムトンプソンが対象です。VAT REFUND加盟店で、同じ日に同一店舗で2,000B以上(約6,600円)の買い物をしたこと。または、滞在中の購入金額が5,000B以上(16.500円)であることが還元の条件です。同じお店で、昨日と今日合わせて2,000B以上買い物しても還元対象外です。「同日」が条件です。

商品購入するときに行うこと。書類をもらう→出国時に空港で申請する

商品を購入後、デパート内のレジかカスタマーセンターへ行き、パスポートとレシートを提示して、VATを還元したい旨をお伝えください。

「バット・リファンド・プリーズ」や、VAT REFUNDの看板を撮影した画像を見せればいいでしょう。店員が「VAT還付申請書」と「税金請求書」を出し、その場で作成してくれます。これらの書類は、空港にて出国時に提出するため大切に保管します。また、購入した商品は封を切らずにそのままにしておきます。

購入から60日以内に本人が申請し、タイから持ち出します。「未開封が条件」と記載しましたが、この辺の解釈は少しアバウトです。「商品を空港で見せなくても問題なかった」や「買った商品を見せて欲しい。と係官に言われた」などケースにより様々です。ただ、「見せる」ことが基本条件なので、後々、問題にならないためにも商品は未開封のままにしておきましょう!

VATの還元になる商品にも注目!観世現対象外の商品もあり!

還元対象の商品は、洋服やバッグ、靴などいろいろあります。禁止商品もあります。タイの法律で持ち出しが禁止されているモノや銃器類、宝石などです。またレストランでの飲食代やホテル代、スパ、マッサージ代、ゴルフ代などは還元の対象外です。購入したモノをタイ国外で使用することが条件に含まれているからです。

空港での申請、受け取りは難しくない。受け取り方法は3つある。

では、VATの還元手続きについてご説明します。空港で2回行います。

  1. 出国審査前
  2. 出国審査後

まずは、出国審査前に、空港の税関へ行きます。書類2通、パスポートを提示。審査官がチェックし、OKなら「検印」のスタンプを押してくれます。次に、出国審査に出発ロビーにある税務局へいきます。

購入商品、2つの書類(購入したお店でもらう書類)、パスポート、税関でもらった「検印」を提出すれば還元されます。特に難しいことはありません。英語でやり取りしなくても、審査官は無言で処理してくれます。知人が提出したときがそうでした。笑顔で「OK」の一言をいただきました。

VAT・3つの還元方法

  1. タイバーツ(B)の現金(手数料100B)
  2. 銀行小切手(手数料100B+小切手発行手数料及び郵便料金)
  3. クレジットカード口座への振り込み(手数料100B+振り込み手数料及び郵便料金)ただし還付金が30,000Bを超えると現金で受け取れません。

実際の還付例:「66,000円の買い物で、3,168円返金される。」

ここで、VATの還付例をご紹介します。デパートで、総額約20,000B(約66,000円)分を購入しました。VATの手続きをしたことで、960バーツ返金されました。

・還元金額 20,000B×5%=1,060B
・受け取った金額 1,060B‐100B(手数料)=960B(約3,168円)

付加価値税の全額7%ではありませんが、5%以上も返金されるのは大きいのではないでしょうか?バンコクでそれなりに買い物の予定がある人は、ぜひVAT還元を受けてください。

少額でも戻ってくるのはうれしい。VAT還元を知らないのは損!

VATは、ご自身で還元手続きをしないと、一切、返金がありません。また、購入時に、店員も「VAT還元できます」とは教えてくれない場合が多いです。中には気遣ってくれる店員もいますが、そのような話はあまり聞きません。知人の話によれば、書類があっても、買った商品が手元にないと還元されないとも聞きます。

ある知人は、ジムトンプソンでシルクを買いVATの還付を申請したそうです。彼の目的は、お土産用の他、ネット販売のための買い付けです。当然、荷物も多くなるため、スーツケースなどに入れて持ち帰らず、タイから日本に向けて、買った商品を発送してしまったようです。(関連記事:別送品とは?

先ほども述べた通り、VATは、空港などで申請するときに、商品を提出する必要があります。しかし、書類はあるけど、商品はない(すでに国際発送しているため)状態だっため、係官に還付を認められなかったようです。タイなど仕入れのために商品の購入を検討されている方は、くれぐれもご注意ください。

正しい手続き方法のおさらい

  1. 店員にVAT還元の旨を伝える
  2. 書類を作成してもらう
  3. 出国時、空港で申請する。このとき、未開封の商品を見せる。

難しいことは何もありません。受け取る権利のあるお金が戻ってきます。タイでの買い物を楽しみましょう。

まとめ

  • デパート内のVATが掲げられたお店で買うこと。その他のお店で買っても返金されない。
  • 店員にVAT還元の意志を伝えることが大切。店員は教えてくれないだろう。
  • 購入商品は開けてはいけない。申請時、商品がないと還元されないことが多い。
  • たとえ少額でも返金される方がいい。空港でのお茶代になるかもしれない。

*Bは、タイの通貨(バーツ)の略。
*レートは、1B=約3.3円。

ライター:Masa

基幹記事:東南アジアのトビラタイ貿易を始めよう!

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録

[スポンサードリンク]


\ 通関代行・対比表、輸送見積もり好評受付中 /
お問い合わせはこちら!
\ 通関代行・対比表、輸送見積もり好評受付中 /
お問い合わせ先
タイトルとURLをコピーしました