貨物の輸送を簡単にする方法として誕生したのが「パレット」です。パレットは、木製やプラスチック製の正方形の台のことです。このパレットの上に貨物を載せることで、一度に多くの貨物を移動できます。この記事では、パレットのサイズ、種類などをご紹介していきます。
パレットってなに?どんな役割がある?
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下の写真をご覧ください。こちらがパレットです。この上に荷物を載せて運びます。
イメージでいうと、このような形です。パレットの上に複数の貨物を載せる。そして、それをフォークリフトで動かすことで、一度にたくさんの貨物を移動できます。これがパレットを使う最大のメリットです。
輸出入をするときの貨物もパレット単位にすることで、作業効率はグッと高まります。作業効率が高まるため、バンニングやデバンニングに関わる人件費を少なくできます。コンテナの中にフォークリフトで入り、そのまま貨物を積められます。(出せます)
パレットのサイズと種類
パレットの大きさは、各国によって微妙に違います。日本であれば、1100×1100の通称、「1、1パレット(イチイチパレット)」です。アメリカでは、1219×1018、ヨーロッパでは、800×1200のパレットを使っていることが多いです。
パレットの種類(材質)は、木製、プラスチック、スチールなどが様々な物があります。この中で一般的な物は、プラスチックパレットです。重さと強度のバランスがちょうど良いです。その他、木製プラスチックもありますが、こちらは使用する上で注意が必要です。
木製パレットの注意点とは?
下が木製のパレットです。よく見る光景ですね。しかし、国際物流に木製パレットを使うときは「検疫上」の注意が必要です。
木製パレットには「病害虫」が潜んでいるため、輸出用に使うときは「燻蒸処理(くんじょうしょり)」をします。燻蒸処理とは、特殊なガスにより、木に潜んでいる病害虫を駆除することです。外国から植物を輸入するときも、ケースによっては燻蒸処理の命令がされますが、それと同じです。
パレットに関連するアイテム ストレッチフィルム
パレット上に貨物を載せるときに、荷崩れしないように「ストレッチフィルム」を使うことが多いです。ストレッチフィルムとは、一般家庭で使うことが多い「ラップ」の巨大版だと考えれば良いです。この巨大なラップでパレットと貨物をぐるぐる巻きにして、荷崩れしないようにします。
まとめ
- パレットを使うと、一度にたくさんの貨物を移動できる。
- パレットのサイズは「イチイチ」と覚えておきましょう!
- パレットの種類はプラスチックが基本。理由は燻蒸です。
- 関連するアイテムにストレッチフィルムがあり

