【シッピングガゼット】コンテナ船のスケジュールを調べる方法

国際輸送
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日本の港に出入港するコンテナ船情報を紹介している「SHIPPING GAZETTE(シッピングガゼット)」と呼ばれる本があります。貿易業界や物流業界に携わる人であれば誰でも知っているコンテナ・国際物流に関する専門誌です。この本を見るだけで、以下の情報を調べられます。もちろん、これ以外の細かな情報を調べられるため、貿易業を営む場合は、手元に一冊は用意しておきたい本です。

1.世界の港へ出入りする船会社の一覧

2.日本の港へ出入りする船会社の一覧

3.船を運行している会社情報、フォワーダー情報、荷卸業者

4.船の製造日、どれくらいの大きさの船なのか

この記事では、シッピングガゼットには、どのような情報が書かれているのか、書かれている情報をどのように読み込めば良いのかをご紹介します。

シッピングガゼットを使いこなして、コンテナ船に関する情報を把握する方法

シッピングガゼットには、コンテナ輸送に関わるあらゆる情報が一冊にまとめられています。コンテナに関する情報を調べたいと思ったら、まずはこの本を開くクセをつけると良いです。また、最新のコンテナ船の運行状況は、マリントラフィック(世界中の船の位置がわかる!マリントラフィックの使い方)を使えば、簡単に把握ができます。

今回、ご紹介するシッピングガゼットとマリントラフィックをあわせて使い、コンテナ情報や運行状況の確認ができるようにしましょう。それではシッピングガゼットの説明を行っていきます。

シッピングガゼットは、どのように購読をするのか。

シッピングガゼットとは、ジャパプレスさんが発行するコンテナに関する総合情報誌です。多くの物流企業では当たり前のように常備している有名誌です。購読料金は、年間購読で24,000円(52冊)です。一冊の単体でも購入することができ、この場合は1000円/冊です。最近は、本ではなくインターネットで確認ができるサービスも提供しており、この場合は1IDにつき年間12000円で閲覧ができます。

シッピングガゼットの中には、コンテナ船の情報が書かれていますが、ある一定の期間を過ぎると、すべて古い情報になり使い物にならなくなります。また、次々に送付されてくるため、意外に処分に困ることが多いです。そのため、インターネット版シッピングガゼッタの利用を検討することをおすすめします。

シッピングガゼットの内容

シッピングガゼットの構成は次の通りです。

  • コンテナ輸送に関するニュース
  • 積み地別輸入船スケジュール
  • 中国セクション
  • その他の外国向け情報
  • 仕向け地別輸出船スケジュール
  • 港の略記号
  • その他の外国向け情報
  • 定期船リスト
  • 仕向け地別フォワーダーリスト
  • 運行船会社と代理店の電話番号リスト
  • コンテナ船とターミナルオペレーター一覧

シッピングガゼットを読み込むための基礎知識

シッピングガゼットを見るときは、少しだけ見方のポイントを知る必要があります。

1.世界の港は三文字で表記します。

日本を含めて世界中の港は三文字のアルファベットで示されます。

例えば中国の上海であれば「SHA」、アメリカのシカゴであれば「CHI」です。

2.中国セクションだけは別枠で特集されています。

日本と中国の間には、非常にたくさんのコンテナ船が行き来しているため、中国だけ別枠で特集されています。後述する「積み地別輸入船スケジュール」も「仕向け地別スケジュール」でも最初に中国船に関する船が特集されていて、その後、その他の外国船に関する情報が掲載されています。

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3.シッピングガゼットの見方(仕向け地別輸出船)

シッピングガゼットには、さまざまな省略記号が記載されています。かなり多くの種類があるため、詳しくは各セクションの頭にある説明部分のページをご覧下さい。以下の画像は、日本の商品を海外へ送る際に確認する「仕向け地別輸出船」ページの見方です。念のため、お伝えしておきますが、船名や船会社はすべて架空です。

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4.シッピングガゼットの見方(積出地別輸入船)

こちらは輸入する場合の表の見方です。バンコクから出港する予定の船は、どのような物があるのか。また、この船を使った場合は、日本のどこに到着するのかなどを知ることができます。下の画像で言うと、バンコクを8月10日に出港する船は、大阪と神戸に9月5日に到着することがわかります。

大阪、神戸ともに一文字で表現されています。その他の港も以下のように示されています。

東京T 横浜Y 清水S 名古屋N 四日市Ykk 大阪o 神戸K 門司M 八幡Ya H博多

この他、同じ積出地においても船会社が違うだけで運行日数にバラつきがあります。どの船に積んでもらうのか日本側の納期を考えながら輸出者と調整する必要があります。

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シッピングガゼットの各セクションの説明

それでは以下で各セクションごとに説明を行っていきます。イメージを膨らませるために、シッピングガゼットの紙面を撮影しています。

コンテナ輸送に関するニュース

どの船会社がどんな航路を就航した~や、〇〇国が〇〇港を整備など、国際物流関連の最新ニュースが掲載されています。

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積み地別輸入船スケジュール

主に外国から商品を輸入する場合に確認するページです。外国における商品を積む場所(港)を基準として、どの船に乗せれば、何日間で日本の主要港に到着するのか?を確認できます。最初に中国セクションを紹介、後ほどその他の外国情報が掲載されています。

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仕向け地別輸出船スケジュール

主に外国へ商品を輸出するときに確認するページです。輸出する「港」を選んだ上(ページ左上・右上に表示)で、日本の港を確認します。この場合の港とは、日本で商品をコンテナに積み込む所を指します。図の場合であれば、名古屋港で積み込みをする場合に、対応するコンテナ船が表示されています。この場合、最低でも4社のスケジュールが存在することがわかります。

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定期船リスト

定期船のリストを確認できます。アライバルノーティス(船の到着を知らせる書類)やB/L(船荷証券)だけでは、船名から運行する船会社がわかりづらい時があります。このような場合に定期船リストを使って、船名と船会社名の確認を行います。実は、このリストには、その他、船の建造年などの重要なことも書かれています。

大人の事情により報道されていないだけで、コンテナ船は日本近海で頻繁に沈没しています。特に日本ととても仲が悪い二カ国の船はずば抜けています。沈没する原因は様々ですが、やはり建造してからある程度の年数が経っている船への積載は見合わせるべきだと考えます。そのときの判断をリストから行います。

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仕向け地別フォワーダーリスト

輸出する国ごとに得意としているフォワーダー情報が書かれています。フォワーダーとは、荷物を集めて一つのコンテナに仕立てる業者を言います。一見すると、LCL貨物の場合しか必要が内容に思えてしまいます。しかし、力があるフォワーダーは、船会社と特別契約を結ぶ場合が多いです。そのため、コンテナ単位で借りる場合であっても直接船会社から借りるよりもフォワーダー経由で借りたほうが安い場合が多いです。

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運行船会社と代理店の電話番号リスト

船会社とその代理店情報を知ることができます。多くの場合、船会社は東京と大阪のみに直営店舗を設けて、その他の地方には、別会社と代理店契約を結んでいる場合が多いです。

例えば、AMSという船会社の場合、名古屋揚げの分は、シルバーシッピングさんが担当しています。動船情報、D/O(デリバリーオーダ)に関する問い合わせ等もすべて各代理店に直接行うことが一般的です。そのため、船会社と代理店の電話番号を把握することはとても大切です。

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コンテナ船とターミナルオペレーター一覧

コンテナ船からコンテナを降ろすときは、船会社が行うのではなく、船会社と契約をしている荷役業者が担当しています。

例えば、名古屋港に「SITC」と呼ばれる船が入ってきたとします。この場合、入港するターミナルは、NUCT(Nabeta United Container Teraminal)か、飛島北です。そして、ガントリークレーンなどを使って船からコンテナを港へ降ろす会社が「日東物流」さんか「三井倉庫」さんです。「搬入がいつ揚がるのか?」などの確認は、これら二つのうち、どちらかの会社に問い合わせます。

名古屋港における問い合わせ例:NUCTに電話をした後「SITC〇〇、ETAは〇〇を担当するオペレーター(日東さんか、三井倉庫さん)をお願いします。」

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まとめ

シッピングガゼットを使うと、どのような船がどこに行っているのか、またこの逆を簡単に調べられます。今回の記事ではご紹介しきれなかった情報なども掲載されていますので、まずは単品でもいいので注文をして手に入れてみてください。おそらく「こんな情報もわかるのか」と驚かれるはずです。

貿易を行う上で大切になるポイントは、しっかりとした輸送ルートを確保することです。これは日本から商品を輸出する場合、逆に日本へ輸入する場合、どちらであってもとても大切なことです。そういう意味でも確かな情報が掲載されているシッピングガゼットをおすすめします。

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