から発行される船積み証券(B/L)には、「40’GP」や「40’HQ」と表示されていることがあります。40は40フィート(12)を示していることがわかりますが、その後ろにある「GP」や「HQ」は、何でしょうか?そこで、この記事では、これらの違いと使い分け方法をご紹介していきます。
40の後ろにあるGPやHQの意味
数字の40の後ろにあるGPやHQ(ハイキューブ)には、次の意味があります。
- GP/General Purpose=一般的な貨物
- HQ/High Cube=通常のコンテナと比べて高さが1フィート高い物
高さを1フィート分、足している理由
なぜ、コンテナの高さを1フィート分、高くしているのでしょうか? その理由を知るために、一度、40フィートの体積を算出してみましょう!40フィートコンテナの仕様は、次の通りです。
種類 | 長さ | 幅 | 高さ |
40フィート(GP) | 40フィート | 8フィート | 8.06フィート |
40フィート(HQ | 40フィート | 8フィート | 9.06フィート |
この仕様を基準に体積を計算すると、次の通りです。たった1フィート違うだけで、40フィートコンテナ全体で300ほどのスペースが増えます。つまり、HQコンテナは、軽量でかさばりやすい物、例えば、アパレル品などを輸送するときに活用することが多いです。しかも、輸送料金は、通常のコンテナ(GP)とほとんど変わらない点も素晴らしいです。
- GP 40×8×8.06=2579.2
- HQ 40×8×9.06=2899.2
まとめ
- 40フィートのGPとHQの違いは、コンテナの高さにある。
- GP=一般貨物、HQ=体積を必要とする貨物の輸送に適している。
- GP、HQの輸送料金は、ほとんど変わらない。