海上輸送の距離を計算する方法
海上輸送の距離を簡単に計算する方法
をご紹介します。「Sea Distance Calculator」を使うだけです。find start port(出発港)とfind destination port(到着港)に港名を入れます。
港名を入れると、下に港の候補が表示されます。出発港と到着港の両方に入力した後「calculate」を押します。
DISTANCEの部分が距離を示します。「NM」=ノーティカルマイルの略です。
1KN=約1.85km
単純に二倍するとkmに変換できます。余談ですが、航空では「SM」=スタチュートマイルを使います。こちらは、1.6をかけるとkmに変換できます。
海上輸送と船速の関係
海上輸送では「knot(ノット)」という単位を使います。1knotは1.8kmです。このスピードは、マリントラフィックの船舶に関する詳細な情報欄に記載されています。
海上輸送の速度、いわゆる「船速」は、船舶の種類(船その物の性能)、積み荷料(喫水)、風速、コース等、船舶のぼろさなどにより決まります。
平均的な船の速度は、次の通りです。
- クルーズ船=20ノット以上
- コンテナ船=15~25ノット
- ばら積み船=12~14ノット
- RORO船=15~21ノット
中でも日本と近隣国諸国(中国や韓国)を結ぶフェリー船は、クルーズ船と同じく20ノット以上の船速があります。他の海上輸送と比較しても圧倒的に早いです。これが航空輸送と海上輸送の「間の存在」だと言われる所以です。
中国貿易をしている方は、なぜか海上輸送か航空輸送の二択しか知らない方が多いです。実は、第三の存在。航空と海上輸送の良い所どりのフェリー輸送があります。
国際輸送の雑談
海賊船映画等で「とりかじいっぱい」や「おもかじいっぱい」との掛け声を聞いたことはございませんか? 実はあの言葉にはしっかりと意味があるのですね!
- おもかじいっぱい=船体の進行方向に対してめいっぱい右側にきること
- とりかじいっぱい=左側にきることです。
実は、私が船舶免許を取得するときにもこの言葉を習いました。他、意外な部分は、航空機のコードシェアの仕組みですね!これも海上輸送から派生した物だと言われています。
海上輸送は歴史がある分、非常に面白い部分が大きいと思います!
*コードシェア=2社以上の航空会社により運航されている物です。例えば、予約は、JALで取ったのに実際の機体は、FDAやジェットスターの機体に乗るなどですね!
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