輸入許可後の混載便は通関業者に頼んではいけない理由

配送業者を探す方法 国際輸送
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日本国内に輸入、税関から輸入許可を得ると、貨物を受け取れます。輸入許可を得た貨物は、アライバルノーティスに記載されている倉庫に保管されており、荷主は指定の期限内(フリータイム)に、専門の運送業者(混載業者)または、自らのトラックで貨物を引き取ります。一般的な方法は、通関業者が手配をした混載便事業者が貨物を引き取り指定の納品場所に届けることが多いです。

もし、この国内配送料を少しでも削減したいときは、通関業者に依頼するのではなく、直接、港近くの「混載便事業者」に依頼をした方が良いです。そこで、この記事では、混載便事業者の見つけ方と、配送料金の決まり方についてご紹介していきます。

日本国内の配送の依頼は、通関業者を省いていた方が良い。

一般的な輸入申告から許可の流れは、通関業者に代理で申告をしてもらい輸入許可を取得する。その後、通関業者は、提携している混載便事業者に、倉庫名などを伝えた上で、輸入許可書、D/Oなどの書類を渡し、貨物の引き取り及び配送を依頼します。この場合における配送代金は、輸入通関料、取扱手数料とともに、国内配送料として、通関事業者の請求書に反映されます。

つまり、通関業者の請求書に掲載されている「国内配送料金」の中には、次の2つの料金が反映されています。実は、この中にある通関事業者のマージンが意外なほど、高く、2倍(提携先の混載事業者から発行される請求書の額に対して)ほどをのせていることが多いです。混載便の配送料金は、相場がわかりずらく、多くのマージンをのせても気づかれにくいためです。

  • 提携混載事業者への支払う料金(下払い)
  • 通関事業者のマージン

したがって「国際輸送の見積は通関業者には依頼しない方が良い」でもお伝えした通り、輸入に関わるすべての作業をワンストップで通関業者に任せるのではなく、なるべく、輸入作業を分解して、適切な所に振り分けて依頼した方が良いです。この場合であれば、通関業者に混載便の手配までをお願いするのではなく、輸入許可の取得までをお願いし、その先の部分は、直接、混載事業者に依頼します。

これによって、日本国内の配送における混載便料金に通関業者のマージンをのせる余地をなくすことができ、輸入コストの削減につながります。

自社で混載便業者に依頼する手順

では、実際、自社で混載便事業者に依頼するには、どのようなポイントがあるのでしょうか? 大きく分けると、次の3つがあります。

  1. 通関業者に自分で手配する混載事業者に貨物を引き取ってもらうことを伝える。
  2. 輸入許可になったら、許可書のコピーを送付してもらう。
  3. 自分でD/Oをピックアップして、D/Oの原本と許可書のコピーを混載事業者に送付する。

この1~3の内、最も手がかかるのが「D/O」という書類のピックアップです。輸入品を倉庫から引き取るときには、必ずD/Oと輸入許可書の2つが必要です。

D/Oは、アライバルノーティスに記載されている「D/O交換先」に指定の料金を支払うと発行される貨物の引換書です。通関業者経由で混載事業者を使うときは、このD/Oのピックアップも含めて対応してくれますが、直接、自身で混載事業者を頼むときは、自らD/Oをピックアップする必要があります。その後、D/Oの原本を配送会社に送付して、配送会社が貨物のピックアップができるようにします!

混載便事業者に伝えるべき4つのこと

ご自身で混載便事業者に配送を依頼するときは、どのような情報を伝えればいいのでしょうか?主なポイントは、次の4つです。

この中でも特に重要になるのが貨物の容積と長さです。送る貨物の容積は、縦×横×高×貨物の個数のことです。そして、混載便の配送料金は、この容積から「換算した重量」と配送先の距離で決まります。また、混載便で送れない貨物の大きさにも注意が必要です。いわゆる「長尺もの」は、一定の大きさ以上は配送を拒否されます。混載便で送れないときは「チャーター便」で配送します。

  1. 商品の内容
  2. 貨物の容積(B/Lを確認)
  3. 配送先
  4. 引き取り先の倉庫(アライバルノーティスを確認)

どうやって混載便事業者と見つければいい?

これまでの説明で通関業者に依頼せず、混載便事業者に頼む方法をお伝えしてきました。では、実際、混載便事業者は、どのように見つければいいのでしょうか? 最も簡単で手軽に探せるのは「タウンページ」です。港近くの区を確認して「○○運送」などと表記されている業者に電話で問い合わせをしてみれば良いです。特にコンテナターミナル近くに店舗を構えている運送会社は、混載便を運航している可能性が高いです。

配送業者を探す方法

【国内配送】混載便の料金はどのように決まるのか

まとめ

  • 輸入許可後、日本国内の配送は、通関業者に頼まない方が良い。
  • 通関業者によるもの、提携先の混載便事業者からくる請求額を2倍ほどしている場合が多い。
  • 通関業者には、輸入許可を受けるまで依頼をして、そこから先の配送は、自社が手配した方が良い。
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