ゼロから覚える航空輸送 運賃の計算方法 メリット・デメリット

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    航空運送は、少量の貨物をできるけ早く運ぶときに便利です。船と比べて輸送コストは上がるもの、圧倒的に早く輸送できます。そのため、商品の寿命が短いもの、高付加価値の貨物を輸送するときに適しています。そこで、この記事では、航空輸送の基本的な仕組み、運賃の輸送方法、メリット、デメリットなどをお伝えしていきます。

    ■この記事の結論

    • 航空輸送は少量の貨物を圧倒的に早い納期で運ぶときに便利
    • 航空運賃の算出は、実重量と容積重量を比較して重い方を基準にする。
    • 実重量とは、貨物本来の重さ。容積重量とは、容積を基準にした重さ
    • 容積重量は、縦(センチ)×横(センチ)×高さ(センチ)×貨物数/6000で求める
    • 基準となる重さを算出した後、航空輸送のレートをかける=航空輸送代金

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    航空輸送とは?

    飛行機で貨物を運べば大幅に輸送日数を減らせます。ただし、輸送日数が短縮される分、輸送コストが大きくなるのが特徴です。そのため、航空輸送を検討するときは、次の2つの観点を確認します。

    1. その貨物は、本当に急ぐ必要があるのか?
    2. 比較的、小さな物であって、高付加価値の商品なのか?

    上記、どちらも満たすときに航空輸送を考えるようにしましょう! 仮に航空輸送に適さないときは、海上輸送などに切り替えることも大切です。では、航空輸送と海上輸送には、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか? それを表した物が次の表です。

    航空輸送と海上輸送のメリットとデメリット

    輸送方法メリットデメリット
    航空輸送輸送日数が短いため、時間が経つと商品価値が無くなる物に適しています。一刻でも早く貨物を届けるときに便利です。また、海上貨物に比べて通関費用が安いことも特徴一にも二にも輸送料金が高いです。航空運送費用を吸収できる高付加価値の商品の輸送しか向いていないのが難点です。
    海上輸送大量の貨物を安く運ぶときに便利です。通常のドライコンテナの他、温度管理がされているリーファーコンテナなどもあり、温度調整が必要な貨物の輸送にも対応しています。航空輸送と比べて圧倒的に遅いことがデメリットです。また、輸送日数が長い分、貿易者の想定外のことが発生するリスクが高いです。例えば、戦争が始めってしまったり、船が沈没したりすることです。

    航空輸送の流れ

    航空輸送の流れは、次の通りです。

    1. 各荷主の倉庫から商品を出荷
    2. 航空代理店などの倉庫(保税地域)に搬入。
    3. 航空代理店が荷物ごとに輸出通関をする。
    4. 許可が下りたら、専用のコンテナ(ULD)に積み込む
    5. コンテナをターミナルへ移動
    6. 航空機に積み込む

    それでは、この流れをあなたが輸出者であるとして、もう少し詳しく見ていきましょう!

    外国にいる人と貿易をすることになりました。あなたは輸出者であり、相手が輸入者です。相手からの要求により、貨物は、ロサンゼルス空港のターミナルまで送ります。このとき、輸出者は、航空貨物代理店に問い合わせをします。このとき、相手に提供する情報は、次の通りです。

    • どこからどこへ(空港留め、それとも住所地までか?)
    • インコタームズ(輸入者との間は、どのような契約になっている?)
    • 荷物をピックアップしてもらう住所
    • ピックアップしてもらうときの都合がいい時間帯
    • 荷物の内容(何?=危険品はないのか?)
    • 荷物の大きさ(縦×横×高さ=センチ単位)と個数(出荷する全体個数)

    航空代理店は、輸出者から上記の情報を聞いた後、見積もり書を作成します。この見積もりで良ければ予約は完了です。

    次に、予約をした代理店から「いつ、何時までに○○空港の○○倉庫へ搬入してください」または、ピックアップに行くと伝えていきます。もし、ご自身で輸出用の貨物を配送するときは、航空代理店が指定する倉庫に荷物を送ります。あなたの会社が契約している配送会社にお願いをすればいいです。航空代理店にピックアップをお願いしているときは、ピックアップの時間までに貨物を用意しておきます。

    例えば、MOLさんであれば、次の場所が航空貨物の搬入先です。輸送先は、航空代理店によって異なるため、ご自身が予約(ブッキング)した所に確認します。

    貨物が搬入されたら、航空代理店は、荷主ごとに税関に対して「○○という輸出者が○○国へ○○をいくらで輸出します!許可をお願いします」という輸出申告をします。申告の結果、税関検査になれば、検査後。何もなければ、そのまま輸出許可です。輸出許可が下りると、航空代理店は、ULDという航空貨物専用のコンテナに詰みこみます。航空代理店は、この作業を繰り返し、すべての荷主の通関を終えます。

    荷物がいっぱいになったULDは、航空ターミナルへ輸送されて、予約している航空機に積み込みこまれます。以上が航空貨物が輸出されるまでの流れです。実は、この一覧の流れの中で何度が登場した航空代理店には、次の2つの業者タイプがあります。

    航空代理店・2つのタイプ

    1.IATA(イアタ)航空貨物代理店
    2.混載業者(コンソリ)やフォワーダー

    IATA(国際航空運送協会)とは、1945年に設立された国際組織です。主な目的として、旅客輸送と貨物輸送の両方について、安全性の向上、手続きの簡素化などを目指しているところです。この機関に代理店登録している業者のことを「IATA航空代理店」と言います。

    一方、IATAの代理店以外でも多くの混載業者やフォワーダーがいます。航空会社からスベースを借り受けて、そのスペースを再販売することで、収益を上げている業者です。フォワーダーは、輸送方面や輸送する貨物の種類によって、得意としている分野が分かれています。

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    フォワーダービジネス

    あるフォワーダーは、とにかく重量物の輸送を得意している。また、あるフォワーダーは、食品の輸送を得意としているなど、様々です。色々な特徴があるため、各フォワーダーのページなどをくまなくチェックするようにしましょう!

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    航空貨物の運賃と計算方法

    航空貨物の運賃は、どのように決まるのでしょうか? 航空代金は、実重量と容積重量を比較して、どちらか重い方を「その貨物の重量」とします。そして、航空貨物の運賃レートに対して「基準となる重量」をかけると、あなたが支払うべき航空輸送代金がわかります。具体的に見ていきましょう!

    1. 実重量と容積重量を比較検討。重い方が基準の重量
    2. 航空レート×基準の重量=航空輸送代金

    実重量と容積重量とは?

    輸送代金が決まる重量な要素は、重さと容積の2つです。この内、実際の荷物の重さのことと「実重量(Actual weight/アクチュアル・ウェイト)」、体積から換算する重さのことを「容積重量(Volume weight/ボリューム・ウェイト)」と言います。輸送する貨物の運賃をどちらを基準とするのかは、この実重量と容積重量を比較検討した後、重い方に決まります。

    一体、容積重量は何でしょうか。なぜ、重さに容積が関係するのでしょうか。これを理解するときに役立つのが鉄1000KGと綿1000KGの比較です。

    鉄100kgと綿の100kgだと、どちらが大きいの?

    鉄の塊が100キロと、綿の塊が100キロあるとします。どちらも重さは100キロで変わりません。では、2つは、何が決定的に違いますか。そうです。容積ですね。どう考えても鉄の100キロより、綿の100キロの方がスペースを占有します。つまり、単純な重さ(実重量)だけで料金を計算すると、占有するスペースの関係上、問題が起きます。

    そこでこの容積から既定の式を使い、容積重量を求めます。

    • 一個あたりの貨物の大きさ(縦、横、高さ 単位:cm)×貨物の個数/6000
    • 又は、一個あたりの貨物の大きさ(縦、横、高さ 単位:インチ)×貨物の個数/366

    その後、実重量と容積重量を比較して、重い方を「その貨物の重量」とします。その後、この基準の重さに対して、航空代金のレートをかけたものが「航空輸送代金」です。

    6000の部分は国よって7000とするところも有り
    1. 実重量を計算
    2. 容積重量を計算
    3. 重い方の重量を基準にして航空代金の料率をかける
    4. その他の加算料金

    実重量 容積重量

    1.実重量を計算(梱包後のグロスウェイト)

    まずは、貨物の実重量を計算します。仮に一つ10キロの重さがある箱が10個あるなら、10KG×10個=実重量は100キロです。

    2.容積重量を計算(梱包後の状態が基準)

    次にこの箱の容積重量を計算します。箱の大きは、20センチ四方であれば、容積は、20×20×20で8000立法センチ。これが10個あるわけですから、合計で80000立法センチです。容積重量は求めた容積を6000で割るため、80000/6000=13.3キロです。よって容積重量は「13.3キロ」であることがわかります。

    そして、この実重量と、容積重量を比べると、実重量=100キロ、容積重量=13.3キロであるため、この場合は、重い方の実重量100キロが基準の重さです。

    3.基準の重さに航空レートをかける

    この基準の重さに対して、航空貨物の代理店が提示する以下のような航空運賃をかけます。航空運賃は、航空会社または航空貨物代理店(フォワーダー)が出発地と送り先ごとに設定しています。また、荷物の重量によっても変わってきます。

    航空レートの例

    • Freight charge:$1.25 per KG
    • Security charge:$0.1 per KG

    上記の場合であれば….

    • Freight charge:$1.25×100=125$
    • Security charge:$0.1×100=10$

    航空輸送代金は、125+10=135$です。

    航空貨物運賃 = レート x 運賃適用重量(Chargeable)

    4.その他、加算される費用例

    運ぶ貨物のインボイスの価格が1kg辺り20us$を超える場合は、超える額の0.75%が従価料金として運賃に加算されます。

    以上、初心者向け航空運送の説明でした。

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    まとめ

    • 航空輸送は、とにかく早く輸送したいときに便利な配送です。
    • 納期が短い分、海上輸送代金よりも高くなりがちです。
    • 航空輸送をお願いするときは、航空代理店に依頼をだします。
    • 航空代理店は、業者によって多彩なサービスがあります。各社のホームページから強みを見つけましょう!
    • 見積もり依頼をするときは、どこの国へ、何をの他に実重量や容積などを伝えます。
    • 航空輸送代金は、貨物の実重量と容積重要のどちらか重い方を基準とします。
    • 容積重量は、6000立法センチ=1kgとして計算します。
    • 公式1:一個あたりの貨物の大きさ(縦、横、高さ 単位:cm)×貨物の個数/6000
    • 公式2:一個あたりの貨物の大きさ(縦、横、高さ 単位:インチ)×貨物の個数/36
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