【コロナ】コンテナ不足5つの理由とスペースの案内

コンテナ不足 国際輸送
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コロナの第三波が猛威をふるっている。欧米各国では次々とロックダウン。日本でも自衛隊に援助を要請するなど、事態が悪くなっています。一方、ワクチンや特効薬?が開発されたとの情報もあり、少しずつ、光が見え始めているとも感じます。

さて、コロナは、海運業界にも大きな影響を与えています。ご存じの通り、世界的な「コンテナ不足」により、輸送価格が上昇。航空機も運行を取りやめる中、今度は、海上輸送まで困難となりつつあります。まさにクライシスです!

そこで、この記事では、コンテナ不足が発生している5つの理由、コンテナ不足の見通し、今後、考えておくべき点についてご紹介をしていきます。結局、誰が儲かったか?(儲かっているのか?)についても言及します。

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コンテナ不足の見通しに関すること

空コンテナがないんだよ!

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■この記事の要点
  • コンテナ不足は、様々な複合的要因で発生
  • ある意味、便乗商法の側面も大きい。
  • 今回のコンテナ不足で儲かったのは以下3つ。
  • コンテナリース会社(投資家)、BOC、一部船会社/フォワーダー
  • コンテナの意味合いが変化
  • あまりコンテナ価格が下がる要素がない。

空コンテナの原因/理由

昨年から続くコンテナ不足は、一体、何が原因なのでしょうか? 様々な海外サイトと現役フォワーダー社長からの情報をまとめたところ…..

  • 複合的に様々な物が絡み合って発生。
  • 確かに、コロナが発端になっている。
  • でも、それに便乗する「闇の勢力」を感じる。

との「妄想・憶測」に至りました。事実は不明です。単なる「私の妄想」です。なので、この記事をご覧になっている方は、話20%ほどで軽く読み流していただければと思います。

単なる「妄想」です。私は、ただの妄想を記事にしているだけです。終始、妄想を語ります。

表の理由と裏の理由がある!?

様々な解説サイトを見ると、次の2つがコンテナ不足に至った原因だと解説されています。

  • 理由1:空コンテナの不足
  • 理由2:空コンテナの不足に伴う輸送ルートの再構築

コンテナ不足に至った経緯は、次の通りとも解説されています。

  1. コロナの感染が爆発
  2. ヨーロッパ、アメリカでコロナ関連の規制が強まる。
  3. 物流に関する検疫、港湾従事者の労働が制限される。(エッセンシャルワーカー以外)
  4. 米国、ヨーロッパの港に、空のコンテナ(デバン後)が返ってこない。
  5. 中国から空のコンテナが消える。
  6. 予想を上回るスピードで中国経済が回復する。
  7. 中国から出しの空コンが底を尽きる。
  8. 中国を中心として東西(アメリカ、欧州)のコンテナバランスが崩れる。
  9. 港で貨物を保管する動きが加速(BCO)
  10. さらに港のスペースが狭くなる。
  11. この間、さらにコロナの感染が広がる。
  12. コンテナのピック、トラック輸送等も大きく制限される。
  13. さらに物流関係がマヒする。

複合的な要因

上記の流れの中、次の複合的な要因が加わり、今日のような異常な価格になったようです。

  1. 空コンテナが返ってこない。
  2. コンテナリース料金の値上げ
  3. 投資家の流入
  4. 船会社による配船転換

1.空コンテナが返ってこない。

新型コロナの影響により、マスクや手袋、衣料品など、ecサイト向けの商品の需要が急増。この需要が北米方面及びヨーロッパ方面に急増しました。コンテナは実入りの物と空の物が行き来を繰り返しバランスを保ちます。それが米国やヨーロッパの主要国へ行ったきり、空コンテナが返ってこない状態が続いています。

空コンが返ってこない理由は?

アメリカやヨーロッパにおける……..

  • 港湾従事者の不足
  • トラック運転手がいない。
  • 工場や倉庫で荷受けをする人がいない。

などの理由により、内陸部に行ったコンテナが返ってこない=米国やヨーロッパ各国に空コンテナが大量に滞留しています。

2.コンテナリース料金の値上げ

コンテナリース各社(以下、大手三社)は、空コンテナの不足を解消するために、コンテナを新しく作るものの、コンテナ自体の製造コストも上昇(コンテナの製造には6週間ほど)。コンテナ不足の市場原理が働き、コンテナのリース料金が上昇しています。

実際、コンテナが港や輸出先国内で滞留すると、コンテナのリース料が支払われ続けるため、コンテナリース会社としては、おいしいです。おいしいから、できれば、この状況が続いてほしい。そんなのが本音なのかな?と妄想しています。

3.投資家の流入(投機マネーの流入)

2つ目は、コンテナの重要性に目を付けた投資家たちの投資マネーの流入です。(投機と言った方が適切)現在、欧州、アメリカ、日本等を始めとした主要国がコロナ対策の名目の下、どんどんとお金を刷り続けています。(財政出動)つまり、市中にお金がだぶついます。

関連:こちらのようにコンテナ投資の方法を指南する情報もあり!

しかしながら、ご存じの通り、コロナ下では、中々、良い投資先を見つけられません。投資をしてもリターンが望めないからです。投資家としては「手元にお金が余っている。でも、中々、良い投資先がない。」そこで目につけたのが「コンテナ」です。

ご存じの通り、コンテナは、最も実需があり、世界の血液のような存在です。この「必需性」に目を付けた投資家達が次々と投資を続けている。私は、このように予想しています。

以下の画像をご覧ください。こちらは、コンテナリース会社、TRITON International、Textainer Group、CAI Internationalの株価の推移です。株価が上昇を続けています。

画像元:ヤフーファイナンス / https://finance.yahoo.com/

画像元:ヤフーファイナンス / https://finance.yahoo.com/

画像元:ヤフーファイナンス / https://finance.yahoo.com/

4.船会社による配船転換

船会社による儲かる航路への配船転換も大きな要因の一つです。実は、今回のコロナ下により、コンテナ船の運航会社は、短期的な利益を上げるために、 必要とされている場所ではなく、最も儲かる路線にコンテナや配船を振り分けていることがわかっています。

実際、船会社「ONE」については、英文サイトにも以下の通り伝えられています。ONEは、創業時から苦戦する日々が続いていましたが、ここにきて「特需」の恩恵を大きく受けたようです。実際、ONEの決算報告においても「業績は予想以上に好調だった」と記されています。

Japanese ocean carrier ONE has reported a profit of $515m for its second quarter, between July and September, and said it was on track to be $1bn in the black for the full year.

引用元のサイト

その他、天津港周辺で発生した大規模な電力不足などもあり、さらにコンテナ物流が乱れることになりました。ちなみに、コロナによるコンテナ不足は…..

  1. 40のハイキューブコンテナ
  2. 40の一般コンテナ
  3. 20の一般コンテナ

の順序で発生し、特に青島、寧波、上海の港で貨物が滞留したとのことです。また、最近では、海上輸送による運航を諦めて、鉄道やトラックによる輸送に切り替えるところも続出。結果、コロナによる物流の影響は、鉄道輸送やトラック輸送にも大きな影響を与えています。(中国大陸)

コンテナ不足の根本的な理由

今回、空コンテナ不足を発端として、コンテナ危機が発生したわけですが、根本的な理由は、次の2つにあると考えます。

  1. 中国やアジアへの一辺倒なサプライヤーチェーンの仕組み
  2. 中国に頼りすぎている。

1.サプライチェーンのとらえ方

結局の所、製造地はアジア、消費地は欧米や北米という「スタンダードな形」でサプライヤーチェーンを構築している点にあると考えます。2020年現在、各国はFTAやEPA等が充実してきているため、これらの協定を活用すれば、もう少し分散したサプライヤーチェーンを作ることもできるはずです。

例えば、コンテナ不足が発生している現時点においても、北米と中米との海上輸送はうまくいっているようです。となると、中米に工場を構えて製造していた人は、少なくても北米向けの輸出は、継続できていた可能性が高いです。

やはり、製造地と消費地、この2つのとらえ方をもう少し分散するべきだと考えます。また、コンテナ自体の製造のほとんどが中国で行われていることも根本的な原因の一つだと考えます。この辺りももう少し分散製造ができないかと感じております。

また、それとは別のお話として、コンテナ自体の製造をほぼ中国一国が担っているような状況にあるのも問題です。コンテナを製造するときの鉄鉱石はブラジルからの輸入に頼っています。しかしながら、このブラジルからの船自体の輸送が難しければ、コンテナの製造も難しいです。

コンテナ不足の見通し

一体、コンテナ不足は、いつまで続くのでしょうか? コンテナリース会社/TritonのCEOは、次のように述べています。

“Our customers expect there will be a fairly significant shortage of containers at least until the Chinese New Year, in mid-February,” Brian Sondey, Triton’s CEO, stated in October.

引用元:こちらのサイト

→少なくとも2月中旬の旧正月まではコンテナがかなり不足するだろう

ただし、私の個人的な見解を申し上げると、この見通しは少し楽観的かな?と感じます。と言いますのは、記述の通り、コンテナ不足の理由には、表側の理由と裏側の理由の2つがあります。裏側の理由は、関係者が「現在の状況を望んでいる」可能性すらあります。

また、投機マネーが積極的に流入しているため、物言う株主は、さらに収益をあげるために、株主の立場からコンテナリース会社にこう進言する可能性もあります。

「もっとコンテナリース料金をあげろ!」

もちろん、こんなことは、私の妄想、予想です。何の根拠もないです。でも、これ以上に投機的なマネーが流入するのは、何となく危険な臭いがします。

あなたは、どのように感じるでしょうか? 本当に旧正月を過ぎれは、コンテナ価格は、通常通りの戻ると思いますか? もし、戻らない場合は、その辺りの含めて戦略を考えていますか?

CAxは、若干の希望の光が….

「CAx」のグラフを見ると、コンテナ不足は、2020年の38週から、2020年の49週までが特に酷い状況でした。49週目以降は、若干の回復傾向です。詳しくは「CAxの使い方」をご覧ください。

コンテナ可用性

関連記事:SOCコンテナを使えば、コンテナ不足は乗り切れる?

コンテナ不足への対応方法

コンテナ不足の現状を踏まえて、世界の貿易者は、あの手、この手と対応方法を実行しています。

例えば、複数の荷主で、ある船を「専用船」として運行する事例。また、他の荷主は、ドライコンテナ以外のコンテナを強引に活用し輸送している事例もあります。その他、次の点を意識しましょう!

  • 特に不足している40フィートを使わないように、分割する。
  • 輸送スペースを確保するために、早く契約する。
  • 事前にフォワーダーと密に連絡を取り合い、輸送契約をしておく

もし、どうしてもコンテナを確保できない場合は、スペースを確保し続けている独立系フォワーダーを頼ると良いです。必ずスペース確保の力になってくれます!

余談・結局、誰が儲かったのか?

おそらく、次の立場にいる方にかなりの恩恵があったと考えています。

  1. コンテナリース会社
  2. コンテナリース会社の投資家(持ち株会社も含む)
  3. 船会社
  4. BCO
  5. 一部のフォワーダー

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