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目次

  1. 中国からの輸入 税関トラブルを回避する方法
    1. 1. 輸入通関の基本
      1. 必要書類
      2. 中国商品の通関に対する事前準備
    2. 2. HSコードの正しい特定方法
      1. HSコード確認手順
      2. HSコードの注意点
    3. 3.輸入規制、商品仕様
      1. テキスタイル・衣類 / 代表HSコード
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      2. エレクトロニクス
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      3. 電磁波関連品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      4. 室内用家具
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      5. アウトドア製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      6. 革製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      7. 園芸用品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      8. 室内照明
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      9. 屋外照明
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      10. バス&サニタリー
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      11. キッチン・家電製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      12. プラント&プラント製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      13. おもちゃと子供向け製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      14. 自転車とヘルメット
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      15. 化粧品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      16. 装飾品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      17. ペットアクセサリー
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      18. スポーツ&アウトドア用品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
    4. 4. よくある通関トラブル
      1. 書類関連
      2. 手続き関連
      3. 1. HSコードの誤申告
      4. 2. 通関書類の不備
      5. 3. 原材料の規制違反
      6. 4.知的財産リスク
      7. 5.レンジアウト問題
      8. 6.評価漏れ、値引きなど
    5. まとめ
      1. 次回予告

中国の商品が到着!税関手続きでトラブルを回避する方法

  1. 中国からの輸入 税関トラブルを回避する方法
    1. 1. 輸入通関の基本
      1. 必要書類
      2. 中国商品の通関に対する事前準備
    2. 2. HSコードの正しい特定方法
      1. HSコード確認手順
      2. HSコードの注意点
    3. 3.輸入規制、商品仕様
      1. テキスタイル・衣類 / 代表HSコード
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      2. エレクトロニクス
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      3. 電磁波関連品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      4. 室内用家具
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      5. アウトドア製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      6. 革製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      7. 園芸用品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      8. 室内照明
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      9. 屋外照明
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      10. バス&サニタリー
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      11. キッチン・家電製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      12. プラント&プラント製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      13. おもちゃと子供向け製品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      14. 自転車とヘルメット
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      15. 化粧品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
        2. 梱包方法・輸送上の注意点
      16. 装飾品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      17. ペットアクセサリー
        1. 他法令・留意点・製品仕様
      18. スポーツ&アウトドア用品
        1. 他法令・留意点・製品仕様
    4. 4. よくある通関トラブル
      1. 書類関連
      2. 手続き関連
      3. 1. HSコードの誤申告
      4. 2. 通関書類の不備
      5. 3. 原材料の規制違反
      6. 4.知的財産リスク
      7. 5.レンジアウト問題
      8. 6.評価漏れ、値引きなど
    5. まとめ
      1. 次回予告

中国からの輸入 税関トラブルを回避する方法

中国からの貨物輸入において、通関手続きは非常に重要なステップです。適切な事前準備と手続きを通じ、税関での遅延やトラブルを防ぎ、スムーズな輸入を実現できます。

この記事では、輸入通関の基本、必要な書類、HSコードの正確な特定方法、輸入規制、そしてよく発生する通関トラブルとその対策について詳しく解説します。

1. 輸入通関の基本

輸入通関とは、税関に対して「中国からこういう商品を輸入します。商品はこれ。関税率は何パーセントで計算。これを納税します。だから、輸入を認めて下さい。」とお願い(=輸入申告)をすることです。

税関は、輸入申告に対して、書類を審査。必要な場合は、現物を審査(=税関検査)し、輸入の可否を判断します。申告内容と実物が正しいと判断できる場合に輸入を許可します。

輸入許可済みの貨物は、外国貨物から内国貨物に変化します。これにより、外国貨物を保管する場所(保税区)からの引き取りができます。

全ての外国貨物は、税関の輸入許可を受けた後、日本に流通しています。但し、中国から小包程度で輸入した経験しかない方(海外通販も同様)は、輸入通関の手続きが不要で貨物が到着する為、ご存じでない方も多いでしょう。

もし、あなたが商業ベースで中国から貨物を輸入する場合は、同様に輸入通関が必要です。輸入通関は、ご自身ですることもできますし、通関業者と呼ばれる専門業者に委託もできます。輸入実務では、費用的な部分、手間等を考えて、通関業者に依頼するのが一般的です。

全ての輸入貨物は、日本税関の許可を持って流通しています!

必要書類

輸入通関で必要な書類は、次の通りです。

  • インボイス=中国のサプライヤーが作成
  • パッキングリスト=中国のサプライヤーが作成
  • B/L(船荷証券)=中国側又は日本側のフォワーダーが発行
  • 原産地証明書=中国のサプライヤーが作成
  • 各種許可証・証明書=中国のサプライヤーが作成

輸入通関で必要な書類は、中国側のサプライヤーが用意し、それを受け取り、日本側の税関に提出します。フォワーダーの中には、サービスとしてインボイス等を作成している所もあります。

しかし、これは違法行為です。そもそもフォワーダーに書類を作る権限はないです。必ず中国側のサプライヤーに作成してもらいましょう。なお、中国側のサプライヤーが作成する書類には、表記上のミスが多いです。特に税関から指摘をされやすいミス項目は次の通りです。

  • インボイス:中国産なのに違う原産国が表記されている。
  • インボイス:数量や価格情報が違う。
  • 記載のHSコード:日本側のHSコードと全く違う→ 貨物が違うのでは?
  • パッキングリスト:数量や数値が合わない。
  • インコタームズとフレイトの支払い関係がおかしい。

これらのミスをできるだけしないことで、通関にかかる時間を短縮できます。

中国商品の通関に対する事前準備

その他、中国商品の通関を素早くするためのポイントは、次の4つです。

  • HSコードを確認する。
  • 関税率を確認する。
  • 規制品目の確認
  • 許認可取得の有無

上記と同時に次の4つの仕組みを活用することで、さらに通関が素早くなります。

  1. 税関コードの取得による輸入実績の記録
  2. 予備申告をする。
  3. 個別搬入(HDS)を設定する。
  4. 又はフェリー船を利用する

2. HSコードの正しい特定方法

HSコード

とは、商品の分類を示す9桁の数字です。HS条約に基づき世界各国共通の物を使用しています。世界共通部分は数字の左側から数えて6桁迄。日本は、この6桁に3桁をプラスした9桁で運用しています。

輸入する商品は、どのHSコードに該当するのか?





は非常に重要です。なぜなら、HSコードには、輸入関税率と適用される法規制が記載されているからです。逆に言うと、商品のHSコードを調べずに輸入する行為は、リスクが高いです。

HSコード確認手順

では、どのようにしてHSコードを確認すればいいのでしょうか? 中国輸入の初心者なら、最も簡単でお手軽な税関の事前相談がおススメです。

  • 税関に聞く(税関の事前相談、事前教示)
  • 通関業者に聞く
  • 自分で調べる(例:ウェブタリフなどを活用)

各地にある税関では、輸入に関する各種相談を受け付けています。商品のHSコードを調べるときも、この税関相談サービスを活用できます。税関への相談は、窓口に訪れて行う他、電話やメール等でも可能です。また、税関の事前相談よりも正確で拘束力がある事前教示制度も便利です。

HSコードの注意点

既述の通り、HSコードは、関税率や適用される法律に密接に関係します。

  • 正確な分類の重要性
  • 税率への影響
  • 規制確認との関連
  • 誤分類のリスク

例えば、税率が違う所のHSコードを適用し、誤って輸入申告をすると、本来、納めるべき税額が少なくなりますね!納税額が小さくなることは、税関は良しとしないです。額によっては、過少申告加算税、無申告加算税、重加算税などがかかります。

他、HSコードの採番ミスは、輸入規制にも影響します。輸入規制とは、この商品を輸入する際は、税関とは別の機関から確認や許可が必要になるなどのルールです。

例えば、お酒、化粧品、ベビー用品などです。輸入規制は、輸入難易度に直結します。中国のサプライヤーから商品を購入。日本の港まで輸送してきたければ、輸入規制をクリアしないので、全量破棄や積戻しなどのケースもあり得ます。

この場合、輸入者は、関連する全ての責任を負う義務があります。当然、仕入れた額も全損の上、日本までの輸送費や保険代金等の他、貨物の破棄代金も発生する可能性すらあります。

HSコードは、日本側の関税率、適用される輸入規制と密接な関係があります。正確なHSコードの採番は、輸入リスクを下げることにもつながります。

3.輸入規制、商品仕様

ここでは、日本に輸入する際の代表的な輸入規制をご紹介します。本記事の輸入規制とは、輸入時の規制と輸入後の国内規制の2つをまとめて扱っています。

  • 輸入時の規制→ 他法令
  • 輸入後の国内規制 →法令上の規制や表記義務、各種業界団体によるラベル表示規制

商品ごとのラベル規制などは、個々の業界により様々です。完全に網羅することは難しいため、より正確で確かな情報は、ミプロ又は、業界団体の公式サイトなどを確認してください。

業界団体の例:全国チョコレート業公正取引協議会

テキスタイル・衣類 / 代表HSコード

  • ズボン/6203
  • Tシャツ/6109
  • ショートパンツ/6204
  • プルオーバー/6110
  • カーディガン/6110
  • アウトドアウェア/6202
  • コート/6201
他法令・留意点・製品仕様
  • 原産地の虚偽または誤認表示がないこと
  • 偽キャラクターや偽ブランド商品などの知的財産権侵害
  • 家庭用品品質表示法: 繊維製品には原材料や洗濯方法などの表示
  • 消費生活用製品安全法: 特に子供向けの商品に注意
  • 有害物質規制: 特に肌に触れる製品は注意
  • REACH証明書(参考情報)
  • AZO-DYEテスト報告書(参考情報)

エレクトロニクス

  • 掃除機/8508
  • 電動工具/8467
  • 家庭用暖房/8418
  • 家庭用冷房/8415
  • 給湯器/8419
  • シーリングファン/8414
  • 冷蔵庫/冷凍庫/8418
他法令・留意点・製品仕様
  • 電気用品安全法(事業届出、技術基準適合)
  • PSEマーク

電磁波関連品

  • 電子レンジ/8516
  • 携帯電話およびコードレス電話/8517
他法令・留意点・製品仕様
  • PSEマーク
  • 電波法

室内用家具

  • 椅子/9401
  • 布張りの家具: 布製カバー、革製カバー/9401
  • ダイニングテーブル/9403
  • 木、金属、ガラス製の棚/9403
  • ロッカー、キャビネット/9403
他法令・留意点・製品仕様
  • 消費生活用製品安全法
  • 家庭用品品質表示法
  • 植物防疫法(仕様による)
  • ワシントン条約(仕様による)
  • 化審法:防腐処理や防虫処理をしている場合、注意!
  • FSC認証:熱帯材を使っている家具は注意
  • 家具等に隠してクスリ関係を密輸している疑義を持たれる

アウトドア製品

  • キャンプ用スツール/9401
  • キャンプテーブル/9403
  • 肘掛け椅子/9401
  • デッキチェア/9401
  • モザイクテーブル/9403
  • キャンプ用ラウンジチェア/9401
他法令・留意点・製品仕様
  • 家庭用品品質表示法
  • 消費生活用製品安全法

革製品

  • レザーウェア/4203
  • バッグ/4202
  • ベルト/4205
  • 財布/4202
  • 時計ストラップ
  • 革の手袋/4203
  • ヘッドギア
他法令・留意点・製品仕様
    • 家畜伝染病予防法(革の原皮)
    • ワシントン条約
    • 知的財産権の侵害: ブランド品の偽造品として没収される可能性がある。
    • 動物由来の製品: ワシントン条約に抵触する場合がある。
    • 偽造品のリスク: ブランド名やロゴが含まれる場合、知的財産権の侵害
    • 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法): 使用される化学物質
    • 高関税商品
    • 関税割り当て(関税を安くする仕組み)
    • 関連情報:六価クロム、ジメチルフマラート
梱包方法・輸送上の注意点
    • 防水性の袋: 湿気から保護するために、防水性の袋やプラスチックフィルムで包む。
    • 緩衝材: エアキャップやバブルラップで包み、衝撃を吸収。
    • 温度変化や湿気に敏感なため、適切な温度管理を行う。
    • 輸送中に折れたり、型崩れしないようにしっかり固定する。

園芸用品

  • パーティーテント/6306
  • 園芸工具/8201
  • シャベル、斧/8201
  • 手動トリマー/8201
  • はしご/7308
他法令・留意点・製品仕様
    • 消費生活用製品安全法
    • パーティーテント→追加料金や特別な手続きが必要になることがある。
    • シャベル、斧、手動トリマー→ 刃物類として規制されることがある。
梱包方法・輸送上の注意点
    • 頑丈な段ボール箱: 重量物には強化段ボール箱を使用。
    • パレット使用: 大きなアイテムはパレットに固定して輸送。
    • 重量がある場合はフォークリフトで移動できるように固定する。
    • 鋭利な部分が外に出ないように注意する。

室内照明

  • テーブルランプ、電気スタンド/9405
  • LED電球、ハロゲン、白熱電球/8539
  • ポータブル照明器具/9405
他法令・留意点・製品仕様
    • 電気用品安全法
    • 事業届出
    • PSEマークの表示
    • 一部の電気機器は危険物と見なされる可能性がある
梱包方法・輸送上の注意点
    • 二重梱包: 内部に緩衝材を入れた後、外側も段ボールで包む。
    • 固定バンド: パレットの場合は固定バンドでしっかりと固定。
    • 脆弱なガラス部分を保護するために特別な梱包材を使用。
    • 電気製品は水濡れ対策を行う。
    • リチウム電池を使用している場合、航空輸送での制限がかかる可能性がある。

屋外照明

  • 投光器、作業灯/9405
  • LED付き屋外照明(装飾用および産業用)
  • 通路を照らすライト
  • 太陽電池を搭載した照明器具
  • ソーラートーチ等
他法令・留意点・製品仕様
    • 電気用品安全法(事業届出、技術基準適合)
    • PSEマーク
    • IP規格・防水保護構造及び保護等級(屋外照明)

バス&サニタリー

  • シャワーヘッド/8484
  • シャワーホース(金属・プラスチック)/8484
  • バスルームアクセサリー
他法令・留意点・製品仕様
    • 水道法に基づく基準を満たさないと通関で問題になる可能性あり
    • JWWAマーク
    • 消防法(難燃性)

キッチン・家電製品

  • トースター/8516
  • グラインダー/8509
  • クッキングプレート/8516
  • 電気ポット/8516
他法令・留意点・製品仕様
    • 食品衛生法(食品が触れる部分)
    • 電気用品安全法(事業届出、技術基準適合)
    • PSEマーク

プラント&プラント製品

  • 果物/0805
  • 野菜/0709
  • 植物/0602
  • 根/0714
  • 種子/1209
他法令・留意点・製品仕様
    • 植物検疫証明書なしでは輸入できない。
    • 腐敗や病害虫のリスクも考慮する必要がある。
    • 植物防疫法
    • 食品衛生法(食べ物)
    • 植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate)
    • ワシントン条約
    • 植物の加工品=植物防疫法の対象外(例:木の机など)
    • 加工具合により検疫対象かが変わる(例:生豆、焙煎豆)
梱包方法・輸送上の注意点
    • 通気性のある箱: 新鮮さを保つため通気性のある段ボール箱を使用。
    • 冷蔵または冷凍輸送: 必要に応じて冷蔵または冷凍状態で輸送。
    • 温度管理が重要。適切な温度帯での輸送が求められる。

おもちゃと子供向け製品

  • 子供用ベビーベッド/9403
  • 子供用おもちゃ/9503
  • ぬいぐるみ/9503
  • 人形/9502
  • 子供用アクセサリー/9503
他法令・留意点・製品仕様
    • 子供向け商品は特別な安全基準がある。
    • 食品衛生法
    • STマーク
    • 電気用品安全法(交流電圧で動く製品)
    • 知的財産権
    • 特に乳幼児が使う前提または、口に入れる可能性があるのは注意!広く規制の対象
梱包方法・輸送上の注意点
    • 安全基準を満たす梱包: 鋭利な部分がないようにしっかりとした梱包を行う。
    • 緩衝材使用: おもちゃなどはエアキャップやバブルラップで保護。
    • 子供向け製品は特に安全性が求められるため、安全基準を確認する。

自転車とヘルメット

  • 自転車/8712
  • ヘルメット/6506
他法令・留意点・製品仕様
    • 消費生活用製品安全法
    • 型式指定制度
    • 輸入通関証明書
    • 道路交通法
梱包方法・輸送上の注意点
    • 専用ボックスまたは段ボール箱: 自転車専用のボックスまたは強化段ボール箱で梱包。
    • 部品分解: 輪行袋や専用バッグを使用して部品を分解して収納することも考慮。
    • 輪やハンドルなどが傷つかないようにしっかりと固定。

化粧品

基本は手を出すべからずな商品です。海外の化粧品(定義を満たす物)は、化粧品製造販売業の許可が必要。この許可は非常に難易度が高い。かつ資本が必要な為、個人事業主程度では難しいです。個人事業主で海外化粧品を取り扱いたい場合は、すでに化粧品製造販売業の許可を持つ会社名で輸入し、国内取得する方法が現実的です。いわゆる化粧品の輸入代行サービスです。

  • アロマテラピー/3303
  • ヘア製品/3305
  • ネイルケア製品/3304
  • 石鹸/3401
  • シャンプー/3305
  • ローション、日焼け止め、タトゥー、アートメイク/3304
他法令・留意点・製品仕様
    • 薬機法
    • 基本、非常に難易度が高い。
梱包方法・輸送上の注意点
    • 漏れ防止対策: 液体の場合は漏れ防止のため密閉容器に入れる。
    • エアキャップ使用: 衝撃から守るためエアキャップで包む。
    • 温度変化による影響を受ける場合があるので適切な温度管理が必要。

装飾品

  • フィギュア/9503
  • 鳥小屋/4421
  • ハロウィーンの装飾、クリスマスの装飾/9505
  • リボン/5806
  • ファッションジュエリー/7117 OR 7113
他法令・留意点・製品仕様
    • 知的財産権侵害リスク
    • 景品表示法

ペットアクセサリー

  • フードボウル/6912 OR 3924
  • 犬用リード/4201
  • クッション/9404
  • 巣箱、鳥の餌箱/4421
他法令・留意点・製品仕様
    • 食品衛生法
    • 日本玩具安全基準(ST基準)
    • 知的財産権
    • 電気用品安全法(交流で動く製品)

スポーツ&アウトドア用品

  • フィットネスアクセサリー/9506
  • ヨガマット/9506
他法令・留意点・製品仕様
    • CE、GS、NSF認証を受けている製品がおススメ
    • ダンベルやゴムバンド、トレッドミルなどの器具は、一定の重量制限や強度試験あり

上記の輸入に関する下調べ等が全て終わったら、中国のサプライヤーとの話を進めていきましょう!

4. よくある通関トラブル

ここでは、よく発生する中国商品に関する通関トラブルをご紹介します。

書類関連

  • 記載内容の不備
  • 書類の不足
  • 数量相違
  • 価格相違

手続き関連

  • 税関検査の長期化
  • 関税評価の相違
  • 分類の相違

1. HSコードの誤申告

  • 問題: 輸入貨物のHSコードを間違えて申告。結果、過少申告加算材がかかった。
  • 対策: 輸入前にHSコードを確認すること

2. 通関書類の不備

  • 問題: 輸入書類(原産地証明、商業インボイス、パッキングリストなど)が不正確だったため、税関審査の時間が通常よりも長くなった。
  • 対策: 輸入前に必要な書類をすべて確認する。

3. 原材料の規制違反

  • 問題: 中国で製造された商品が日本の規制(例:食品添加剤、農薬残留等)に適合していないため、貨物が留められた。結局、輸入できないことが判明し全量を破棄した。
  • 対策: 輸入前に日本の規制に適合するかを確認し、必要な試験や検査を実施する

4.知的財産リスク

  • 問題:商標権を侵害しているおそれがある貨物を輸入しようとした結果、認定手続きの後、貨物を全量破棄することになった。
  • 対策:ブランドものは要注意。特に中国製品は疑義を持たれる可能性が高い。

5.レンジアウト問題

  • 問題:輸入申告をした結果、申告価格が安すぎる(レンジアウト)と指摘された。結果、税関の書類審査が厳しくなると同時に、現物貨物の検査に至った。
  • 対策:中国商品は、価格がレンジアウトしやすいです。レンジアウトとは、中国から同じ商品を輸入している他の荷主の申告価格を比較し、一定のレンジから外れている場合に指摘状態のことです。例:他の荷主が100円と申告している所を30円と申告するなど。 今一度、中国サプライヤーに確認をして、貨物本来の正しい申告価格を記載するように伝えます。インボイスのアンダーバリューは脱税行為です。

6.評価漏れ、値引きなど

  • 問題:中国の工場で生産するための一部の部材を日本から送っている又は、前回の不良分を今回のインボイスから引いている場合において申告すべき価格に間違いがあった。
  • 対策:インボイスに記載する金額は、副資材を日本から送付している場合は、その副資材の額と送料。不良品の値引きをしているなら、値引きをしない額を記載することが正しいです。

インボイスに記載する額(申告価格)は、貨物が持つ本来の価格を記載します。前回の不良分の値引きを受けているなどの理由から申告価格を下げることはできないです。値引き等に関係なく、貨物が持つ本来の価格が申告価格です。

まとめ

通関手続きは輸入の重要なステップです。信頼できる通関業者と物流パートナーを選び、十分な事前準備を行うことで、多くのトラブルを回避できます。

次回予告

第7回:中国商品の輸入許可後の国内配送

  • 倉庫選定
  • 在庫管理
  • 配送最適化

 

 

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