国際郵便で植物(種など)を輸入するときの4つのポイント

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国際郵便を利用すれば、比較的、簡単に海外の植物を輸入できます。国際郵便は、日本に到着したときの通関手続きをしなくても良いからです。(20万円以下)通常、植物を輸入するときは「植物防疫法」という法律が関係します。植物を輸入するときは、この法律を満たすことが求められます。ただし、実際に、この法律を守ろうとすると大変です。

全く通関に関する知識がない人が、植物防疫法に挑戦するのは難しいです。ただし、既述の国際郵便を使った輸入であれば、この植物防疫法の手続きもすべて税関職員や郵便職員が行ってくれるため、とても便利な仕組みです。

そこで、この記事では、国際郵便を使って植物を輸入するときの4つのポイントをご紹介していきます。なお、今回の前提条件として植物は、花、種、コーヒーなどの加工食品などを指します。また、輸入する目的は「個人使用目的」が前提です。

国際郵便で植物を輸入する方法

海外から植物を輸入するときは、一般的には、コンテナなどで輸送することが多いです。ただ、この輸送方法だと、個人が少量を輸入する上では、輸入単位が大きすぎます。そこで国際郵便を活用します。国際郵便を使えば、ダンボール一つから輸入ができる上、植物防疫法を含めて、通関処理を自動的にしてくるためです。

ただし、国際郵便を使って輸入するときであっても、次に示す4つののポイントを守る必要があります。

  1. 輸入禁止の植物ではないこと
  2. 輸出国で発行される検疫証明書を用意すること
  3. 小包としてパッキングされていること」
  4. 外装に適切なラベルをはりつけること」

この1~4を守ることが大切です。これらについて順番に説明していきます。

1.輸入禁止の植物ではないこと

最も重要なことは「日本に輸入禁止になっている植物ではないのか?」の確認です。これが大前提です。「〇〇国から、●●という植物を輸入したい!」と考えたら、まずは「輸入条件データベース」を使って輸入禁止品に指定されていないかを確認します。この調査をするときに必要な情報が「植物の学名」と「部位」です。学名とは、一般的に知られているアサガオなどの名称ではなく、もう少し難しい呼び方のことです。

例えば、アサガオであれば「ナガバアサガオ」「コバノウラジロアサガオ」、バナナは「センナリバナナ」「フェイバナナ」などです。正直、花の専門家でないと、学術名を知るのは難しいです。そこで「植物和名ー学名インデックス YList」などを使います。このサイトを使えば、調べたい植物の名前を入力するだけで、学名を調べられます。

また、部位とは、輸入する植物の「場所」を聞いています。果実であるなら生果実、表皮であるなら「表皮」などです。このとき、輸入する部位によっては、薬効成分の関係上「薬機法」に関係する可能性もあります。薬機法に該当するときは、植物検疫とは別の条件があるため、各地の薬務課へ聞きます。(都庁や県庁)

上記で説明した「輸入条件データベース」に、輸入国、学名、部位の3つの条件を入れて検索すると「輸入可能かどうか」がわかります。この簡易的な結果を基にして、各地にある植物防疫所(輸入検疫担当部署)に電話で聞くことをお勧めします。

ポイント:あなたの輸入しようとする植物は、輸入可能ですか?

関連記事:植物防疫法の対象外になる貨物があります!

2.輸出国の検疫証明書を用意すること

1番で輸入ができる植物だとします。実際に輸入するときは「検疫証明書(phytosanitary certificate)」が必要です。輸出検疫証明は、輸出する国の検疫機関が発行する「病害虫がいないことを証明する書類」のことです。これを輸出者に頼んで荷物と一緒に同封してもらいます。または、外装に貼り付けてもらいます。日本の植物検疫所は、この検疫書と植物の実物を確認しながら輸入検査をします。

輸出者に頼んで植物の検疫証明書を同封してもらいましょう!

3.小包としてパッキングされていること

国際郵便物として植物を輸入するときは、必ず小包などとして「単体」かつ「密閉されていること」が条件です。これは、国内へ病害虫を混入させない目的を考えるとわかります。また、この病害虫の侵入を防ぐため、土がついている植物は、一切輸入できないことも十分、理解しておく必要があります。

4.外装に適切なラベルを貼り付けること

植物を入れている小包の外装には「植物在中」や「植物検疫対象品」などと、大きな字でハッキリわかるように記載します。この部分が書かれていないと、検査が後回しにされやすくなり、結果的に通関処理が遅くなります。=配達されるまでの日数が延びてしまいます。

以上の4つが国際郵便で植物を輸入するときのポイントです。ただし、実は一見すると、植物防疫の対象であるかの商品であっても、対象外になる物がいくつかあります。代表的な物としては「コーヒー」「乾燥フルーツ」「編んだ木製品」などがあります。いずれの貨物も植物であることは間違いありませんが、何らの加工がされているため、植物防疫法の対象外です。

関連記事:輸入できないときのリスクを考えていますか?積戻しと滅却処分

まとめ

何となく海外から植物を輸入することは難しいように感じます。しかし、一つずつ手続きを進めていけば、特に困ることは少ないはずです。最大のポイントは、輸入可能な植物を調べること、そして、輸出国で発行される植物検疫書を入手することです。この2つのポインができれば、比較的簡単に、誰でも植物の輸入はできます。

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