輸出するときの費用とは? 輸出価格には何が含まれているの?

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海外に商品を輸出するときは、どのような費用が掛かるのでしょうか? 少し考えただけでも、配送料、輸出手続き(通関手続き)の費用がかかりそうです。また、商品を積み込む費用なども必要ですね。これらの費用を考えていくと、商品を輸出するときは、輸出にかかる費用を計算した上で「輸出価格」に反映する必要があるとわかります。

そこで、この記事では、輸出するときにかかる費用の一覧をご紹介していきます。

輸出 費用

輸出価格・輸出するときの費用は?

貿易ビジネスに限らず、ビジネスでは、利益を追求することが目的です。「人のため、世のため」ときれいごとを言ってもご飯は食べられないため、ボタンティアとは、区別して考える必要があります。弊社のサイトでも「お問い合わせフォーム」から無料貿易相談をしてくる方がいらっしゃいますが、この理由によりお断りをしています。

さて、貿易における利益とは、どのような物があるのでしょうか? 大きく分けると、次の2つです。

  1. 物を販売したときに得られる利益
  2. 為替変動により得られる利益

貿易取引における直接的な利益は、1番の物の売買によるものです。100円で仕入れた物を200円や300円で輸出することです。この場合、輸出価格-仕入れ価格が輸出者の利益となります。とてもシンプルな仕組みであるため、誰でもわかりやすいと思います。

2つめの為替変動による得られる利益とは、1番の物の売買利益よりも、少し「運試し=為替が有利になったらラッキー」に近いものがあります。

例えば、あなたが輸出者であり、輸入者Bへ100ドルの輸出をするとします。このとき、Bに向けた100ドルの輸出は、為替レートが1ドル=100円を想定していたのであれば….

一ドルが100円より円安方向(100円→120円など)に振れてくれれば、ドルから日本円にしたときに想定よりも受け取る収益が大きくなります。

一ドル=100円のとき 100ドル×100円=10,000円

一ドル=120円のとき 100ドル×120円=12,000円

この場合、12000-10000=2000円が輸出者の「想定外の利益」になります。貿易取引には、このような為替による思わぬ利益が発生することがあります。もちろん、為替の変動により利益が発生するということは、この逆で損が発生することもあるということです。貿易をする人は、このあたりの変動リスクを小さくするために「為替予約」などをする方が多いです。

■貿易によって得られる2つの利益

  1. 商品売買による利益・・商品を売ったことによる利益
  2. 為替変動による利益・・為替が変動することによる思わぬ利益

では、あなたがこれから輸出するとしたとき、輸出する商品の価格は、どのようにすればいいのでしょうか? つまりこれは、輸出をするために必要な費用を知ることでもあります。

輸出価格はいくらにすればいい? 商品価格の中に含まれる物とは?

輸出するときの価格をざっくりと考えると「利益」と「必要費用」の2つがあります。利益とは、あなたが輸出を通して得たい収益のことです。必要費用とは、商品を相手に届けるためのすべての関連費用のことを指します。もちろん、この他、商品価格そのものも忘れてはいけません。

輸出価格=あなたが得たい利益+輸出に必要な費用+商品価格

では、これらの費用の内、輸出に必要な費用とは、どのようなものがあるのでしょうか?

輸出に必要な費用とは?

輸出に必要な費用とは、大きく分けると次の3つに分類されます。「1.商品価格に含まれるもの」「2.船積み関連費用」「3.国際輸送に必要な費用」です。それぞれの詳細を詳しくみていきましょう!

1.商品価格に含まれるもの

商品価格に含まれる物には、次の3つがあります。これら3つの合計が「商品に含まれるもの」です。

  1. 商品を仕入れるときの価格
  2. 輸出者が輸出業務をするときに使う販促費や通信費
  3. 輸出者の利益

特に3番の輸出者の利益の調整が重要です。現状、輸出先で同じ商品が販売されているのであれば、その価格から逆算して考えることもありです。

2.船積み関連費用

船積み関連費用とは、次の4つをいいます。

  1. 輸出通関・船積み費用
  2. 貿易保険(輸出相手が倒産したときに補償を受ける保険)
  3. バンニングや倉庫料金
  4. 銀行手数料など

輸出通関費用とは、税関に対しての輸出申告を通関業者に代行してもらうための費用です。法定の通関手数料によって決められた価格になっています。バンニングとは、コンテナなどに貨物を詰める作業のことを言います。これを自社で行うときは、バンニング作業をする人の作業代が対象になります。銀行手数料であれば、信用状の通知手数料が当てはまります。

3.国際輸送に必要な費用

国際輸送に必要な費用には、次の2つがあります。

  1. 国際輸送費
  2. 海上保険代金

国際輸送費とは、輸出国と輸入国とを結ぶ飛行機、鉄道、船などの費用を指します。また、海上保険代金とは、輸送上で発生する可能性があること(貨物損傷やダメージ)に対して、補償してもらうための費用を指します。この国際輸送費や海上保険は、インコタームズによって輸入者側で負担することもあるため、一概に輸出費用に含めるべき価格にはなりません。

■大切なポイント

インコタームズによって、輸出者側か輸入者側が支払うのかが変わります。

以上が輸出価格を構成する費用の一覧です。輸出による利益を十分に確保するためにも、あらかじめ「必要な費用」を算出することが大切です。

まとめ

  • 輸出価格=商品代金+利益+国際輸送に必要な費用
  • 国際郵送に必要な費用とは、輸出通関費用、船積み費用、銀行手数料などがあります。
  • 忘れてはならないのが「為替変動リスク」です。こにより収益増しや収益減になる可能性があります。
  • 輸出による十分な利益を確保するために、どのような輸出費用が必要なのかを把握することが大切です。
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