【HTS】アメリカの関税を調べる2つの方法

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    「アメリカに向けて商品を輸出したい!でも、どうやったらアメリカの関税率を調べられるのか….」このような疑問を抱えていませんか? そこで、この記事では、アメリカの関税を調べる2つの方法をご紹介していきます。

    HTS/アメリカの関税率の調べ方

    日本から輸出する商品は、アメリカ側では、何%の関税率がかけられるのでしょうか? アメリカの関税率の調べる方法は、次の2つです。

    1. ワールドタリフ
    2. アメリカの「HTS検索サイト」

    1.ワールドタリフ

    ワールドタリフとは、米フェデックス社が提供する世界中の関税率を検索できるサービスです。利用は有料ですが、日本は、ジェトロがフェデックスとの間で包括契約をしているため、日本国内で使用する限り無料で利用ができます。ワールドタリフによる検索方法は「ワールドタリフの使い方」をご覧ください。

    2.HTS検索サイト

    海外通販、贈答、商売取引などに関わらず、海外との間で物品をするときは「HSコード」を使います。HSコードとは、6桁以上の数字と品目を一覧にまとめた物です。数字と品目のリストを世界各国が共通で利用しているため「コードから商品」又は「商品からコード」などを探せます。そして、各国は、このHSコードを基準にして、関税率などを決めているため貿易をする上では重要です。

    例えば、りんごであれば、123456。みかんであれば、12376などです。各国で共通のコード表を利用するため、商品がどのような物であるのか?を理解できます。また、このHSコードは、最初の6桁のみが世界共通です。それ以降の桁は、各国独自で決めています。アメリカの場合は、共通の6桁の下に4桁を加えて10桁で運用しています。そして名称を「HTS」としています。

    HSコードとHTS

    HSコード=HTS(アメリカ版の10桁のHSコード)

    この記事では、2番のHTS検索サイトによる関税率の探し方をご紹介していきます。

    HTSの検索方法

    HTSは、アメリカの国際貿易取引委員会(USITC)のサイトで検索ができます。サイトに行くと、画面中央部分に大きなフォームがあります。この中に、関税率を検索したい、一般的な名称を入力します。一般的な名称とは、広く使われている言葉を指します。

    例えば「チョコバット」と固有の名称ではなく「チョコーレート菓子」または「チョコレート製品」「チョコレート」などの言葉で検索します。孫六ではなく「包丁」、プラダの革バックではなく「革バッグ」です。製品の固有名称ではなく、その製品を表す一般的な言葉で検索をしてみましょう。もちろん、一般的な言葉を英語にするのをお忘れなく!

    アメリカ HTS

    画面の左側をみると、タブがあります。この中の「VIEW」というボタンを押すと、名称ではなく、一覧から品目を探せます。

    アメリカ HTS

    緑色の部分は、タリフの表紙部分です。品目を分類する上での一般的なルールが記載されています。右側の品目を見ながら、適切なCHAPTER(赤枠)を選びます。チャプターを押すと、品目リストのPDFファイルがダウンロードされます。

    アメリカ HTS

    チャプター部分をクリックすると、PDFファイルがダウンロードされます。画面遷移等による閲覧方法ではないため注意します。

    アメリカ HTS

    例えば「BEEF」と検索してみます。

    アメリカ HTS

    これがビーフの検索結果です。赤枠部分と青枠部分は連動しています。

    アメリカ HTS

    赤枠部分がアメリカのHTSコードです。牛肉でも冷凍、冷蔵、部位ごとにHTSコードが違います。輸入する商品に最適な品目を見つけましょう。次に画面をチェックします。ここには、大きく分けて三つの関税率が記載されています。

    • 赤丸=一般的な関税率
    • 緑丸=発展途上国又は、アメリカとFTAを結んでいる国に適用する関税率
    • 青丸=北朝鮮とキューバの二各国のみ適用する関税率

    2019年10月現在、日本とアメリカはFTAを結んでいないため、日本の牛は、赤丸の税率が適用されます。(2020年には、日本も緑枠の関税率が適用される予定)他方、シンガポールなどは、アメリカとFTAを結んでいるため、緑丸の関税フリーの恩恵を受けられます。

    アメリカ HTS

    スペシャル欄の中にある記号は、国を示しています。

    アメリカ HTS

    記号記号
    後発開発途上国A+ヨルダンJO
    オーストラリアAU韓国KR
    バーレーンBHモロッコMA
    カナダCAメキシコMX
    チリCLオマーンOM
    コロンビアCOドミニカ共和国P
    AGODA(アフリカ)DパナマPA
    イスラエルILペルーPE
    シンガポールSG

    次に画面の上に注目します。ここに品目を分類する上での注意事項が記載されています。日本でいう「類注」のような部分です。

    アメリカ HTS

    事前教示制度も活用(eRuling)

    輸出品目のアメリカ側のHSコードがわからないときは、米国税関(CBP)に対して、事前教示制度を利用できます。事前教示制度により、以下の項目について米国税関の公式見解が示され、様々なリスクを小さくできます。

    • 品目分類
    • 原産地の判定(協定上の原産品であるのかの判定)
    • 協定適用の可否
    • 原産国の表示

    回答に要する期間は、約30日間です。詳しくは、米国(CBP)のサイトをご覧ください。

    eRuling

    「CROSS」eRulingの回答例

    eRulingを使い事前教示をするときは、過去に同様の回答例がないのか?を確認しましょう。米国税関では「CROSS」という名称で、過去の事前教示の回答例を紹介しています。ちなみに、日本税関の事前教示回答例は、こちらのサイトです。

    eRuling

    eRuling

    まとめ

    • アメリカの関税率を調べるときは、ワールドタリフ又は、HTS検索サイトを使う。
    • 日本のHSコードは9桁。他方、アメリカのHSコードは10桁です。アメリカのHSコードを「HTS」という。
    • 対象の関税率を探すときは、個別名称ではなく、広く一般的に使われている名称を使う。
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    この記事の執筆者
    HUNADE

    貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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