インドネシア・ムスリムの食事を覚えてビジネスチャンス!

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    「宗教上の理由で食べられない物がある」と聞くと、日本人としては、何だか厳しい食事のイメージを持たれるかもしれません。しかし、インドネシアのムスリムにとっては、当たり前のことです。インドネシアでは、ほとんどの人がハラムを守ります。ハラムとは、口にできない食べ物のことです。何かを食べるとき「これは、ハラムではないのか?」という判断をしています。

    例えば、ムスリムは、アルコールや豚肉などを口にしません。そのため、レストランなども豚肉やアルコールを提供しません。提供している所は、デパートや、華僑のレストラン、高級レストランなど、いわゆる外国人が利用するお店だけです。このように、ハラムの考え方は、インドネシアの日常生活の中で、かなり浸透しています。

    では、ムスリムは、どのような物を食べているのでしょうか? 今回はムスリムの食事と、ムスリムとのビジネスで欠かせないハラル認証について取り上げます。

    ムスリムの食生活

    1、ムスリムの食事とは?
    2、現地で好まれている代表的な食事
    3、ムスリムで禁止されている食べ物
    4、禁止物を避けたい!だからハラル認証が重要
    5、「インバウンドの成功のポイント?」旅行時におけるイスラムの食事
    6、おもてなしの際は本人に確認

    ムスリムの食事とは?

    ムスリムには、厳しい食事制限があるとは言え、もちろん、食べられるものもあります。では何を食べているのでしょうか? これに対する最も的確な答えは、ハラム(禁じられているもの)ではないものです。何らかの食べ物を口にするときは、必ずハラムでないのか?で判断しています。

    • ハラム=禁じられている物
    • ハラル=許されている物

    ハラル(許されている物)には、必ず食べるべき基本食はありません。もちろん、個人的な好みがあるため、人によっては、生のお魚に抵抗があったり、サンバル(唐辛子をベースにしたソース)がないと物足りなかったりする方はいます。一見すると、さまざまな難しい決まりがあるように見えますが、基本的には、美味しい物であれば何でも食べます。

    インドネシアでは、ハラムを回避する食べ物であることが絶対的な条件。この条件をクリアすれば、あとは、個人の食の好みに由来します。もし、インドネシアの方に対して、何らかの食事を提供するときは、必ず「ハラム」を入れないようにしましょう!

    現地で好まれている代表的な食事

    インドネシアで定番の食事をいくつかご紹介します。

    ナシゴレン

    これは、日本でもよく知られています。炒めご飯です。ナシがご飯でゴレンは揚げるという意味です。

    ミーゴレン

    ミーは麺のことなので、炒め麺です。地元では、青くて小さな激辛唐辛子をかじりながらミーゴレンを食べます。初めは、あまりの辛さにひーひー感じられる方も多いはずです。しかし、次第に慣れて、唐辛子の辛さと甘めの味付けがとてもよくあうと感じられます。

    サテ

    お肉の串焼き。基本鳥か、やぎです。大抵はガドガドというピーナツベースのソースをつけて食べます。

    ゴレンガン

    揚げ物です。種類が沢山あるので総称でまとめてしまいます。インドネシアの方は、揚げ物が大好きです。至る所に揚げ物の屋台があり、レストランの料理には、揚げ物が入っていることが多いです。気温が暑いため、衛生的にも揚げたほうが安全です。しかし、この揚げ物文化により、体型と健康には悪い影響がでています。

    ■ビジネスチャンス!
    揚げ物が好き。そして、甘党です。極めて体に悪い食生活をしています。では、これらの人には、何を提供すればいいのでしょうか?

    アヤム・ゴレン(フライドチキン)

    アヤムは鶏です。実は、インドネシアでは、お肉の中で一番よく食べるのは鶏肉です。インドネシアでは、フライドチキンを最低週2,3回は食べるのではないでしょうか。色々な揚げ方があり、それがまた上手で美味しいです。そのうち、サックサクの揚げの技術を教えてもらいたいと思っています。

    バーガー

    外資系のバーガーのお店は沢山進出しています。インドネシアではちょっとしたごちそうです。

    ソト

    インドネシア版お茶漬けです。ご飯とビーフンなどの上にスパイスのきいたスープを注ぎ、ネギ、味付けて小さく裂いた鶏肉、揚げニンニクなどをのせます。風邪のときなど滋養強壮料理としても食べます。私はソトが大好きです。100円前後と安いですし、食べやすく、もちろん美味しいです。揚げ物も、辛い物もいらない。そんなときは、ソトがおすすめです。

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    スイーツ

    インドネシアの人は、甘いものも大好きです。飲み物にもたっぷりお砂糖やシロップを入れます。あまり野菜を食べません。添えてある程度です。一度の食事の量は多くないのですが、よく間食します。味は、しっかりとした味付けを好みます。素材の味を楽しむのはフルーツくらいで、ゆでた野菜、生野菜などの味の薄い物には、サンバル(唐辛子ベースのソース)をつけて食べます。

    ここまでの説明で想像できる通り、揚げ物と甘い物の食べ過ぎにより高血圧や糖尿病の方がとても多いです。健康を気にする方も増えていて、サプリメントがよく売られています。ちなみに、日本食でよく見る物は、寿司(生のお魚をのせているものは少ない)、うどん、しゃぶしゃぶ、ラーメン、牛丼などです。

    ムスリムで禁止されている食べ物

    ムスリムが食べられない物、つまりハラム(神によって禁じられている)の代表的なものは、次の通りです。

    • 豚肉
    • お酒
    • 牛肉は一部はOK。ただし、イスラムの規定にそって加工されていない物はNG
    • 血液
    • トラなど、動物を捕食する物
    • 毒をもつもの
    • 害虫など
    • 禁止物が入った加工品/調味料など
    • まな板や包丁に触れた物もNG

    禁止物を避けたい!だからハラル認証が重要

    では、インドネシアの方に対して、何らかのサービスを提供するときは、何がポイントになるのでしょうか? 一言でいえば、やはり「ハラルであるのか?」をしっかりと確認できるようにすることです。ハラルの確認が取れていることを証明するのが「ハラル認証」です。

    ハラル認証とは「ムスリムの規準クリアしてますよ!」という専門家による墨付きです(認証マーク)日本国内でも機関によって規定が異なり、インバウンドとアウトバウンドでも認証に関する規定が変わります。そのため、認知されていないハラル認証を付けても信頼を得られないため、注意しましょう!今のところ最も信頼されているのはマレーシアのハラル認証です。

    先ほどから「あれはダメ。これもダメ」とお伝えしているため、もしかすると「使えないものが多くて美味しいものが作れないのでは?」と感じられている方もいらっしゃるかと思います。

    しかし、もちろん、そんなことはありません。実際、インドネシアでは、お酒やみりんなどの調味料がなくても、意外となんでも美味しく作れます。ちなみにインドネシアで定番の調味料は味の素です。「まさこ」と名前のついた味の素さん提供の、鳥や牛のだしも定番です。

    インバウンドの成功のポイント?旅行時におけるイスラムの食事

    インドネシアでは、中間層の増加に伴って、海外旅行に出かける方が増えています。もちろん、日本行きを希望する方も多いです。平成29年のインドネシアからの訪日旅行者数は35万人です。この数字は、今後もさらに増える見込みです。ただし、順調に伸びている訪日数であっても、それがインドネシアの方にとって、やさしいおもてなしになっているのかは疑問です。

    インドネシアの方にお話を聞くと、ムスリムの旅行者が日本旅行に戸惑うことは、礼拝場所と食事です。日本に旅行に行きたい。でも、ハラルになっている物は少ない日本では、満足に食事を食べられないそうです。自国からカップ麺を持って旅行なんてかわいそうですよね。

    他の国ではムスリムの受け入れが進んでいて、ハラルの食べられるレストランが増えています。しかし、日本ではなかなか進みません。主な理由は、ハラル認証を取得する手間と費用、そして、日本人特有の性格です。

    本当はレストランのいくつかのメニューがハラルになるだけでも、または冷凍のハラルメニューを仕入れて常備しておくだけでも、ムスリムの方には喜ばれます。全部しっかりハラルに変えないと!という、きっちりさんな日本人の性格がハラルの浸透を遅くしています。

    完全にムスリムをターゲットにしたレストランを作ると、断食の一ヶ月に大打撃を被ることになりますし、そもそもお店を立ち上げたからといって必ずしもヒットするとは限りません。それできちんと日本人にも受けるお店や商品にしてから、そこにハラムを加えていくという形が一番いいようです。

    ハラル(許される食事)になるのかは、お肉の処理の仕方も関係するので、ムスリムに理解を示すお肉屋さんや調味料なども増えたら、レストランもやりやすいだろうなと思います。もし、ハラム料理を提供できるようになったら、Face Bookでのアピールも忘れないようにしましょう!効果は間違いなくありますよ。

    ■ビジネスチャンス

    肉の加工方法によっても、ハラムになるのかが変わる。つまり、この加工方法をマスターすれば、様々なビジネスチャンスが広がるはずです。インドネシアの方は、間違いなく食べたい。でも、現状は、満足に食べられなない。それが大きな歪、つまりチャンスです。

    おもてなしの際は本人に確認

    ハラムをどのくらい避けるかは個人の決定であり、人によって大きく違うこともあります。以前、一緒にお仕事をしたイスラム教の方は、仕事のお付き合いのときは、お酒もお肉も食べていました。イスラムの方と食事をするときは、本人の意向を聞くのが一番です。おもてなしの時は事前に当人にしっかり確認をするようにしましょう。

    以上、ムスリムの食事についてのご紹介でした。

    まとめ

    • ムスリムの食事は、ハラムとハラルがある。
    • ハラムは、禁じられている物
    • ハラルは、許されている物
    • 両方を覚えるのは大変なので、禁じられている物を覚える
    • 日本の食事をしたい。でも、ハラルの確認が取れない。
    • ハラルの確認を取りやすくしているのが「ハラル認証」
    • 2018年現在、信頼されているハラル認証はマレーシアの機関のもの
    • 2018年現在、ハラルが皆無なため、日本にきても満足した食事を食べられない。

    ライター:L.K

    基幹記事:東南アジアのトビラ

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