東南アジア(ベトナムなど)からのナッツ類ベスト3!

ピーナッツ 東南アジアと世界
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東南アジア諸国からのピーナッツ類の輸入状況をまとめてみました。データは、2015年版財務省統計局発表の物を加工しています。

ピーナッツ

東南アジアから輸入さているピーナッツ

東南アジア(シンガポールやタイなどが含まれる一体)の地域から、どのようなナッツ類が輸入されているかを調べてみました。

ナッツ類といえば、落花生、アーモンド、カシューナッツなどがあります。この中で日本に入れることが最も難しいのは「落花生」です。実は落花生には、日本の農家を保護するため、あり得ないほどの高関税をかけています。なんと、一キロあたり「671円」です。

これを別の物に例えると、一つ100円で購入した飴玉を日本に入れるだけで、672円を加えた「771円」を支払わなければならないことになります。

2018年現在、日本はEPA(関税が安くなる制度)を東南アジアの国々と結んでいます。通常、このようなEPAを締結すれば、お互いの国の関税が撤廃の方向へ進んでいきます。しかし、落花生に関しては、いまだ高額な関税が維持されています。そのため、2018年の時点では、東南アジアから「落花生の輸入」はゼロという結果になりました。

そのため、この記事では、落花生以外のナッツ類について、東南アジアからはどのような物が輸入されているのかを紹介します。

1.ココヤシの実、ブラジルナッツ、パラダイスナッツ、ヘーゼルナッツ

タイとフィリピンからは、ココヤシの実、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、パラダイスナッツ、ヘーゼルナット、ぎんなんのいずれかのナッツが多く輸入されています。これらのナッツ類を輸入するときは「日タイEPA(日本とタイとの間のEPA)」もしくは「日フィリピンEPA(日本とフィリピンとの間のEPA)」を使って輸入するようにしましょう。

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2.カシューナッツはベトナムの独占体制

砂糖を加えていないカシューナッツは、ベトナムの一強大勢です。大規模な産地があると予測できます。実は、ナッツ類に関していうと、日本は「日ベトナムEPAのナッツ分野」を他の国よりも厳しくしています。

例えば、HSコード(商品を表す数字)「2008.11」のピーナツバターの分野においては、アセアン諸国には「無税または1~2%の関税」を設定しています。しかし、ベトナムだけには「3.3%」の関税を設定しています。これは、他のアセアン諸国で最も高い関税です。しかし、現実は、それでもなおベトナム一強の輸入が続いています。

ベトナムばかりに目がいきますが、注目すべきところは「カンボジア」の存在です。カンボジアは、LDC(発展途上国の中でも特に遅れている国)に指定されているため、基本的にすべての商品の関税がかかりません。今後、カンボジアの産地が増えてこれば、関税上の有利な点がいきてきてシェアを伸ばす可能性があります。

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カシューナッツのサプライヤー情報

カンボジア、ベトナムには、大規模な生産地があるようです。

Ghosh Agri Tech P Ltd.

3.砂糖などを加えて混合しているナッツ

HSコード「2008.19-199」には、砂糖を加えたナッツ類の混合品などが当てはまります。この混合品には、カシューナッツやクリなどは含まれておらず、それ以外のナッツ類を混合しています。この商品分野では、タイとマレーシアの二強体制です。これらの国は、東南アジアでも発展した国であるため、このような加工系分野に大きなウェイトがあると予測できます。

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落花生などのナッツ類を輸入するならカンボジアかラオスが良い

関税などの観点からいうと、東南アジア地域ではラオスとカンボジアの二カ国が圧倒的に有利です。実は、これらの地域は、東南アジアの中でも特に発展が遅れている所であるため、原則輸出品についての関税が免除されています。もちろん、高額な関税が設定されている落花生を含めて「無税」で輸入ができます。

このことをふまえると、これら二カ国からナッツ類の商材を探すことが、ナッツ類の輸入ビジネスで有利に立てるコツです。

【ほぼ無税】高額な関税がかかる商品は、特別特恵国からの輸入を検討しましょう!

まとめ

日本の中で代表的なナッツ類といえば落花生です。すでに述べた通り落花生の関税は高く設定されています。しかし、これには同時に「関税割当」という仕組みも設定されています。これは、毎年ある一定の量のみを低率で輸入を許可して、これを上回る量が入ってくると、高関税を適用するようにしています。

2016年限現在、東南アジアから落花生は輸入されておらず、代わりにカシューナッツ、アーモンドなどがたくさん入ってきています。この先、TPPなどによって、さらに関税の削減などが始まります。今まで以上に開かれた市場になったときに、現在の落花生農家は、どのようになってしまうのかと心配にもなります。

基幹記事:東南アジアのトビラ

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