輸入許可書の見方 サンプル(見本)を使い解説!区分とは?

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    海外から商品を輸入すると、税関から「輸入許可書」と呼ばれる書類が発行されます。輸入許可書とは、関税法67条と照らし合わせて、申告した貨物の輸入を許可すると通知する書類です。輸入者は、この輸入許可書をとることで、初めて日本の倉庫に入っている貨物を引きとれます。そこで、この記事では、輸入許可書の見本(サンプル)と、その見方をご紹介していきます。

    輸入手続き(輸入通関)の疑問と答えを徹底解説! 

    ゼロから覚える輸入許可書

    外国から貨物を輸入するときは、税関の許可が必要です。これは、どんな会社や個人であっても同じです。許可を受けた後、はじめて国内への引き取りができます。この輸入許可(国内への引き取りを許可すること)を告げるのが「輸入許可書」です。

    輸入許可書を英語で表すと「I/D (Import Declaration)」です。(通称「ID」)輸入者は、自分が輸入する貨物の適正なHSコードを特定した後、納めるべき関税や消費税を計算します。それらをまとめたものが輸入申告書。さらに、輸入申告書に対して許可を与えた物が「輸入許可書」です。そして、この許可書は、貨物を引き取るときの書類として使います。

    具体的には、輸入許可後、貨物の輸送を行う配送業者に輸入許可書とD/O(貨物出荷指示書)を渡します。必要書類を受け取った配送業者は、各荷物が保管されている保税倉庫(港近くにある特別な倉庫)にいき、輸入許可書とD/Oを提出して、荷物を受け取ります。つまり、倉庫から貨物を引き取るときに、このI/Dが必要になります。

    では、輸入許可書の見方を確認していきましょう!

    関連記事:ゼロから覚える輸出許可書の見方

    輸入許可書の見方を覚えよう!

    こちらが輸入許可書です。輸入した貨物は、海上輸送で運ばれてきたものです。また、コンテナ単位ではなく、LCL(コンテナ未満)です。関連記事:FCLとLCLの違いとは?

    輸入許可書 サンプル33

    輸入許可書の項目

    輸入許可書 サンプル-33

    番号意味
    1輸入申告した先の税関です。
    2輸入申告した日付
    3輸入者に関する情報(名前や住所など)
    4仕出人=輸出者に関する情報
    5依頼している通関業者の情報
    6通関業者に所属する通関士のコートです。
    7貨物が入っていたB/L番号(船荷証券の番号)です。
    8貨物が保管されている倉庫の場所(コード)と、その倉庫がある場所を担当する税関です。輸入申告するときの税関は、貨物が保管されている所を管轄する所です。
    9船卸地=貨物を卸した日本の港名 積み出し地=輸出港 積載船機名=船の名前 入港年月日=ETAです。
    10貨物の荷印などが書かれています。外装の箱など書かれている内容
    11輸入申告時に提出したインボイスの番号
    12輸入許可を受けるにあたり、支払った関税と消費税
    13申告区分を表します。この場合、3Xなっているため、大型X線による検査が行われたことを示します。

    区分とは?

    輸入申告すると、輸出入者符号に記録されている実績が基になり「区分」が判明します。区分とは、次のような意味があります。

    区分1とは?

    輸入実績も豊富であり、申告は正しい可能性が高いです。簡易審査扱いで、そのまま輸入許可になる。つまり、この場合は、貨物の搬入が上がり次第、自動的に輸入許可になります。

    区分2とは?

    通常審査扱いです。税関職員による書類のチェックがあります。必要であれば、区分落ちして、後述する税関検査が行われます。

    区分3とは?

    税関検査扱いです。ここに区分された物は、税関による検査が行われます。どのような検査を行うのかは、そのときの税関職員による異なりますが、多くの場合は、次の3つの内、いずれかです。

    1.大型X線

    2.大型X線+開封

    3.開封のみ

    どのような検査が行われたのかは、輸入許可書の以下の部分でわかります。この許可書であれば、3Xです。数字の3の次にくるアルファベットによって、検査内容が表されています。

    記号意味
    3X大型X線
    3R貨物を保管している所での検査
    3K税関検査場での検査
    3M見本確認

     

    続いて下半分を確認していきましょう!

    輸入許可書 サンプル-33 (2)

    番号意味
    1品名や関税率などが表示されています。関税の他、消費税や地方消費税なども別に表示されます。なお、消費税と地方消費税の合計は10%
    2輸入の許可日がわかります。
    3どの税関へ輸入申告したのかがわかります。
    4品目コード(HSコード)です。日本の場合、9桁のコードが指定されています。ウェブタリフなどで税率を確認するときも、このHSコードを使い行います。この輸入許可書の場合、輸入する品が「9403.60.190」に該当することになります。

    以上、輸入許可書の見方でした。

    まとめ

    • 輸入許可書は、税関が「この貨物を日本へ輸入してもよい」示す書類です。
    • 輸入者は、この輸入許可書を手に入れることで、港にある貨物を引き取れます。

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