ムスリムの女性を知ろう!化粧、ファッション、結婚は?

ムスリム インドネシア
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イスラム教・女性というキーワードで浮かぶのは、スカーフを巻いて顔だけのぞかせる、あの独特の姿かもしれません。ムスリムの女性はコーラン(ムスリムの聖典)の教えから、手や顔以外の美しい部分を家族以外の男性に見られないようにします。そのため外では、ヒジャブ(インドネシア語ではジルバブ)をかぶっています。

ヒジャブ

ムスリムの女性には他にもルールがあるのでしょうか? 一緒に仕事をする際、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか? 今回の記事ではムスリムの女性について取り上げます。

ムスリム

ムスリムの女性

ムスリムといっても国や個人で色々な違いがあります。特に中東と東南アジアでは大きな差があります。この記事で取り上げるのは、主にインドネシアのイスラム教の女性です。日本人にとってまだまだ謎の多いムスリムの女性の実情を紹介していきます。

1.握手はいいの?男性は女性に触れても大丈夫?

インドネシアでは男性も女性も挨拶の際、握手をします。基本は右手で握手です。その手をそのまま胸のあたりに持ってくると、なお丁寧な印象です。

ムスリムでも男性女性を問わず握手をします。しかし、人によっては、異性とは握手をしない方もいるため注意が必要です。女性の場合は、挨拶のときに、手を伸ばさず胸に手をおいて微笑だら「握手はしたくない」と察してあげます。握手ができたとしても、ぎゅっと握らずに優しく握手するようにしましょう!また、握手したとしても気軽に異性に触れることはご法度です。

基本的に、インドネシアでは、異性間のスキンシップ(握手以外)を家族以外とすることはありません。ただし、同性同士は、その逆です。大人の男性がじゃれあったり、女性同士が手をつないで歩いていたりします。日本人だとそんなところにちょっとドギマギするかもしれません。

異性間のスキンシップは握手以外禁止だと考えたほうが良い

2.ムスリム女性のファッション

ムスリムの女性達もファッションが好きです。最近は、ジルバブを使ったファッションを楽しんでいます。皆さん思い思いの色、柄のジルバブを頭にかぶっています。そんなジルバブの需要を満たすように、町の至る所でジルバブの販売店があります。頭から下の服装は普通で現代的な服装です。ただし先進国と比べると、露出は圧倒的に少ないです。

スカートは基本ロング、上も長袖です。その中で欧米人が時々旅行している姿を見かけると、あまりの露出ぶりに私が焦ってしまいます。暑いのに真冬並みのパーカーやジャケットを着ている方も多いです。これは、日焼けをしたくないとの理由からきているそうです。(薄手のパーカーなどがあまり売っていないので、日本の薄手のパーカーを輸出したら売れるのではないかと思います)

インドネシアでは、肩を出したり、ミニスカートをはく女性の姿もチラホラみます。この場合は、華僑やムスリム以外の宗教の女性であることが多いです。正装の際は、バティックというインドネシア伝統の、ろう染めされた生地でできた服を着用します。生地屋さんも多く、圧倒的に安い価格で手に入ります。そういえば、インドネシアのお土産として、ワンピースなどもおすすめでです。

例えば、ワンピース1つを作るのに1000円で生地を買い、1000円でオーダーメードの洋服を縫ってもらうこともできます。また、インドネシアの一番の正装は「クバヤ」です。クバヤは、レースや刺繍のついた華やかな生地で作る服です。こちらも好きな生地を買ってオーダーメイドするのが一般的です。

先日、クバヤを購入したいと友人に相談すると、インスタグラムをやっているか聞かれました。何とインスタグラムでクバヤを買えるとのことでした。実際、色々なクバヤが売られています。フェイスブックとインスタ、日本から個人で売り買いするなら1番手っ取り早い方法ですね。

インドネシアは、生地産業が発達しています。日本のデザイン力とインドネシアのマンパワーを使えば、オーダーメイドの○○を販売するビジネスを立ち上げることも可能です!

3.ムスリム女性の化粧

化粧

中東にいるムスリムは、お化粧も旦那様の前だけします。一方、インドネシアでは、ムスリムであっても、外出先でお化粧をします。特に仕事の際は、身だしなみとしてきちんとお化粧をしている印象です。メイクの印象は、眉毛をしっかり書き、まつげも長く太くして、口紅も強めの色の濃いめの化粧です。元々、全体的に顔が濃いですし、肌の色も黒いので必然的にそうなるのかもしれません。

ジルバブから見えるのは、目だけのため、目元周りの化粧には、力をいれています。特別な日はアイシャドーもしっかり塗って、付けまつ毛をして、フルメイクです。また、ムスリムは、コスメもハラルのものを選ぶ傾向があります。代表的なコスメにwardah というブランドがあり、人気です。コスメ専用の建物もあり、メイク売り場はいつもにぎわっています。

インドネシアでは意外とハラルではない外資系のブランド化粧品も買われているように感じます。日本製品は、地元のメイク売り場ではまだあまり見かけません。日本製は質がいいというイメージはしっかりついているので、クオリティの高い日本のプチプラコスメもハラルにして売り出せば人気になると思います。

ポイント:目元が命!アピールするところが目元だけ。そのため「目元を美しく見せたい」という強い欲求がある

4.ムスリム女性の髪形

髪型は特にムスリムだからこれといった規則はありません。ムスリムの女性は、外でジルバブをしているので外では髪型よりも、どのジルバブをどんな風につけるかが重要です。インドネシアは髪の長い女性が多いです。前髪ものばしてサラサラロングヘアーが1番モテます。かわいいより美しい、またはセクシーな雰囲気が好まれます。髪のくせが強い方も多いので縮毛矯正が流行っています。

美容院(というより小さな散髪屋)はどこにでもありますが、ほとんど無免許です。値段も安く、100円~300円だせば切れます。パーマも高くて3000円位です。当たりはずれはありますが、意外と上手な人もいらっしゃいます。好みの美容師さんがいれば日本より安くていいかもしれません。

もちろん、日本の美容院に近い立派な美容院もあります。価格は日本とほぼ同額~半額くらいです。市内でも特に評価の高い美容院に実際に行ってみると、もちろん施設は綺麗ですし、使っている器具も海外製でいいものでした。一方技術はというと、ちゃんと勉強したんだなとわかるものの、まだ日本には及びません。

5.禁止事項は?家の中ではどんな生活?差別はある?

差別

インドネシアでは、家族以外に「美しいところを見せない、接触しない」以外に特別な禁止事項は思い浮かびません。家の中ではジルバブはせず、家事をし、子供の世話をします。そこは日本のお母さんと変わりはありません。もし、母親が仕事をする場合、祖母が子供のお世話をします。家族や親戚が一緒の家に、また隣近所に住んでいることも多く、田舎に行けば行くほどその割合は高くなります。

ムスリムの教えから女性は子供を生み、家庭を守るだけの存在という概念があります。また、ムスリムにとって、子供は神からの授かりものです。運命もかなり信じているため、悪いことがあると、それは神からの試練だと考えます。結婚すると子供を持つのは当たり前で、子供ができないというのはかなり大きな問題となるため、出来ないと離婚することもあります。

一夫多妻も容認されています。私が住んでいる地区の門番によると、5人の妻を持つ夫がいて、妻たちがこの地区に住んでいるそうです。インドネシアでは第2夫人を持つ際、第1夫人の承諾書を得なければならない法律があります。ただ、守っていない方もいるようで、亡くなった後に他にも妻がいることが発覚して騒動になることもあります。とはいえ経済的なこともあり、今は一夫多妻はそれほど多くありません。

家庭内暴力の問題もあると言いますが、それを外で話す人は少ないので、実態はよくわかりません。もちろん本当に大切にされている奥様もいます。

インドネシアには、生き生きした奥様たちが多いです。日本でいう“かかあ天下”のような家も見かけます。共働きで仕事をする女性も増え、女性の社会的立場も変わってきているのかもしれません。中東では未だに女性に多くの制限があるのに対し、インドネシアのムスリムの女性はずっと自由です。

ポイント:子供は宝物の考え方があります!この部分をどのようにすれば、ビジネスチャンスにできるのでしょうか?

6.恋愛、結婚、離婚について

恋愛は日本とはかなり違います。きちんとした信仰を持つムスリムであれば、結婚前の性交渉はありえません。それは当たり前で、彼らにとって貞潔を守らないのは恥ずかしいことです。デートは親の目の届くところで、基本家でするもののようです。でもインドネシアではよく外でデートしているカップルも見かけます。

親に許婚を決められていることもしばしばあります。結婚はもちろん親に認めてもらえなければできません。結婚する際には夫婦は同じ宗教に属する必要がありますので、宗教が違う場合、どちらかが自分の宗教を変えます。一方、離婚をするときは、男性側の権限が大きいようです。まずは、男性側が離婚に応じること。その後、宗教省の宗教裁判所にて、2~3か月かけて許可を得る流れです。

まとめ

  • インドネシアのムスリムの女性は基本、握手以外は、異性と接触を持たない
  • ファッションは露出の少ない範囲で楽しむ 特にジルバブにこだわりがある
  • 男尊女卑の概念も見え隠れするものの、生き生きとした女性が多い
  • 中東のムスリムの女性達よりずっと自由がある

ライター:L.K

基幹記事:東南アジアのトビラ

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