英語、マレーシア語、マレー語の三カ国が存在する「マレーシア」は、一つの町の中にそれぞれの系統ごとに分かれて住んでいます。日本は、基本的に単一民族国家であるため、地域ごとに異なる人種が住んでいる光景はイメージしにくいです。しかし、マレーシアにいくと、この地区の違いをはっきりと意識できます。
例えば、中国系地区にいくと、中国の漢字を多用した看板を目にすることが多くなります。中国系で商売上手な「華人(かじん)」が、手広く商売をしていることに驚かされます。地区の中には「寺院」などもあり、ここでも中国系の流れをくんでいるような作りになっています。このようにそれぞれの地区によって、独自の「空気感」があるのがマレーシアの面白い所です。
さて、そんな他民族国家のマレーシアでは、どのような日本商品に関心があるのでしょうか。マレーシアでの検索内容を基にして現地が求めている内容を調査してみました。
マレーシアで求められている日本商品
マレーシアは、どのような特徴を持っているのか
マレーシアは、北にタイ、南にシンガポールと「東南アジアでの経済大国」に挟まれています。クアラルンプールには、ペトロナスツインタワーと呼ばれる二本の特徴的なビルがあることでも有名です。マレーシアの最も大きな特徴は、小さい国土であるにも関わらず「多民族国家」であることです。
マレーシアの中では、マレー系民族、中華系民族、インド系の民族が住んでいます。そのため、使われている言葉もマレー語、中国語、英語の三カ国に及びます。それぞれ一つしか話せない人もいれば、三か国語や四か国語をさらりと使いこなせる人もいます。
一つの町の中でもこれら系統ごとに地区が分かれおり、ここから先はマレー系住民の地区、ここからは中国系と、意外にくっきり判断ができます。特にぞれぞれの地区に設けられている寺院を見ると、まるで違うつくりであることに驚きます。ぜひ、皆さんもご自身で確認をしてみてください。
それでは、マレーシアの人が好む商品の特徴を紹介します。
奇妙な商品、アイデア商品、新しい商品が気になっている
マレーシアの方たちは「日本のアイディア商品」「先進的な商品」に興味があるようです。このアイディア商品というのは、私たち日本人でも首を傾げたくなるような物が多いです。
例えば、以下のような奇妙な物があります。ギャグで開発したのか、その真意はさだかではありません。もちろん、マレーシアにおいても、これが欲しいというわけではないので注意が必要です。あくまで「興味本位」の中での検索だと予測できます。
その他、思わず笑ってしまう商品が多数紹介されています。気になる方は、The 23 craziest Japanese inventionsをご覧ください。この分野は「Cool things,Strange,Creative,Innovative」などのキーワードでリサーチできます。
色白になるための商品を求められています。
マレーシア人女性の一部には、色白になりたい方がいるようです。そのため、これを実現する関連商品に需要があります。
例えば、白関連商品などを検討ができます。もちろん、これのマレーシア版としての開発などが必要です。
美容系商品に需要があります。
「鼻を高くしたい」「素肌をぷるぷるにしたい」など、女性の欲求は万国共通のようです。マレーシアにおいても、このような美を追求するアイテム、現実に発生しているトラブルを改善する商品に需要があります。
それでは、上記三点を含めてどのような商品が求められているのかのリストを以下に掲載します。
マレーシで需要がある商品
こちらのリストは、マレーシア国内の検索結果から需要がある商品をピックアップしています。もちろん、これらはほんの一部でしかないため、以下のリストは、新しい商品を発掘するための参考程度に活用するようにしてください。これらの商品を眺めるだけでも、どのような分野の商品であれば、売り込みやすいのかがわかります。
一番最後にある「アイディア関連商品」は、上記で示しているような商品のことではありません。もっと、暮らしの中で役立つ商品です。
例えば、東急ハンズなどで販売されている以下のようなアイディア商品があります。手袋の表面に「ゴツゴツとした突起物」がついているので、野菜などを撫でるだけで「皮むき」ができます。マレーシア国内には、かなりの日本製品が普及しています。しかし、まだまだ「盲点」になっているアイディア商品がたくさんあるのも事実です。また「ハラール認証」を受けている商品もポイントです。
ハラールとは、イスラム教を信仰されている方々でも「安心して食べられる食品」であることを認証することです。イスラム教では、特定の食べ物を口にすることが許されません。しかし、日本を含めて外国製品の物を口にするときは、それがしっかり守られているのか客観的に判断ができません。そこで、これを判断できる「ハラール認証」が重要です。
ハラール認証を受けている商品は、商品パッケージなどに専用のマークを添付できます。イスラム教を信仰されている方は、このマークの有無によって、商品の購入を選択ができます。
逆にいうと、食品を販売するときに「ハラール認証」を受けていない物は、それだけで売り上げに大きく影響します。したがって、マレーシア国内で食品を販売するときは、このハラール認証の取得を目指さなければなりません。ハラール認証についての詳細は「日本ハラール協会」で確認ができます。
食料品関係
おにぎりをスティックで保存 | パスタソース | 大福 | ポッキー |
たこ焼き粉 | たこ焼きの粉 | だしの素 | 一平ちゃん(チョコソース) |
美容関係グッズ
SK-Ⅱ | ビオレ | カネボウ | 極潤 |
鼻を高くする製品 | 小顔 | 卵肌 | ニキビ対策商品 |
ハラール認証対応商品 | クレンジング商品 | スキンケア商品 | 健康製品 |
緑茶洗顔スクラブ | 炭の洗顔 |
一般雑貨
ネズミを撃退グッズ | アイデア商品、独創的商品 | たこやきプレート | 炊飯器 |
中古品グッズ
エンジン | 炊飯器 | 自転車 | 革靴 |
まとめ
マレーシアにおいて圧倒的に人気があるのは、女性の化粧品・美の健康グッズです。これらの関連商品を深くリサーチしてください。また、日本のアイティア商品、新しい商品を求めている所でもあります。そのため、日本で発売をされた新規商品などに強い興味がある可能性があります。マレーシア向けに新製品のリリースなどを随時告知するようにすると、何らかの商売につながる可能性があります。
基幹記事:貿易会社の設立ガイド
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法人 | 中国の広州の工場 | 千葉県市原市 | テント系製品 10トン | 海上輸送 |
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