日本全国で空き家の問題が発生しています。壊したくても壊せない。空き家を壊すことで、税金の減免措置がなくなり、固定資産材が一気に上がることが原因です。他、特定の業者のみに産廃処理場の許可を与える事も関係するのでは?と考えています。許可制は、どうしても地域の「ドン」的な存在を生んでしまいます。これが出処理費用の高止まりにつながり、結果、ますます空き家の処分の停滞につながります。
今回は、そんな空き家問題を別の視点で考えてみます。実は、空き家の解体現場には、数万円を握りしめて出入りする人がいます。なぜ、彼らは、解体現場に出入りするのでしょうか?
空き家に眠る価値がある物を輸出
「豚に真珠」の言葉がある通り、どんなに価値がある物でも、それを理解できない人にとっては、タダのゴミです。実は、この考え方は、空き家の解体現場にも当てはまります。見る人にとっては、タダノボロ家。でもわかる人は価値がわかる。だからこそ、彼らは、数万円を握りしめて解体現場に出入りしています。
なぜでしょうか?
記事の前提条件
前提となる空き家とは?
この記事で前提する空き家は、ボロボロの家ではないです。空き家といっても、リフォームをすれば、また人が住める、そんな空き家を想定しています。さらに欲を言えば、古民家調、漆喰の壁、大きな梁がある家が想定する空き家とピッタリです。
法的なご留意事項
今回の行為が法的に許されるのかはわからないです。但し、詳細の言及は避けますが、実際に行われていることです。おそらく、日本全国でも同様なことが行われていると思います。当サイトは、決して記事の内容を推奨していないため、ご了承をお願いします。
中古品業者が現場に突入する理由
空き家の解体現場には「意外にお宝が眠っています。」こう、語るのは、解体現場で働く男性です。
日々、私たちは、様々な空き家の解体現場に行きます。その経験上、空き家には、意外に多くのお宝が眠っています。この理由は、実は単純です。
解体を依頼してくる人は、都会に住む子供。他方、解体する対象の空き家は、地方にある「実家(親の持ち物)」のケースが多いです。この場合、お宝を所有する人(両親)と、それを引き継いだ人(子供)に認識の差があり、お宝に出会えることが多いです。
例えば、象牙などですね!とても貴重な物なのに、依頼者は「それはゴミだからまとめて処分してください!」なんてことを平気で言います。また、ある人は「金色の塊」を左手に持ち「これ、邪魔なんですけど処分できますか?」と真顔で言われたこともあります。当然、金塊なので、そのことを伝えたら喜んでいました。(昔呉服店を営む方の娘さんでした=あまりお金に執着や興味がない)
上記は例外としても、基本は、ぱっと見て換金性が高い物は、依頼者が回収します。ですが価値がわかりずらい物、ゴミに見えるようなものは、とにかく「まとめて処分して」と依頼してくる方が多いです。
一方、解体する私たちとしても、日々、様々な現場に行きます。ある程度、工期も決まっている為、一つ一つ、お宝を収集する時間もないです。そんなときに、中古品業者との関係が出来てきます。私たちは、解体現場に入る前の時点で、つながりがある中古品業者を呼びつけます。
中古品業者は、解体作業に入る前にお宝、価値がある物を物色していきます。一方、私たち作業員は、その現場を紹介したという「紹介料」として、5万や10万円程を頂きます。作業員としては、給料以外に副収入が入り満足です。中古品業は、たった数万円を渡すだけで、様々なお宝を仕入れられます。まさに持ちつ持たれつの関係が解体現場にはあります。
解体作業に入る前に中古品業者を呼ぶ
- 依頼者から買いたい依頼を受ける。
- 見積を提示する。
- 壊す前に中古品業者を呼びつける。
- 中古品業者は、空き家に眠る商品の価値に関わらず、紹介料として5万円から10万円を渡す。
- 解体作業をする現場作業員は、給料以外に小遣いが入る。
上記のような取引が行われています。私的(この裏話を聞いたHUNADEとしては、)には、上記の行為は、業務上の行為に対して、勝手に個人的な取引をしているので、業務上横領にあたるのでは?とも感じています。(詳細は不明)
中古品業者は、商品をどうする?
中古品業者は、仕入れた商品を国内の流通に乗せる他、海外に売却することも多いそうです。
例えば「梁」です。古い古民家の天井にある太い柱のような物です。この木に需要があります。他にもたくさんあります。但し、商売の邪魔をしたくない為、詳細は、避けることにします。
- Antique Japanese Beams
- reclaimed wood beams for sale
- antique wood beams
- antique oak beam
- antique pine beams
実は、古民家に使われている建材は、日本国内でも需要があります。この価値を知らず、ボンボンと解体してしまうことも多いです。需要をしっかりと見極めれば、国内でも海外でも売り先はあります。
一見すると、ゴミに見える物が宝に。宝に見える物がゴミであることは多いです。やはり、その価値を見抜く眼力が必要だと思います。
まとめ
- 家の解体現場では、色々な取引がされている。
- 解体現場にも意外に「お宝」が眠っている。
- お宝には、海外に需要がある物も多い。
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