中国輸入に取り組むも、結局、稼げず、諦める方も多いでしょう。この原因を探るため、ネット上で検索をしても「●●だから稼げない」と、表面的な説明に終始するサイトばかりです。
そこで、この記事では、中国輸入で稼げない根本的な理由をご紹介していきます。
■稼げない理由
- 価格決定権(独占的な販売権)を取得し難い。
- 他社(他者)を儲けさせるサービスが豊富(●●代行等)
- 数が物を言う世界だから。
→ 【一案】初心者は、中国輸入ではなく、欧米系輸入からスタートした方が良い。
中国輸入が稼げない本質的な理由とは?
グーグル検索等で「中国輸入 稼げない」と調べると、様々なサイトが目に留まります。そこで説明されている内容といえば….
- アマゾン輸入は飽和しやすいから…..
- リサーチが下手だから…..
- 計画を立てていないから…..
- 中国からの輸入をしても届くまで時間がかかるから…..
稼げないと、説明するサイトばかりです。正直「うーん」です。申し訳ないですが、どれも根本的な理由ではないです。
本質的な理由は、価格決定権の有無
中国輸入で稼げない理由は、価格決定権を実現し難い環境にあるからです。価格決定権とは、日本側の価格をご自身の手中で自由自在にコントロールすることです。
例えば、現在、中国輸入をしているけれど、価格競争に巻き込まれている方、ライバル等に簡単に真似をされて、すぐに商品寿命がくる方などは、全て価格決定権がないことが原因です。
つまり、自分しか取り扱いができず、自由に価格を調整する余地が少ないのが問題なのです。具体的に見ていきましょう!
価格決定権とは?
価格決定権とは、独占的に販売することです。日本国内には、自分しか取り扱えないなど、独占的な輸入ビジネスを指します。この反対は転売ですね!誰でも簡単に真似し放題です。
例えば、今、アリババ等で商品を探しているとしましょう。日本側で売れている商品をリサ-チして仕入れる。ランキング等を参考にしながら、せっせと価格差がある商品の情報を集めます。単なる転売であれば、このやり方でもいいでしょう。
しかし、その結果、どのようなことになるのでしょうか? すでに感じられている通り、価格競争に陥ります。そもそも、中国輸入は、初心者が稼ぎにくいビジネスです。
そして、このことに気づかず、いつまでも無意味な「原因」を追究してしまいます。ようやく、その原因らしい部分を解説するサイトに出会っても的外れな原因ばかりが紹介されています。
結局、あなたが知りたい「原因」は、見つけられず、また、稼げにくい中国輸入を続ける~等の状況に陥ります。
いかがでしょうか?
中国輸入~、アメリカ輸入に原因があるのではなく、価格決定権を所有し難いこと。有効な防具を付けないまま、戦おうとする所に真の敗因があります。=稼げない。
欧州産の輸入と中国産の輸入は?
では、ここで別の見方をしましょう。輸入には、中国以外も検討ができるはずです。
例えば、欧州等です。それらの国々の産品と中国産の産品を取り扱う場合は、どのような違いがあるのでしょうか?
実は、比較的、成立しやすいのは、欧米産の商品といわれています。意外かと思いますが、中国商品は、中上級者が扱う分野です。理由は、中国輸入は、数が物をいう世界だからです。
例えば、身近なお店を見てみると、様々な中国商品があります。百円均一から、少しおしゃれな家具、家電製品まで様々です。
色々な商品があると思いますが、共通することは「数」です。どんどんと数を売っていき、利益を積み上げていくビジネスであることがわかります。数の勝負だからこそ、ある程度の資本力がいるのですね!
こんなガチ勢の所で、どうして右も左もわからない人が戦えると思うのでしょうか?
資本力や数の勝負をするためには?
では、どうすれば、資本力や数の勝負で生き残れるのでしょか? 瞬時にトレンドを読み、商品開発をし、一括で大量輸入&販売できる経験値や資本力があれば、勝負はできるでしょう。
しかし、例えば、クーリエのようなダンボール程度の量で輸入をしたり、○○ポートのように「中国輸入の代行会社」を使っている程度では、負ける可能性が高いでしょう。仮に負けなかったとしても仕事として十分な成果は得られないです。
中国輸入の最適解は?
中国輸入の最適解は、第一に諦めるです。といっても輸入を諦めるのではなく「中国輸入」を一旦、諦めます。
世界は中国以外にもたくさんあります。初心者は、欧米あたりから商品を見つけて、独占的な輸入販売権を取得して、日本で販売した方が儲けられる可能性が高いです。
中国の輸入ビジネスと欧米系の輸入ビジネスは戦い方が全く違います。中国は、数、数、数。欧米は質、質、質です。戦略が全く違います。
中国輸入を稼ぐためには?
それでも中国輸入で稼ぎたい方は、以下4つのポイントを意識すると良いと思います。
- 利益は交渉時に創ると意識すること
- 販売権の設定等をすること(可能なら)
- 他社の介入を排除すること(例:代行を排除する)
- 適切な物流を選択すること
実際の所、中国輸入の場合、一般消費財が多いため、独占販売権を取得するのは難しいかもしれません!しっかりと契約を交わしても、契約を破棄して他社に販売している可能性もあります。
例えば、アマゾン販売の場合、中国の工場が直接、日本側のアマゾンで販売することも多いです。日本側の仕入れ業者に販売しつつ、自らも小売りの市場を取りに行っているのですね!
このようなことを考えると、日本国内で排他的な販売をするのは難しいです。となると、必然的に、最後は、価格勝負です。
価格勝負に打ち勝つには、少しでも輸入原価を下げることが重要です。輸入原価には、多くの費用が含まれますが、その中でも国際輸送費と輸入諸税等の負担は大きいです。
例えば、現在、中国輸入をしているけれど、代行会社等を使っている場合は、代行手数料の負担が重いはずです。必要経費だと考えればそれまでですが、本当に輸入代行が必要経費なのか?を再考した方が良いです。
もし、輸入代行会社を利用せず、直接貿易をしていても売り手側に国際輸送を委ねていれば、同じく輸入原価を押し上げます。荷物の量から考えて、航空輸送の方が安いのに無理に海上輸送にするなど、不適切な輸送による損失も大きいです。
もし、中国輸入で稼げないと感じている方は、今一度、販売戦略と物流戦略の見直しをしてみてはいかがでしょうか? 数や価格で勝負する場合は、必ず国際物流の最適化が必要です。
例えば、フレートマンロジックス株式会社のDIGISHIPは、フォワーダーが提供する本格的な国際物流です。「日本の指定地までの着値」をKG単価で表示してくれるので、クーリエのような使いやすさがあります。
売り手との交渉時、商品価格の部分と国際物流の部分を切り離して検討することができます。これにより、売り手から過大な送料をオンされる可能性も小さくなります。
他、DIGISHIP等は、ノミネーションフォワーダー(買い手が手配する国際輸送)であるにも関わらず、日本側の通関や国内配送等が含まれているのが特徴です。
中国から日本の国際輸送費+輸入通関+日本国内配送
上記3つがオールインです!輸入代行を使うよりもプロ仕様。でも、煩わしい部分は、中国輸送のプロ、フレートマンロジックス株式会社が担当してくれるのですね!
まだ、価格が高い輸入代行や売り手任せの国際輸送に頼りますか? 少しでも自分の手元に残る資金を増やしたい場合は、迷わず国際物流の最適化をしてみましょう!(特に中国貿易は大切)
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