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クーリエで食品届けが必要な貨物を輸入 フォワーダーの方が良い?


こんな支援ができます!



貿易の「一問一答コーナー」、今回は、クーリエ(小包輸送業者)を使い、食品届けが必要な貨物を輸入する際、フォワーダーがいいのか? クーリエが良いのか?のご質問です。

先日以下のAWB(●●●)にて、試送版を輸入しております。その際は重量からか特に食品輸入届などは求められませんでした。

今後、上記のようなロットでの輸入を行う場合

  • 食品輸入届の提出が必要そう
  • 通関する必要がありそう
  • クーリエよりもフォワーダーのほうが経済的メリットがありそう

という懸念を持っています。

質問者:株式会社●● 様

■結論

  • クーリエは、一般貨物かつごく少量を輸送するときに使うサービス
  • 食品届けが必要な貨物はフォワーダー等、食品届けに対応できる業者に依頼しましょう!

食品届けが必要な貨物を運ぶ時の最適な輸送方法

間違いの指摘

まずは、質問者様の認識に対する誤りの指摘です。食品届けは量によって必要になるのか?は決まらないです。輸入後の目的です。目的が商売用であれば、一枚でも食品届けの対象です。

  • 業務目的なのか?
  • 自家消費用なのか?

今回は、輸送業者(クーリエ)が輸入目的等を確認せず、本来、食品届けが必要な物を「食品届けが不要な物」として、輸入申告している可能性があります。したがって、今回は、必要な手続きを経ていないため、届いた商品は、業務目的で使えないです。

食品届けが必要な貨物とは?

食品届けが必要な貨物

とは、食品等の口に入る貨物の他、お皿、調理器具、乳幼児が口に含む可能性がある物を指します。

例えば、たこ焼き製造機器の場合は、直接、食品が触れる鉄板部分に、食品衛生法の基準に適合するのかが問われます。

食べ物そのもの。又は、食べ物が触れる部分が対象

また、幼児が誤って口にする可能性が高い物も対象です。

例えば、ぬいぐるみ、小さなモデルカーです。同じ商品でも販売時の対象年齢によっても、規制対象になるのか?が変わります。

今回の質問の整理

今回のご質問は、このような食品届けが必要な貨物の輸入を想定。その際の輸送方法としてクーリエが良いのか? それともフォワーダーが良いのか?に悩まれているのです。

クーリエとは、急送貨物の輸送サービスを指し、ミカン箱程の貨物を戸口から戸口への急送を最も得意とする業者です。

一方、フォワーダーとは、戸口よりも手前の部分。港から港。空港から空港等。拠点間の輸送を得意とする業者です。

  • クーリエは、輸送速度に強みがある。
  • フォワーダーは、料金面で強みがある。

質問者様は、このような業者を比較・検討されています。

二社を比較する場合のポイント

二社を比較するときのポイントは、次の2つです。

  1. 輸送コスト
  2. 食品届けへの対応可否

まず、運ぶ貨物の量が重要です。ある程度の量以下であれば、クーリエ等で輸送するのもいいでしょう。フォワーダーは、ある程度のボリューム感がないと、割高になる可能性があります。

しかし、今回の「食品届けが必要な貨物」を輸送する場合においては、輸送量が少なかったとしてもクーリエは、おススメしないです。といいますのは、クーリエは、食品届け等が関係する貨物の輸送を断ることが多いからです。

中途半端にクーリエが輸送している場合、通関時の保税場所等の問題が出てきます。専門的な説明は省きますが、要は、通常の貨物よりも、手続きが少し面倒になります。面倒になるので、通関業者等もクーリエが絡む案件を断ります。

そして、結局、誰も輸入通関(食品届け)に対応してくれない為、ご自身で空港等に行き、手続きをすることになります。

食品届けが関係する貨物を輸送するときは、安易にクーリエ等で輸送するのはやめましょう!日本側で面倒なことになりやすいです。=必ず食品届けに対応できる輸送業者を選びます。

詐欺のような輸入代行業者にも注意

その他、食品届けが関係する貨物を輸入代行業者等を使い輸入するのもやめた方が良いです。以前、輸入代行業者が絡む食品届けのトラブルでご相談にきた方がいます。ある輸入代行業者は、食品届けが必要な貨物を通常貨物として日本まで輸送。

日本についたら突然….

弊社は、通関はできる。でも食品届けの申請はしてください」と連絡してきたそうです。困った依頼者は、弊社に相談へ。相談者様の書類を確認した所、書類を確認した所、売り手と買い手のインコタームズは、CIF。

そのため「食品届けに対応する通関業者に依頼するためのアライバル等、必要な書類」を要求してくださいとアドバイスした所、業者からは、できない旨の回答を受けたそうです。

B/Lっぽい書類も記載内容がおかしく、何かこの業者は変だ!と感じて、輸入代行業者のページを見ると….

業務内容には「通関業の許可」を持つ旨を表記。これまでのやり取りから怪しさを感じ、通関業連合会のサイトで業者名を検索すると、なんと、該当なし。

ということで、通関業法40条「通関業者でないものは、通関業者を名乗ってはならない」等の法律にも違反。さらに該当の輸入代行業者の口コミ等を見ると、非常に悪い評価が並んでいる為、相談者様は、非常に悪質な業者に依頼をしてしまったようです。

輸入代行業者=無許可、無資格で、いつでも、誰でも営業ができます。

クーリエと、2つ目の業者は、全くレベルが違うお話ですが、一見、簡単そうな輸送ほど、他法令のトラブルになりやすいことでに似ています。

海外の売り手は、日本側で他法令(食品届等)が必要かどうかなどは確認しません。売れればいいわけですから。その先のことなどは考えていないです。

その貨物が輸入できるのか? 適切な手続きはできるのか? 必要な書類何か? をしっかりと調べることが重要です。

調査の結果、おそらく、食品届け等の他法令が関係する貨物をクーリエや輸入代行等で輸送しようとは考えないでしょう。

ご回答は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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