×
国際輸送の見積を希望する方はこちら
HUNADEへのお問合せはこちら
#関税計算ツール#インコタームズ#貿易書類#アリババ等#品目別の輸入方法
#特定原産地証明書#リーファー#ドレー#危険品輸送#食品届#貿易費用#貿易資格>>その他
目次アイコン目次
×

目次

タイに日本のブドウを送りたい。個人では、輸出禁止?


 

>>記事の一覧はこちら

もっと見る

Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors
">


貿易の「一問一答コーナー、今回は、日本の葡萄をタイに送りたい読者様からの質問です。

■質問内容

教えてください。タイの友達へぶどうを送りたいと思ったのですが、一覧表で原則輸入禁止となってあるのですが個人では無理なのでしょうか? タイで日本のぶどうなどフルーツが売られているのはどうしてなのでしょうか?ご回答頂けたら幸いです。お手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

引用元:Hファーム、K様より

この質問に対する答えは、次の通りです。

植物(果物)を輸出できるかを示す早見表は、携帯品、郵便物、貨物の3つがあります。日本とタイとの植物防疫上、ぶどうの輸出が認められるのは「貨物」として輸出する場合のみです。

個人の場合は、携帯品として運んだり、郵便物として運んだりすることが多いため、事実上、日本から葡萄を輸出するのは難しいです。

=「貨物(商業貨物の条件)」☓二カ国間の特別な検疫条件を満たしているブドウのみ輸出可能

タイに日本のブドウが流通する理由は、この検疫条件を満たすように輸出されているからです。

迂回輸出等、非合法な方法は除く。

日本の葡萄をタイに輸出できない?

今回は、ファームを経営されている方からの質問です。タイに住むご友人にブドウを輸出されようとして、輸出検疫条件に疑問を抱えています。おそらく、質問者様は、「諸外国に植物等を輸出する場合の検疫条件一覧」をご覧になったと思います。

植物検疫早見表とは?

植物検疫早見表は、日本と外国との植物検疫の条件を表にまとめたものです。

例えば、タイに葡萄を輸出する場合は、〇〇と〇〇が必要。香港へカボチャを輸出する場合は不要などです。輸出する相手国と農産品ごとの植物検疫の条件を確認できます。植物検疫 早見表

この表は、諸外国との植物検疫の条件を反映、かつ、随時、更新されているため、植物(果物)の輸出を検討する場合のチェック資料として利用します。

タイとのブドウの条件を確認すると….

下の図を御覧ください。タイの行、かつ、ブドウの列を見てみましょう! 「☓ *1」となっていますね!そして、表の右側にあるアスタリスク1を確認すると「輸出相手国が輸入を原則禁止」と記載されています。よって、基本的には、日本からタイにブドウを輸出することはできないです。

しかし、「原則」には、例外があります。その答えが別の植物検疫の早見表にあります。

植物検疫

早見表の落とし穴、実は3つあります!

植物検疫の早見表は、3つあります。

  1. 携帯品
  2. 郵便等
  3. 貨物等

1.携帯品とは?

携帯品とは、飛行機に搭乗するときの手荷物に適用される検疫条件です。具体的には、日本でブドウを購入してタイに持ち帰ろうとする場合が当てはまります。この場合は、輸出禁止です。

植物検疫の早見表

2.郵便等とは?

郵便等とは、郵便や各種インテグレーター(配送業者)を使い、荷物としてタイに輸送するケースで適用される条件です!例えば、クール便でタイにブドウを送るなどです。この場合も輸出禁止です。

植物検疫の早見表

3.貨物等とは?

最後の貨物等とは、コンテナやLCL等を使い、一般商業輸入として輸送する場合に適用される条件です。この場合は、☓の部分に「☆」があります。どうやら、ここにヒントがありそうです。

植物検疫の早見表

タイへの輸出、同じブドウでも、それをどのように輸出するのか?によって、適用される検疫条件が変わるのです!

タイ☓貨物編の植物検疫の条件

タイ☓貨物編のブドウの輸出条件を確認すると、☆のマークがありますね!星が示す内容は、表の右側に記載されています。

二国間合意に基づく特別な検疫条件を満たしたもののみ輸出ができます

植物検疫の早見表

二国間の合意は、詳細リンクで確認します。以下の文章がでてきます。ここに記載されている条件を満たす場合のみ、タイにブドウを輸出できます。

植物検疫の早見表

日本のブドウをタイに輸出する場合の検疫条件

  1. ブドウが登録生産園地で栽培されていること
  2. 別表の病害虫が検出されていないこと
  3. 登録の施設にて選果や梱包等が行われていること
  4. 梱包容器は新品。また、輸出者名等、指定の表示条件を満たすこと
  5. 輸出検査に合格すること

上記の条件から、個人で贈り物をしたり、お手軽系輸出等をしたりすることは難しい商品であると言えるでしょう。

なお、タイ向けにブドウを輸出する場合は、日本側で特定原産地証明書の発行も必要です。実行される場合は、植物検疫所等に事前に相談をして、できるだけリスクを小さくしましょう!

なお、弊社は、ゼロイチコンサルサービスにて、国際輸送、輸出準備の支援ができます。また、タイ側の関税が低減するために必要な特定原産地証明書の取得支援業務も提供しています。

まとめ

タイ向けにブドウを輸出することは可能。しかし、生産地、表示義務、梱包要件、選果等のいくつかの条件をクリアする必要があるため、ボーダレスな香港向け輸出とは、難易度が全く違うと考えましょう!

貿易の一問一答

貿易コンサル

 

 

カテゴリ

タグ一覧
新着記事の一覧
海上コンテナ輸送の追跡方法 効率的に貨物の状況を把握するには?
輸入税(関税・消費税)の立替 公正取引委員会は問題との見解!
【国際物流のDX化】ビフォーアフターを現場担当者目線でご紹介!
中国に金型を輸出(無償提供)生産後、輸入する場合の注意点
中国からの国際輸送で遅延につながる4つの要因とは?
記事を検索する

>>記事の一覧はこちら

もっと見る

Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors
">

種別積み地揚げ地品目輸送モード
法人横浜オーストラリア農機具相談希望
個人上海東京植物用ライト相談希望
法人天津金沢ビニールハウス資材 40トン海上輸送
法人横浜オーストラリア農機具相談希望
個人上海東京植物用ライト相談希望
法人天津金沢ビニールハウス資材 40トン海上輸送



FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録
国際輸送
見積依頼
お問い合わせ先
タイトルとURLをコピーしました