【バンコク】バイヤーになるためのスキルと心構えとは?

チャトゥチャック市場 タイ
刺繍
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What are you looking for?(探しモノはなんですか?) By バイヤー

バンコクの市場でたまたま見つけた商品をネットで売ったら、あっという間に売り切れた。「俺って商売の才能あるなぁ」と思い、再びタイへ行き、モノを買って売ったら、またもや完売!“よし、事業やろう”そんなウソのような話を現実にした知人がいます。

日々、バイヤーは、そんな夢を見て商品を探し歩いています。今回は、バイヤーになるために必要なスキルと心構えをご紹介していきます。

チャトゥチャック市場

好奇心とモノを売る喜びがバイヤーの源

バイヤーとは、お客さんの希望の商品を探して買い付ける仕事です。では、バイヤーに必要なものは、なんでしょうか?やはり、それは「好奇心」だと思います。

自ら市場へ出向いていろんな商品を見て、売れるかどうか検討し、提案もしくは実践してみる。売れればその商品をすすめ、売れなければその原因を考え、次なる商品を見つけに行く。この繰り替えしです。自らが選んで、お客さんに提案した商品が売れたときの喜びは、この仕事ならではの幸せです。

トラブルはつきもの。それを解決してこそ、評価が違ってくる。

バイヤーの仕事の流れをご説明します。まずは、お客さんからの買い付け依頼から始まります。メールやスカイプで色、サイズ、枚数、見積もりなどをやり取りし、決定したら市場へ行きます。まれに日本に帰国して、会議に呼ばれることもあります。

市場を探し回り希望のモノがあれば買い付けます。買い付け後、業者に荷物を取りに来てもらい、発送して完了です。日本に荷物が到着したら、依頼人から連絡をいただきます。これが基本で、スムーズに仕事が完了した例です。

しかし、実際は、何かしら問題が起きます。

  • 「売っている商品の枚数が足りない」
  • 「売り切れで、入荷に2週間かかる」
  • 「黒の生地が品薄で、価格が上がった」

これらの問題に対処できるのか?がお客さんからの信頼を勝ち取れるかの分かれ目です。やはり、どんな商売でも、お客さんの願いをかなえることが大原則です。そのためにも、地道に市場を歩き回って、市場ニーズの把握と商品情報のインプットを大切にしています。

短く、簡単に。英語での交渉は伝わることが大切

市場の商品には値札が付いていないため、交渉による購入が一般的です。もちろん、日本語ではなく、最低限、英語が必要です。ただし、欲を言えば、やはり、タイ語がベストです。英語でも問題はありませんが、細かいニュアンスが通じないことが多いです。タイ人と話す英語は、なるべく短く、単語だけにするのがポイントです。

例えば…..

客「Could you please give me a discount?」などの丁寧な表現は不要です。代わりに「Discount Ok?How much?」の一文で伝えるのが効果的です。

英語での交渉は、文法通りにうまく話すことではありません。相手に伝わることが何よりも重要です。“Could you please”と言っている欧米人は見たことがありません。

ホームページやブログで、自分らしさをアピールしよう。

では、バイヤーになるには、どうしたらいいのでしょうか? 一番効果的なのは、ホームページを製作することです。

しかし、その前にすることがあります。いろいろな市場の商品を見て買って、実際に自分で売ってみてください。E‐bayなど、海外からでも出品できるオークションを利用して、どのような反応があるかを確かめてみるのがいいです。

売れればまた買い付けし、他にも売ってみたい商品があれば出品。その繰り返しで、自分で買って売るバイヤーとなってもいいでしょう。より多くの人から注文を取りたいのであれば、ブログやホームページにて商品が売れたことをアピールしてください。

hunadeのサービス

ホームページには、何かしら“武器”になるモノがないと反応はありません。ましてバンコクには、バイヤーがたくさんいます。同業者との差別化を図る上でも“自分らしさ”を大いにアピールすることがポイントです。

どこに何があるか?市場を熟知していないと同行は出来ない。

買い付け代行以外にも、日本から来るお客さんを市場へ案内する「同行」などもバイヤーの仕事です。

どの市場に何があって、どれぐらいの価格で買えるかをインプットしておきます。巨大市場のチャトチャックへ行って、どこに売っているか迷っているようでは失格です。チャトチャックに商品がなかった場合、どの市場へ行けばあるかなど、お客さんの欲しい商品を探して見つけることが第一です。

また、市場を歩いていれば、様々な商品が目に留まります。お客さんから“この商品はどうですか?”との質問にも答えられるように、どの商品も「触り」は知っておくべきでしょう。「このビーチサンダル、タイ人の若い女性が履いているのを結構見ましたよ」このような感じです。商品を知らずして同行は出来ません。

タイ語が出来ると心強い。とお客は思っている?!

お客さんとの同行で信頼を勝ち取る一つのポイントは、タイ語の交渉が出来ることです。現地の言葉を話せるのかで随分と印象が違います。お客さんは、自分が言いたいことをタイ語で伝えてくれる。これほど心強いものはありません。

お店の主であるタイ人も、細かいニュアンスの英語が出来ない人が多いため、タイ語での交渉は、大助かりです。実際、タイ語で交渉すると、タイ人はホッとした顔になります。また、交渉中、お客さんには聞かれたくないこともあるかと思います。実は、お客さんの目の前で、タイ人店主との間で、次のようなやり取りをしていることもあります。

バイヤー:「とにかく、ああだこうだうるさい客なんだ。今回だけ頼むよ」

バイヤー:「えっ、仕入れるのを忘れたの?じゃあ、客には入荷しなかったって言っておくよ」

稼ぎたいなら、市場を歩き回ること。偶然の出会いが待っている!?

バイヤーとして、市場を知っている。いろんな商品に精通している。タイ語も出来る。あとは、稼ぎ方を知っていることが重要です。この点が一番難しい課題ですが、先にも述べたように、まずは市場を歩き、自分で売って見ることです。そこに何かしらのヒントが隠されています。

また、毎日の市場散策により、ひょんなことで仕事が舞い込むことも多いです。タイの市場には、たくさんの日本人観光客も来ています。買い付け中、同じ店でばったり出会い、仲良くなる。そこから仕事につながるなどもあります。

また、現地の親しい日本人が勤める旅行代理店から“タイ語出来るから、市場を案内してくれる?”と持ち掛けられたり、バイヤーの横のつながりで“古着に詳しいから、お客さんに同行して”など頼まれたりすることもあります。このように様々なケースから仕事につながることが多いです。常連のお客さんから、新しいお客さんを紹介されたときは、とてもうれしく感じられるはずです。やはり、人とのつながりが仕事を生みます。

売れないときこそ、バイヤーの力の見せ所

もし、あなたが買い付けた商品(代理購入)が売れないときはどうなるのでしょうか? お客さんの希望する商品を買い付けるわけですから、売れなくてもバイヤーが悪いわけではありません。しかし、そこはお客さんとしても一言あるでしょう。「もっと他に商品を提案してくればよかった!」このようなことを言われることもあります。中には「やってられない」と、契約を打ち切ったこともあります。

やはり、本来は互いに協力して、今後どうするか意見を出し合い続けていくことがベストです。「お店の商品ではなくて、試しにオリジナルオーダーをしてみてはどうか?」「日本人だけでなく、E‐bayなどで外国人に売ったらどうだろう」売れないor売れた、そんなこんなで10年以上お付き合いしているお客さんもいます。売れないときこそ、バイヤーの腕の見せ所です。

以上、バイヤーになるためのスキルや心構えでした。市場を探し歩いて見つけた商品が売れる喜びはひとしおです。一度、バンコクの市場を体験してください。

関連記事:タイで買い付けをするときのコツ 現役バイヤーが語ります!

まとめ

  • いろんな市場へ出向いて、商品に触れることが大切
  • E-bayなどで商品を売って見よう。そこにヒントが隠されている。
  • 自分の武器を持っているのは強み。大いにアピールしよう。
  • 売れない商品はある。そこから学ぶことはたくさんある。

ライター Masa.

基幹記事:東南アジアのトビラタイで仕入れて日本で売る。

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