「サレンダーB/Lの確認ができない!」の原因と対処方法

サレンダーの確認ができない。輸入ビジネス
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輸入貨物を迅速に引き取るために、輸出地においてB/Lを船会社へ差し入れる仕組みがあります。これを「元地回収」または「サレンダー」といいます。元地回収によって貨物を迅速に引きとれるわけですが、これがトラブルの元になることが多いです。中国や東南アジアなど、日本と比較的近い国からくる貨物船は、私たちが思っている以上に早くつきます。

例えば、中国の上海からフェリー「新鍳真(しんがんじん)」であれば、上海と大阪を二日ほどで結びます。また、東南アジア各地とは、10日ほどで結ぶ場合が多いです。この近さゆえに問題となるのが「B/Lオリジナルの遅延」です。

日本の港から輸入貨物を引き取るときには、次の2つの内、いずれかの条件を満たす必要があります。つまり、B/Lの原本を輸出国で差し出すのか?それとも輸入国側で差し出すのか?の違いです。中国や東南アジアなど、B/L原本よりも貨物の方が先につく可能性が高いものは1番。アメリカや南米など、船の到着に時間がかかるものは、2番を選択することが多いです。

  1. 輸出国で発行されたB/Lの原本を差し入れる
  2. B/Lが元地回収されていることを確認できること

今回は、この2番のケースに関して発生するトラブルです。本来、2番は、輸出国側でB/Lのオリジナルを差し出しているため、日本側では無条件に貨物を引き取れるはずですね。しかし、実際に貨物を引き取ろうとすると「サレンダーの確認ができない」といわれることがあります。一体、これは、どのようなことが原因なのでしょうか?そこで、この記事では、サレンダーの確認ができないと、言われたときの対処方法をご紹介していきます。

サレンダーの確認ができない原因と対処方法

サレンダー確認ができない2つの原因

輸入国側で「サレンダーの確認ができない」原因は、ほとんどがヒューマンエラーにあります。いわゆる輸出国側の代理店と輸入国側の代理店間の連絡がうまくできておらず、輸入国側で確認が取ればい場合が多いです。また、マスターB/Lにあたる部分の会社が貨物を引き取るためのお金を支払っていないなどの理由もあります。

  1. 単なる連絡ミス
  2. マスターB/Lの入金が遅れている。

1.現地船会社と日本側船会社の代理店の連絡ミス

輸出国でB/Lがサレンダーになると、その情報は輸出国側の船会社から、日本側の船会社の代理店に連絡がいきます。この連絡が何らかの原因によって、届いていない可能性が考えられます。

2.マスターB/Lに対する払い込みが未完了

連絡ミスの他、マスターB/Lにあたるフォワーダーが料金を支払っていない可能性があります。これを理解するには「マスターB/LとハウスB/Lの違い」を知る必要があります。

ハウスBL・HUNADE

マスターB/Lは、船会社と直接契約するB/Lです。このマスターから小分けされているのが「ハウスB/L」です。そして、このマスターとハウスの仕組みを使い、国際輸送を創造するのが「フォワーダー」と呼ばれる会社の役割です。もし、マスターB/Lを所有するフォワーダーが船会社へ入金などを済ませていないと、マスターの傘下にあるハウスも貨物を引き取れません。

大元のマスターB/Lの料金精算が終了していないので、その下にあるハウスB/Lも影響を受ける。

サレンダー確認ができないときの三つの対処方法

サレンダーB/Lの確認ができないといわれた場合、どのようにすればいいのでしょうか。この確認作業をするときに関係するのが、輸出者、輸入者、輸出側船会社、日本の船会社の代理店の四者です。これら四者がそれぞれの立場から確認作業を行うと、比較的早くサレンダー確認ができます。ちなみに、元々サレンダーでない物をサレンダーにするというお話しではありません。サレンダーのはずなのに「何らかの理由によりサレンダーが反映されていないとき」の対処方法です。

  1. 輸出者のサレンダーの確認ができないと伝える。
  2. 日本の代理店からプッシュしもらう。
  3. マスターB/Lを所有するフォワーダーに代金を支払うよう促す

1.輸出者にサレンダー確認ができないことを伝える。

貿易契約がCIF契約(輸出者の負担で輸入港までの運賃・保険料を支払う約束)などであれば、輸出者が船の手配をします。つまり、日本側で「サレンダーの確認ができない」と言われた場合、真っ先に問い合わせるのが輸出者です。なぜなら、輸出者が船の代金を支払い手配をしているからです。船会社にとっては、自社のお客であるため、しっかりと対応する場合が多いです。

サレンダーの確認ができないといわれたのなら、輸出者から現地船会社へ問い合わせをしてもらうようにします。

2.日本側代理店からも問い合わせてもらう。

輸出側から問い合わせをするのと同時に、日本側の船会社の代理店からも現地の船会社に確認をするように伝えます。これで輸出国側と輸入国側の両方から確認作業が行われるようになり、サレンダーの確認作業がはかどります。

3.マスターB/Lを所有するフォワーダーに代金を支払うよう促す

ハウスB/Lを発行しているフォワーダーが船会社にお金を支払っていないと、そのマスターB/Lの下にあるハウスB/Lも影響してきます。
この場合、B/LをもとにしてハウスB/Lを発行しているフォワーダーに連絡をします。

「急ぎの貨物だから早くマスターB/Lの入金をして」と伝えましょう!

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まとめ

輸入書類を受け取ったときに真っ先に注目するべきポイントが入港日(ETA)と、B/Lがサレンダーがどうかです。もし、サレンダーでない場合は、B/Lのオリジナルまたは、LG(銀行が補償する書類)などが必要になることを予想します。

サレンダーでるかどうかを確認するときに「サレンダーの情報が伝わっていないだけ」ということがよくあります。
そのようなときに、この記事でお伝えをした内容を参考にして、対処してみて下さい。

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