「フォワーダーや通関などの貿易関連企業に勤めている。給料面、福利厚生等は、ある一定の部分で満足している。しかし、最近の流行病、働き方改革、AIの動き等を考えると、このままで良いのか感じている」
当サイトは、そんな想いをお持ちの方を対象に「フォワーダービジネス」をご紹介しています。フォワーダービジネスとは、国際輸送を希望する荷主様を取次ぐだけで収益を得られます。成果報酬型のビジネスであり、仕事の成果と自らの収益が直結する点に大きな魅力があります。
そこで、この記事では、フォワーダーとして働く場合の給与制と成果報酬(コミッション型)の違い、メリットやデメリットなどをご紹介していきます。
フォワーダーBIZ 給料と歩合制の違いとは?
他人(第三者)からお金を得る方法は、次の三つの内いずれかです。
- 労働をして収入を得る。=労働収益
- 何かの結果に対して収入を得る。=仕事収益
- お金にお金を生ませる。=投資収益
この内、最も一般的な収入は、労働収入です。3番は、いわゆる投資による収益で、自らのお金(資産)からお金を生ませることです。そして、今回、ご紹介するフォワーダービジネスは、2番の「何かの結果に対して収入を得る」ビジネスです。
フォワーダービジネスの結果とは….
- 自分の力によって新しい荷主を見つけること
- 荷主に対して最適な輸送を提案すること
1又は2のどちらかの「結果」を出すことで収益を得られます。逆にいうと、結果を出さない限り、収益は発生しません。
コミッションと各用語との違い
働き方 | 意味 |
請負 | |
歩合 | 労働に対する一定の見返り |
ボーナス | |
インセンティブ | 奨励や報酬 |
マージン/仲介手数料 | 手数料 |
リベート | 支払い代金のバック |
ロイヤリティ | 商標権等に対する使用料 |
労働収入と仕事収益の決定的な違い
労働収入とは、就労体型に関わらず、雇用されることで得られる収入です。他方、仕事収益は、何かの仕事の実行又は、結果に対して得られる物です。
「労働収入と仕事収益は、どちらが良いのか?」
これは、両者の決定的な違いや性質、メリットやデメリットを知るとわかります。
決定的な違いとは?
労働収入と仕事収入の決定的な違いは、収益や損失の「直結性」にあります。直結性とは、自分の働いた結果が、得られる収益又は、被る損失に直接的に影響を及ぼす度合です。
下の図をご覧ください。左は、会社組織内における「個人」、右は組織に属さない個人としての活動です。上にある下矢印は、収益や損失の流れだとします。
この図からもわかる通り、左側の「組織の一員」である場合は、仮に損失が発生した場合は、会社組織としてのダメージとなり、個人であるあなたが損失を被る割合は低くなります。=収益の影響もおのずと小さくなりことを意味します。
つまり、逆に言うと、自らの仕事と収益の部分を最大限に直結させたい場合は、まさに「成果報酬型のビジネス」だけしかないとも言えます。
フォワーダーとして働く場合でも….
- 給与制として仕事をするのか?
- 成果報酬制として仕事をするのか?
この違いにより、得られる収益は全く違います。
ポイント:会社としての一員より、個人の方が損失も、収益も個人に直接的な影響を受ける。
成果報酬型のメリット、デメリット
その他、成果報酬型のメリットとデメリットは、次の通りです。
デメリット
- 仕事が完了しないと収益を得られない。
- 自分の実力がないと、収益を得られにくい。
- 個としての仕組みやアピール方法を工夫する必要がある。
- 信用、実績を得るには、それなりの時間が必要
- 損失、収益は、そのまま自分に影響する。
メリット
- 個人としての実力が直接的に収益に結び付く。
- 組織内でよくある他人に足を引っ張られにくい。
- 稼ぐ額は自分次第。会社員の収入の平均や限界を一気に超える可能性がある。
- クライアントとの距離は近く、フィードバックを得られやすい。
成果報酬型ビジネス例示
世の中には、成果報酬型ビジネスがあります。ここでは、その例示をご紹介します。
- ウーバーイーツ
- 保険営業マン
- 不動産営業マン
ウーバーイーツ
東京、大阪、名古屋、福岡など、主要な都市で提供されているのがウーバーイーツです。この配達員も成果報酬ビジネスです。配達員は、お店から商品を受け取り、指定の配達先まで届けることで収益を得られます。
「基本料金(受取料+受け渡し料+距離)+追加報酬-手数料」
受け取れる収益は、配達距離や追加チャージの合計で計算されます。配達が完了して収益を受け取れる仕組みのため、一時間の内、何回の配送できるのかがポイントです。
例えば、1回3~5分程度の配達、それを一時間で3回ほどこなすことができれば、500円×3=1500円前後を稼げます。
保険営業マン
保険営業マンには、給与制と保険外交員の2つがあります。
- 給与制=固定的な給与+歩合
- 保険外交員=完全歩合制
給与制は、保険会社に所属しながら営業活動ができるため、ある一定の安定があります。一方、保険外交員は、個人事業主として活動をして、自分の実力次第でどんどんと収益を得られます。また、保険会社にも日系と外資があり、外資の方が収益が高いと言われています。
例えば、外資系の保険外交員であれば、契約した保険代金の20%~30%前後を収益として受け取れることもあり、人によっては、年収数千万~を超える方もいらっしゃいます。
不動産営業マン
不動産の売買を仲介する営業マンにも成果報酬型の給与があります。
- 不動産会社に所属する=基本給+歩合
- 業務委託=完全歩合制
1番は給与収入。2番が完全成果報酬型の働き方です。1番の場合は、ある一定の基本給がもらえると同時に、ある一定の「歩合」が支給されます。ただし、基本給が支給されている分、歩合率は低く、10%~20%前後の所が多いです。
一方、業務委託を受けて働く場合は、基本給の支払いは一切なく、歩合制の部分が自らの収益です。完全歩合制の場合は、基本給の支給がない分、歩合率は50%前後と高く、まさに自分の実力次第でどこまで稼げると言って過言ではないです。
以上の通り、成果報酬型ビジネスは、様々な業界で取り入れられています。実は、上記と同じ仕組みがフォワーダー(海上輸送、国際輸送とそれに関連する業務)ビジネスにあります。
フォワーダービジネスの歩合制
フォワーダービジネスとは、国際輸送(海上・航空)の経歴をお持ちの方を対象とした荷主の取次ビジネスです。ビジネスの形、儲け方、アプローチ方法は、すべてご自身でコーディネートができ、利益部分も自由に設定できます。
ご存じの通り、国際輸送は、実務経験がないとわからないため、ビジネスの参入障壁は比較的高いです。また、同時に非常に古い業界でもあるため、様々なチャンスが転がっている所でもあります。
例えば、○○海運、○○港運、その他、港に関連する企業は、資本金が巨大、営業年数も非常に長い上、古くから営業をしている企業がごろごろと言います。安定している反面、様々な慣習等が存在し、それが国際輸送に関連する企業の足かせになっている部分もあります。
「この荷主さんからこういう要望があるのに、会社としては、この案件を受けられない。どこか他の会社に振ろうか…」
このような案件があるときに、自分のビジネスとして取り組み、収益に換えられるチャンスがあります。もちろん、国際輸送分野の紹介以外でも、関連するビジネスであれば、様々な分野で収益化できるのが、このビジネスの魅力です。
もし、国際輸送関連の知識をお持ちの方で、現状の収益や待遇に不満がある方又は、将来的なことを含めて考えた場合に不安に感じている方は、ぜひ、フォワーダービジネスにご参加ください!
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