通関士の年収は高いのか、低いのか? 女性、高卒は!?

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    これから通関士を目指す方にとって一番気になるのが年収です。せっかく苦労してとった資格でも、思っていたような収入ではないかもしれません。企業間によって大きな差があるのが貿易業界。企業や職種選びも慎重にならざるを得ません。後々後悔しない為にも、通関士の収入事情をご紹介します。

    通関士の年収

    通関士の年収比較

    統計リサーチによると通関士の平均年収は539万円です。現在通関士として働いている人は15,506人。平均月収は約35万円、ボーナスは4か月で計算されています。

    まずは通関士の平均年収と全国平均の年齢別年収の推移をみてみましょう。

    通関士全国平均
    20歳~29歳290万円~407万円262万円~361万円
    30歳~39歳367万円~467万円407万円~442万円
    40歳~49歳422万円~608万円468万円~496万円
    50歳~59歳542万円~646万円516万円~519万円
    60歳~65歳340万円~646万円396万円~508万円

    30代と40代では最低平均年収が全国平均より下回っているものの、総合すると全国平均より30万円から130万円程高い数値になっています。20代の最低年収も290万円であることから、事務職の初任給としては比較的好待遇が見込める職種です。

    次に、主な地域別年収をみてみます。

    通関士全国平均
    東京754万円622万円
    大阪646万円532万円
    愛知592万円554万円
    神奈川592万円553万円
    福岡539万円459万円
    広島539万円486万円
    北海道485万円424万円
    沖縄431万円369万円
    宮崎431万円365万円

    いずれの地域も平均値より上回った数値です。最大の開きのある東京では約130万円、最小の愛知でも約40万円、平均年収よりも高い金額になっています。全国平均年収で一番低かった宮崎でも、通関士の年収は高い金額になっています。年収431万円は全国平均27位和歌山の439万円に次ぐ金額で、福井の429万円よりも高い金額です。

    最高金額の東京でも759万円と1000万円には遠い金額であることから、高収入は見込めないものの、平均値よりも少し高めの、安定した年収を見込める職種です。

    他業種との比較

    通関士の年収は他の業種と比較するとどの程度の水準なのでしょうか。通関士は士業に分類されます。そこで、他の士業、そして貿易関係の職種の平均年収と比較してみます。

    士業

    • 弁護士 1168万円
    • 公認会計士/税理士 880万円
    • 司法書士 864万円
    • 弁理士/社会保険労務士 640万円
    • 行政書士 531万円

    貿易関連の仕事

    • 貿易事務 440万円
    • 航空会社事務職 500万円
    • 倉庫会社 615万円
    • 海運会社 700万円
    • フォワーダー営業 551万円
    • メーカー海外営業 621万円
    • 商社 海外営業 1,137万円

    先にご紹介したように、通関士の平均年収は539万円です。他の士業と比べてみるとその差は一目瞭然です。中でも高収入である弁護士とは倍近くの開きがあります。通関士は貿易業界の行政書士と呼ばれることもあるように、行政書士とはほとんど同じ水準です。以前の記事でもご紹介したように、通関士としての独立開業はほぼ不可能に近いのが現実です。やはりその点が高収入を得る為の最大のウィークポイントです。

    一方、貿易関係の仕事では、事務方の仕事としては高収入の枠に入ります。しかし業界全体の平均値から考えると好待遇であると言い難い位置にあります。

    高卒、女性通関士の年収

    高卒の場合

    通関士試験に合格していること、それが通関士になるための唯一の資格です。通関士試験は国籍、学歴、年齢関係なく誰にでも受験資格があることから、高卒の方にも門戸は開かれています。スキルと知識が問われる通関士に学歴は関係ありません。一度、就職した後には大卒と変わらない待遇が用意されています。

    しかし日本の風潮から、高卒でも応募可能な求人が多くないことが現状です。また試験の難易度の高さから、高卒で試験に合格したケースは多くはありません。ハードルを越えれば好待遇は期待できます。しかし、試験合格と応募可能な求人を探すというハードルは低くはありません。

    女性の場合

    女性でも男性と変わらずに活躍できるのが通関士の仕事です。細やかで繊細な判断と作業が求められる通関士の仕事は、女性向きの仕事であるともいえます。現に産休、育休取得後復帰している通関士も多く見られます。時短勤務や日数を制限した働き方を認めている企業も数多くあります。優秀な通関士であれば引く手はあまたです。働き方とらわれずに活躍できるのが通関士の大きな魅力でしょう。

    年収1000万円以上を目指すには?

    士業である通関士ですが、他の士業と異なり独立開業はほぼ見込めません。独立開業の道が開けているとすると、自身の能力や人脈を駆使し、ビジネスを拡大することも可能です。それに伴い年収も大きく増えるでしょう。しかし、企業に属しサラリーマン社会の中でしか生きていけないのが今の通関士です。安定はしてはいますが大きな成長は見込めません。

    そんな通関士が年収1000万円を超えるにはどのような選択肢があるのでしょうか。

    管理職になる

    一番堅実な方法で1000万円に近づくには管理職になることです。部長、次長等の役職になると役職手当が支給されます。もし役員になったなら、それ相応の報酬が見込めます。キャリアを地道につみ、様々な手当を総合することで1000万円に近づくことも不可能ではありません。しかし企業規模と取り扱いの内容により、昇進を重ねたとしても800万円が限度ということも少なくありません。

    海運業界に勤める

    物流業界の中で一番高い年収を見込めるのが海運業界です。最も需要が多く、スケールの大きな案件を扱っていることが関係しています。しかし同じ海運業界でも企業によっては200万円~300万円程年収に開きがあります。企業選びは慎重になった方が賢明です。大手企業でキャリアを積んだ上で、通関士手当や役職手当等を含めて、1000万円を超えることができるでしょう。

    海外勤務をする

    例えば大手企業のプラント事業の一環で海外勤務をすることになったとしましょう。通関士として、事前準備の為に業務に携わったとすると様々な手当が見込めます。通関士手当や役職手当に海外赴任手当が加わります。もちろん企業によって金額は異なるものの、月々15万円程度は支給されます。一番多くの収入を見込めるのが大手企業に勤めて海外勤務のチャンスを狙うことです。

    今までご紹介したように、通関士が収入を伸ばすには残業代を含めた各種手当にかかっていると言えます。通関士手当は5,000円~20,000円の間です。総合的にみると平均年収より上回っています。通関業者はそれこそ星の数ほどありますし、貿易高も上昇傾向である昨今、職に困ることはほとんどないでしょう。安定した生活が待っています。しかし通関士として1000万円以上の高収入を狙うのは容易ではありません。少しでも収入を増やすことを考えるならば、副業を始めるのが賢明です。

    まとめ

    • 通関士の平均年収は539万円。
    • 高収入は見込めないものの安定した収入は確保可能。
    • 学歴、性別によらず活躍できるのが通関士の最大の魅力。
    • 高収入を目指すには通関士だけでは不十分。副収入が必須。
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    貿易求人
    この記事の執筆者
    HUNADE

    貿易サイト「HUNADE」の代表。通関業者で勤務した経験をもとにして「もっと貿易を身近に。」をミッションに活動中!難しい貿易をできるだけわかりやすく解説し、貿易の一助になることが目標。基本的には、東海地方に住みながら国内各地、海外などでも活動し、できるだけ柔軟な発想を維持できるように努力しています!

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