×
貿易支援の申込・質問を希望する方はこちら
国際輸送の見積を希望する方はこちら
目次アイコン目次
×

目次

【完全比較】日本発国際輸送:FCL・LCL・フェリーの違いと最適梱包術

>>記事の一覧はこちら

もっと見る

Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors
"><font style="vertical-align: inherit

国際輸送では、貨物の種類や輸送先に応じて適切な輸送手段を選ぶことが重要です。この記事では、日本発の国際輸送で利用されるFCL(コンテナ貸切)、LCL(混載輸送)、フェリー輸送(RORO・コンテナ)の違いを詳しく解説し、それぞれのメリット・デメリット、最適な梱包方法について説明します。

FCL・LCL・フェリー輸送の違いと最適な選び方

日本発の国際輸送を成功させるポイント

日本から海外に貨物を輸送する際、輸送手段の選択はコスト・納期・安全性に大きく影響します。輸送する貨物の量や特性によって、最適な輸送手段が異なるため、それぞれの特徴を理解し適切な梱包をすることが重要です。

主な国際輸送の種類は、次の5つです。

  1. コンテナ船×FCL
  2. コンテナ船×LCL
  3. フェリー船×FCL
  4. フェリー×LCL
  5. フェリー船×RORO

FCL(コンテナ貸切輸送)

FCL(Full Container Load)は、40ftや20ftのコンテナを荷主が単独で利用して輸送する方法です。FCLは、他の荷主の貨物と混載されないため、安全性が高く、破損や汚損のリスクが小さい。また、大量輸送の際は、コストメリットが最も高いです。

メリット

  • 他の貨物と混載しないため、汚損や破損のリスクが低い。
  • 大量輸送時のコストパフォーマンスが高い、
  • コンテナ単位で管理できるため、セキュリティ面で優れている。

デメリット

  • 貨物が少ない場合は、コストが割高(貨物当たりの送料が大きくなる)
  • コンテナスペースを最大限活用しないとコスト効率が悪い。

最適な梱包方法

FCLは、コンテナで貨物が保護されるため、比較的シンプルな梱包で問題ないです。ただ、長距離輸送のため、木箱や強化ダンボールを使用し、錆防止や湿気対策(乾燥剤・防湿フィルム)をする方が良いです。

LCL(混載輸送)

LCLは、複数の荷主の貨物を1つのコンテナにまとめて輸送する方法です。主に小口貨物の輸送で取り入れます。FCLに比べてコストを抑えられるものの、コンテナ内で他の貨物と混載されるため、破損リスクは高いです。

メリット

  • 少量の貨物でもコストを抑えて輸送できる。
  • 輸送頻度が少なくても利用しやすい。

デメリット

  • 他の貨物と混載されるため、破損リスクが高くなる。
  • 積み替えの回数が増えるため、輸送中のダメージが発生しやすい。
  • 通関手続きが増える可能性がある。
  • CFSでの作業に伴う追加の作業費(CFSチャージ)が発生する。

最適な梱包方法

LCLは、他の貨物と混載されるため、破損リスクを最小限に抑える梱包が必要です。3層ダンボール、パレットを使用し、輸送時の安全性を向上させます。また、防水対策として、シュリンク包装樹脂コーティングも有効です。


 

FCLとLCLの使い分け基準は、貨物量が約13m³を超えるかどうかです。この分岐点は輸送航路などによるため、目安として考えてください。

フェリー輸送(RORO輸送・コンテナ輸送)

フェリー輸送には、次の2種類があります。

  1. RORO輸送
  2. コンテナ輸送

1.RORO輸送

RORO(Roll-on/Roll-off)輸送は、トラックのままフェリー船に乗り込む方法です。車両ごと輸送できるため、輸送準備の手間は少ないです。

メリット
  • 車両や大型貨物をそのまま輸送できるため、荷役の手間が少ない。
  • 船上での積み替えが不要なため、破損リスクが低い。
  • トラックごと移動できるため、ドアツードア輸送がしやすい。
  • 荷下ろしが迅速に行える
デメリット
  • フェリーの運行スケジュールに左右される。
  • 積載できる貨物の種類が限られる。
最適な梱包方法

RORO輸送では、貨物が車両ごと運ばれるため、梱包が不要な場合が多いです。輸送中の振動や衝撃を防ぐためにクッション材や固定具の活用がおすすめです。

フェリー輸送(コンテナ)

コンテナ輸送は、RORO輸送とは異なり、FCLやLCLの貨物をフェリーで輸送する方法です。主に中国や韓国との間で盛んに運航されています。

メリット
  • 日本から近隣諸国への輸送に適している。
  • コンテナを使用するため、貨物の積み替えなしで輸送できる。
デメリット
  • 運行スケジュールが限られるため、事前の納期調整が必要。
  • 長距離輸送には適していない。
最適な梱包方法

フェリー×コンテナ輸送の場合も防水や耐久性の強化を行うことが重要です。但し、比較的短距離かつ短時間の輸送となるため、輸送による影響を受けにくいです。

まとめ

  • FCL:大量輸送向け、コンテナを専有できるため安全性が高い。
  • LCLは小口輸送向けでコストを抑えられるが、混載による破損リスクがある。
  • RORO輸送は荷役の手間が少なく、ドアツードア輸送に適している。
  • フェリーのコンテナ輸送は短距離向けで、FCL・LCLと同じ梱包方法が適用可
  • 各輸送方法に応じた適切な梱包を施すことで、安全で効率的な輸送を実現

 

中小企業の輸出ガイド

中小企業の輸出手続きと国際輸送の完全ガイド

 

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録
 
プロが解説シリーズ

 

 

輸出入と国際輸送の手引き

 

カテゴリ一覧
新着記事
輸出手続きと国際輸送ガイド|海外バイヤーとの交渉成立後~日本出荷完了迄
【保存版】輸出通関の実践ガイド:書類作成から貨物搬入まで
日本発航空輸送の必須知識:Known Shipper制度と梱包ガイド
精密機器・電子機器の輸出成功術:最適輸送と梱包のプロ技
【完全比較】日本発国際輸送:FCL・LCL・フェリーの違いと最適梱包術
記事を検索

>>記事の一覧はこちら

もっと見る

Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors
"><font style="vertical-align: inherit
最新の見積もり状況
種別積み地揚げ地品目輸送モード
法人石島東京アパレルフェリー
法人ルアンパバーン空港成田コーヒー生豆航空輸送
法人上海東京照明器具航空輸送
法人石島東京アパレルフェリー
法人ルアンパバーン空港成田コーヒー生豆航空輸送
法人上海東京照明器具航空輸送

タイトルとURLをコピーしました
 
国際輸送の
お見積依頼受付中
相談・問い合わせ
はこちら!