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「タイから輸入したい!」ヒット商品(売れ筋)は何!?

 



 

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常夏のタイには夏商品が豊富です。Tシャツ、サンダルは定番の人気品。ビキニや籠バッグも大変おすすめです。一方、美容大国としても有名なことからコスメはもちろん、サプリメントも数多く取り揃えています。これらの商品はネットでも取り上げられ、売られているのをよく見かけます。

今回は、タイの売れ筋商品(輸入)をご紹介します。

タイからの輸入品・ヒット所品は何がある!?

タイの代表的な商品12選

「アジアのアパレルの宝庫」と呼ばれるタイなら、安い価格で豊富な種類の商品を輸入できます。中でも一番の関心事は、何があって、どんなモノが売れるのか?ではないでしょうか。そのためには、まずはタイの商品を知ることです。以下の項目に絞って調べるとわかりやすいでしょう。

  1. アパレル
  2. サンダル
  3. ビキニ
  4. カゴバッグ
  5. メンズもの全般
  6. 雑貨
  7. アロマキャンドル
  8. ジムトンプソン
  9. ナラヤ
  10. コスメ&オーガニック
  11. 古着

1.アパレル(パロディTシャツ)

タイで何を買い付けする物を迷っているなら、パロディTシャツはいかがでしょう? 1枚100B前後と手頃な価格でお試し仕入れができます。

タイでは「Tシャツは正装着」と言われているように、作りはしっかりしています。お店によって生地は厚め、普通、薄めがあります。サイズはSからXL迄取り揃えているお店が多いので、日本人に適したサイズが豊富です。色は黒と白が多いです。

注意点は、お店によってパロディのセンスの善し悪しがあります。100B以下でもセンスの悪いパロディTシャツは売れません。種類はいろいろあり、世界の有名人や政治家をパロディ化したものが人気があります。

Tシャツを見て、バカっぽさにニヤッとすれば買いです。感じないものや、引いてしまいそうなものはパス。目を養う観点からも、まずはパロディTシャツを見て欲しいです。

タイのパロディシャツ

女性:タイで仕入れる商品の中で一番のオススメ。生地や縫製の質も良く、デザインの優れたモノが多いです。価格が安いのも魅力。

男性:Tシャツが中心。女性モノに比べると種類は少ないが、ヒット商品は結構ある!襟付きのデニムの長袖シャツは、なぜかアフリカのバイヤーに人気があります。

2.サンダル

女性サンダルは豊富ですが、質はピンキリなので買い付ける際は要注意です。190Bとかの安いモノはすぐにダメになります。売るために買い付けるなら300B以上の質の良い物を選びましょう。デザインは洗練されていて、作りも申し分なし。経験上、日本でも売れます

ただし、サンダルは履いて感触をつかむ商品だけに、ネットだけでは売りにくいかもしれません。その昔、ちょっとユニークなサンダルがお店とネットで爆売れ!したことがあります。「怪獣サンダル」と呼ばれるものです。

怪獣のような足型の作りで、幅広のクロックスをまねたデザイン。男性&女性サイズがあります。ゴム底のクッションはそれなりに耐久性があり、価格を考えると合格点です。夏前に沖縄の国際通りにあるお店に卸した所、サンプルの30足があっという間に完売。追加100足。ネットでも売るために追加100足。バンコクでサンダルを追いかけ回す日々が、9月下旬頃迄続きました。今では怪獣サンダルは下火になっていますが、サンダルの人気は根強いです。

3.ビキニ

ビキニなんて扱ったことのない私の所へ相談がありました。

  • 「チュアンピサマイのビキニは、どこで買えますか?」
  • 「なんですか、それは?」

これが始まりでした。その後、チャトチャック市場にあることがわかり、行って商品を調べてきました。花柄のかわいいビキニで、品の良さがあります。タイのビキニにしたら値段は結構しますが、それでも日本人の観光客が結構買いに来ていたのには驚きでした。そんなことから、このビキニを扱うようになりました。

しかし、もともと得意分野でもなく積極的に他のお客さんへ薦めることはしませんでした。今では、タイ発のビキニブランドが続々と有名になっているらしいのですが、全く知りません。知人のバイヤーなどに聞くと、ビキニは売れ筋だと言いますが、私の知識が不足で強くは押せません。うーん、タイがビキニねえ、凄いことです。

*チュアンピサマイは、現在はチャトチャック市場にないかもしれません。コロナの影響で観光客が訪れていないため、市場は閉店しているお店が多いです。チュアンピサマイがある場所は、シャッターが閉まったままでした。

4.カゴバッグ

籠バッグは日本よりも安く種類も豊富。花飾りなどを付けて、その場でオリジナルを製作してくれるお店もあります。バッグは断然おすすめですが、その他の籠製品も狙い目です。小さいモノなら30B前後からで、バスケット型や蓋つきなどがあります。

籠を買い付けるなら、チャトチャック市場がおすすめです。ですが、観光客が行かないローカル市場にも籠はあります。その一つがプラカノン市場にあるお店です。しゃれたバッグはありませんが、籠製品は充実しており価格も安いです。素敵なバッグはチャトチャック市場で探し、掘り出しものはプラカノン市場で見つけてください。

5.メンズもの全般(逆に狙い目でもある。)

タイは女性アパレルの宝庫であり、オリジナル・オーダーをしに来る方も多いです。特にプラチナムセンター内にあるお店には、百貨店の商品にも劣らないデザインや質のものがあり、特にブラウスは売れ筋です。それに比べて男性アパレルは、残念ながら充実していません。

ジーンズは全体的に安く、補整もそれなりにしっかりしていますが“今、タイのメンズ・ジーンズが人気!”のようなことは聞いたことがありません。試しに自分用にリーバイスもどきの500Bジーンズを買ってみました。通常のジーンズに比べて生地が薄く、新品のためか固いと思っていましたが普通に固くごわごわ感が抜けません。

メンズ・ジーンズは、どれも夏用の生地が薄いものばかりなので、これがお客さんの食いつかない原因の一つかもしれません。Tシャツ以外で、タイのメンズ・アパレルを売れ筋に育て上げられる人がいたら成功するでしょう。

*あるお店のチノパンツは、アフリカのバイヤーの方がよく買い付けに来ています。話を聞くと、このお店のチノパンツは質がいいそうです。触ると厚みもあり良さそうですが、デザインが古い感じなので日本人にはどうかと思います。

6.雑貨

カラフルな民族小物がたくさんあります。好きな人はハマる商品です。

7.アロマキャンドル

安価なモノから、有名スパで使用されている本格的なモノまであります。

8.ジムトンプソン

タイ シルクと言えばここ。タイの代表的なブランドです。

9.ナラヤ

タイ ナラヤ

かつては、日本で大ブームになった小物バッグなどのブランド。現在は、中国人の観光客が押し寄せています。

10.革

マニアご用達のワニやエイ革などのバッグや財布。

11.コスメ&オーガニック商品

バージンココナッツオイルなど、美容大国タイならではの商品が豊富です。

タイの歯磨き粉で有名なデンティス、日本のサイトなどで見かけた方はいるでしょう。タイのオーラルケア品は、日本でも知名度がアップしてきました。他にもシミ取りクリームやコスメ、輸入規制もあり難しそうですがサプリメントなどは人気が上がってきています。

中でもコスメは、美容大国のタイだけに種類が実に豊富。試して見る価値はあります。シルバーの買い付けをやめて、コスメに走ったお客さんもいることですから、売れ筋はいろいろあると思います。

*但し、化粧品の販売は難しいため注意が必要です。

「海外通販」タイのサプリメント、おススメは?

8.古着

タイには、チャットチャック市場やカンボジアとの国境付近にロンクルアと呼ばれる古着の市場があります。

その他の商品例

  • エイ革の財布‐ワニや牛革よりも人気がある
  • 網バッグ‐チェンマイ名物の商品で、秘かに人気
  • アパレル品のオリジナル・オーダー‐これ目当てにタイに来る人は多い
  • 壁掛けアートパネル‐主に海外有名人モノ。ネットで出回っている
  • コットンランプ‐タイの代表的なハンドメイドで、ボール状のランプ
  • ブードゥー人形 タイ東北部イサーン地方に古くから伝わる人形
  • おもしろTシャツ
  • 怪獣サンダル
  • サッカーユニフォーム ノーブランドの子供用のサッカーユニフォームです。
  • 像柄パンツ 全体に象がプリントされたパンツ。薄くて軽い、夏場に重宝

売れている商品を研究する

ネット上で売れているモノや、口コミで人気を博しているタイの商品を調べましょう。いろんな角度から、その商品を研究してみてください。モノの割に価格が安い、デザインが良く種類も豊富とか、売れるには必ず理由があります。

タイから何を輸入しようか検討している場合、初めは“売れている”商品をマネしてみるのも手です。ただし、新参者の自分も同様に売れるとは限りません。他者よりも販売価格を下げたりなど、工夫いかんでは売れることもあります。果たして、どのように商品が転んでいくのか流れを知ることが大切です。まずは、実感することです。

売れ筋商品を見つけるための3つのポイント

タイに買い付けに来るお客さんは同じようなことを言います。“売れ筋はなんですか?”当初は返答に困りましたが、今では同じことを言います。

あなたが、いいと思った商品です”と。

バイヤーですから、私もネットでタイの売れ筋商品を研究したり、市場へ何度も行って商品を見ます。結果、簡単に言えば“売れ筋商品とは、ピンと来るモノ”だと。言葉ではうまく説明できないのですが、人が売っている商品をマネして売ったら、そこそこは売れるかもしれない。しかし、良くてもそれまで。もっと売れるように持っていくには、自分の目で見て判断したモノでなければならないと思うのです。最終的には商品を見る目を養うことが重要ですが、その前にいろんなことをしてみるのも良いでしょう。

  1. 人のまねをやめる。
  2. オリジナリティを出すこと
  3. ブームを見極まること

1.人のマネをして、マネをやめる

例えば、ネットで売れているタイの商品を見つけて、同じモノを売りましょう。売り方の違い、販売実績の違いなどにより同じ商品でも売れないことはよくあります。そういう失敗から、人と同じだけでは売れないことがわかるのも強みになります。自分の目で商品を見ることの大切さを知るでしょう。

2.オリジナリティ

同じモノを売るにしても、そこに自分なりのオリジナリティを加えましょう。シャツだったら、違う色やサイズを増やす。セット売りをする。シャツのバリエーションを広げるなど、人とは違うアクセントを付けることです。

3.ブーム

ブームになりそうな商品を見つけることは難関です。しかし、さまざまな商品を見ることで“これは、いける!”という感覚が徐々に養われていくでしょう。いつブームになってもいいように、いけそうな商品を抑えておくことが大切です。

タイの商品の落とし穴

日本人に人気の商品でも落とし穴はあります。人によっては、こだわる部分が違うのです。タイの商品は安いですが、質はピンキリです。安さよりも、質にこだわる人はいます。いくら安くデザインが良くても縫製が悪かったり、刺繍が雑だったりすると売れません。

では、どうするか?

質にこだわる層には売れないことを承知の上で、買ってくれる層に絞って相応の価格などに調整します。買い付けに来るお客さんでも質にこだわる場合“質が一番ならおすすめしません”と言います。“日本人が一番うるさい”とタイ人も嘆いています。タイの商品を扱う場合は、日本と同等の質を求めないことです。あまりに質にこだわると、タイでは何も買えません。

参考情報1.外国人との好みの違い

日本人と欧米人では、タイの商品の“好み”が違うと言えましょう。日本人にとってタイは同じアジア。特にタイ雑貨の、あのカラフルな感じや模様に懐かしさを感じる人もいるでしょう。質素で、どこか昭和の感じがする民族衣装に共感を覚える人は結構います。しかし、欧米人には異文化商品です。“なんだ、この商品は?”でしょう。

知人のオーストラリアのバイヤーも“民族衣装は理解できない。オーストラリアじゃ売れないよ”と。では逆に欧米人は?一般的な安いTシャツや短パンを値切っている光景をよく目にします。

チャトチャック市場では、セラドン焼の皿や茶碗、カップなど、異文化だけど“わかる”モノに興味があるようです。その昔、ちょっとしたアジアン模様の皿や茶碗を欧米人が大量に買っているのを見て、お客さんもマネして購入。まったく売れなかったそうです。欧米人が購入する商品は、買ってはいけない?

かれこれ10年以上、お付き合いをいただいているお客さんがいます。当初は、お客さんが注文する商品を買い付けて送るのみでした。だんだんと私の提案を受け入れ、しまいには“まかせます”となりました。“一度、タイへお越しください”と何度もうるさく言ったのが良かったのでしょう、出会ってから5年目にタイへ。市場をご案内し、歩き回ってもらいました。“見えなかったものが、見えますね”。

タイからの輸入を考えているのであれば、現地で商品に触れることが、もしかしたら一番の近道かもしれません。

参考情報2.タイの輸入品に対するVATや輸入諸税

タイからの輸入品に対するVATと日本側の輸入諸税は、次の通りです。

まずVATはタイ国内の消費税です。タイのショップから日本に直接販売されている物は、VATは非課税です。これは、輸出取引には、VATなどは課税されないためです。

しかし、第三者がタイ国内で販売されている物を購入。それを日本に発送している場合は、VATが含まれている可能性があります。いわゆる輸入代行の形で輸入する場合です。

また、日本側の輸入諸税は、タイの商品には、日タイ協定または日アセアン協定により、減税又は免税される可能性が高いです。タイ商品の関税計算等をしたい場合は「関税計算ツール」をご利用ください。

タイから仕入れて販売するまでの手順

まとめ

  • タイから商品を輸入するなら、どんな商品があるか知識を得よう。
  • 初めは、ネットで売れているモノをマネして売ってみるのもいい。
  • 人と同じモノは、ある程度でしか売れない。オリジナリティを加えよう。
  • 質にこだわり過ぎると、タイでは商品が買えない。
  • 日本人と欧米人では、商品の好みが違う。こんな発見も力になる。
  • 市場を歩きまわれば、見えてくることがある。実感することが大切。
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