中国ECは、価格的に大きな魅力があります。輸出スタートとしてのアリババ。少量ロット輸入の「アリエクスプレス」など、輸出入ビジネスのどちらにも活用できる貴重な存在です。ただし、その数は非常に多く、どのようなサイトがあるのか?の全体像を把握するのは大変です。
そこで、この記事では、中国の代表的な通販サイトをご紹介していきます。
中国の通販サイト
中国の通販サイトを利用する上で最も気になるのが「安全性」です。「お金を支払ったのに物が届かない!」などが典型であり、格安の価格につられる方は多いです。もちろん、これは中国サイトに限らないです。「日本のネットショップと同じ感覚で購入をしない」のが詐欺被害を防止する上で有効です。その上で、さらに安全性を高めるために次の3つポイントを意識します。
中国の通販サイトでトラブルを防ぐ三つのポイント
- 有名な通販サイトを利用する。
- 1のサイトト上で認証を受けている所から購入する。例:アリババ→ゴールドサプライヤー
- 通販サイトから出て取引をしない。→エスクローの仕組みで決済すること
詐欺被害の例示:→アリババ内のやり取り→WeChatに移動→ウェスタンユニオンで送金→全額詐欺られる。
通販サイト一覧(ファッション等)
以下が中国の通販サイトの一覧です。アリエクスプレスとアリババは「何でも屋」さんです。その他のサイトは、ガジェット系アイテム(電子機器)とファッションなどが中心です。実際、これらのサイトで仕入れた商品は、日本のメルカリ、アマゾンなどで販売されています。
もし、時間的な余裕があれば、日本のアマゾンなどで販売されている商品を以下のサイトで探してみてください。驚くほど安く売っています。
サイト名 | URL | ブランドロゴ |
AliExpress | https://ja.aliexpress.com | |
AliBaba | https://www.alibaba.com | |
TOMTOP | https://www.tomtop.com/jp | |
LightInTheBox | https://www.lightinthebox.com | |
DealExtreme | https://www.dx.com | |
GearBest | https://www.gearbest.com | |
MiniInTheBox | https://www.miniinthebox.com/ja | |
BangGood | https://jp.banggood.com | |
EricDress(ファッション) | https://www.ericdress.com | |
SHEIN(ファッション) | https://www.shein.com | |
Romwe(ファッション) | https://us.romwe.com |
日本に輸入するとき / 使うときの注意点
中国系サイトで購入した商品を日本で使う場合、いくつかの注意点があります。
例えば、ガジェット系(電子機器類全般)なら、電圧の問題、電波の問題などです。特に中国で製造されたスマホを日本国内で使用するのは、技術基準適合証明(技適)を取得する必要があります。よって、このマークを取得せず、日本国内で海外製のスマホを使うと、法律上はアウトです。
しかし、実際の所、取り締まり等は行われず、また、電波法の改正などが議論されている点をなどふまえると、そこまで厳しくないのかな?と考えております。とはいえ、2020年3月現在は、海外製のスマホの「恒久的」な使用には、技適マークの取得が義務付けられているため、当サイトとしては「気を付けましょう」としか伝えられないです。
また、中国のファッションを輸入するときは、知的財産権の侵害にも注意が必要です。有名ブランドメーカーの模造品などはすべて没収の対象(商売目的)です。さらに、輸入後の販売時にも家庭用品品質表示法、有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律の規制を受けます。
注意喚起:poplubuというサイト
最近、グーグルのアドセンス広告に「poplubu」というサイトが表示されます。ヤフー知恵袋等で情報を調べてみると、一つの声として「商品が届かない」「何の連絡もない」との記載を見かけました。利用するさいには、十分に気を付けましょう!
まとめ
- 中国にはたくさんの通販サイトがある。
- 海外の通販サイトは「安全性」を第一に考える。
- サイトの利用は「疑い」の気持ちを前提にする。
- サイト外での取引をしない。特に決済は危険すぎる。
- 中国系のサイトは、ファッションやガジェット系が中心
- 輸入するときの規制、販売するときの規制などがあることを覚えておく。