ポジティブリストとネガティブリストの違いとは?

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    食品の輸入を検討するために、厚生省のサイトを確認していると「ポジティブリスト」や「ネガティブリスト」という言葉を目にすることが多いです。直訳をすれば、ポジティブは、積極的。ネガティブは消極的ですね。つまり、積極的リストと消極的リストということになります。一体、これらは、どのようなリストなのでしょうか?

    そこで、この記事では、ポジティブリストとネガティブリストの違いをご紹介していきます。

    ポジティブリストとネガティブリストとは?

    食品などの輸入手続き方法を調べていくと、厚生省のホームページ上でポジティブリストなどの表記を目にします。その中でも特に「薬機法(旧:薬事法)」と「添加物」に関する説明で使われていることが多いです。

    薬機法とは「●●を飲むと○○の効果がある」など、~したら~になるよという効果・効能を取り締まる法律です。(もちろん、それ以外の目的もたくさんあります。)代表的な物としては、化粧品、サプリメント、医薬品、石鹸などがあります。薬機法は、これらの商品を販売するのであれば、医学的に正しいデータに基づき表示をしなければらなないとしています。

    例えば、この「まんじゅうを食べたら、寿命が10年延びると」いわれたとしても、すぐに嘘である事はわかります。しかし、あなたが今にも力尽きそうであり、目の前に差し出された物が魅力的な効果をうたっているとしたら、もしかすると、購入してしまうかもしれませんね。

    また、ある人は「このサプリを飲んだら、若い頃の肌になれる」と宣伝するかもしれません。これであると、言った者勝ちという世界になってしまい、消費者は何を信じたらいいのかがわからなくなります。このように、ありもしない効果・効能をうたって商品を販売することを禁止するのが「薬機法」です。

    では、もう一方の添加物を確認してみましょう。

    食料品を製造するときは、保存効果を高めたり、見た目を良くしたりするために「添加物(てんかぶつ)」を使います。添加物と聞くと、すぐに「悪い物」と感じてしまいますが、実は天然成分由来の物であっても「添加物」に含まれます。

    例えば、柿を絞って作られる「柿タンニン」という物も添加物として指定されています。添加物ときくと現代社会でいきなり誕生した物と思いがちです。しかし、意外なことに、この中には、昔から自然に使われていた物も含まれているのです。さて、上記で説明をした薬機法と添加物、そしてポジティブリストとネガティブリストには、どのような関係があるのでしょうか?

    添加物 hunade

    ネガティブリストとは?

    ネガティブリストとは「原則、禁止していない中で、禁止している物をリスト化したもの」です。

    例えば、友達の家でパーティーをしたとします。原則、自由に部屋を使っていいです。もちろん、トイレも台所も自由です。ただし、「寝室に入ること」「冷蔵庫をあけること」は禁止します。という禁止事項をリストにすることです。基本的に、なんでも自由にできます。でも、●●は禁止という物をリスト化したものがネガティブリストです。

    薬機法の中には「食薬区分」があります。これは「この成分が含まれていると、薬とみなす」というリストのことです。この食薬区分リストが「ネガティブリスト」の一例です。

    Hunade

    ポジティブリストとは?

    ポジティブリストとは「原則、禁止している中で、許可する物をリスト化したもの」です。

    例えば、誰かの家に訪問したいとします。しかし、基本的に家族以外が家に入ることは認めていません(禁止しています。)ただし、「何かの工事に来る人」「友人」「身内」などは、入室を認めます。という許可事項を設けることです。先ほどの考え方とは、逆の発想であることがわかります。

    食品添加物リストは、ポジティブリストを採用しています。つまり、認められている添加物だけが掲載されており、それ以外の添加物が含まれている場合は、輸入禁止になることを表しています。原則は、禁止している。しかし、ある一部の添加物は認めているということですね。これがポジティブリストの考え方です。

    ポジティブリスト hunade

    「輸入食品・器具関係」認められている添加物一覧=健康上無害の添加物 食品衛生法12条

    「食品の輸入」残留農薬関係・ポジティブリスト

    ゼロから学ぶ食品輸入の方法

    食品を輸入するときに食品検疫所にチェックされるポイント

    輸入食品における安全性の真実

    まとめ

    ポジティブリストとネガティブリストの考え方は、輸入できる品かどうかを判断するときに必要になります。

    例えば、ある栄養ドリンクを輸入するとします。このときは、最初に食薬区分リストを使って、ネガティブリストに含まれている成分が入っていないかを確認します。ドリンクに含まれている成分がネガティブリストに含まれていない場合は、薬ではない=単なる飲み物として輸入が認められることになります。薬になるのか、食べ物なのかをネガティブリストから判断しているということです。

    一方、食品添加物は、この考え方と全く逆です。リストに掲載されている添加物以外が含まれている場合は、輸入禁止になるということですね。これがポジティブリストでの考え方になります。

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