アメリカなど、海外にあるAmazonで商品を購入した場合、日本側でかかる関税や消費税は、どのように支払うのでしょうか? 実は、AmazonGlobalは、商品の決済時に「Import Fees Deposit」として輸入国側の諸税を事前徴収します。この仕組みによって、利用者は、日本側で支払う関税や消費税等を心配せず購入ができます。そこで、この記事は、このImport Fees Depositの仕組みをご紹介していきます。
Amazonの関税
アマゾンでの購入に限らず、海外ショップで商品を購入。それを国際配送で輸入するときは、日本側に荷物が到着したときに、商品に応じた関税や消費税を支払います。関税と消費税は、輸入国、輸入目的、商品価格、商品の特徴などによって、細かく決まっています。詳しくは「海外通販における関税」をご覧ください。また、併せて「個人輸入の関税計算ツール」もご利用ください。
海外通販初心者にとって、真っ先に挑戦したいのが「海外アマゾン」です。操作画面、決済方法、注文方法などが、すべて日本アマゾンと一緒であるため、非常に使いやすいです。もちろん、表示される言語は英語ですが、こちらも「自動翻訳機能」などを使えば、問題なく利用できます。また、アマゾンをおススメする理由は「Import Fees Deposit」という関税等を事前徴収する仕組みにもあります。
Import Fees Deposit
下の画像をご覧ください。こちらは、アマゾンアメリカの決済画面です。赤枠の中に「Import Fees Deposit」がありますね?
*左側は、配送先をアメリカ国内。右側は日本です。配送先の住所により、Import Fees Depositが自動的に決定します。
■アメリカ商品の海外通販&仕入れ
- 商品ページをラインで送るだけ輸入ができる。
- リチウムイオンなどの危険品を輸送できる。
- アメリカの大型家具を輸入できる
- 日本へ出荷してくれない商品を転送してくれる。
Import Fees Depositとは、日本側(輸入国側)でかかる関税や消費税などの諸税をアマゾン側で事前徴収する仕組みです。アマゾンの決済画面で徴収されたImport Fees Depositは、日本側に配送する会社によって、日本税関に納付されます。仮に事前徴収した金額と実際の納税に過不足が発生した場合は、次のように処理されます。
事前徴収した金額よりも実際の納税額が………….
- 多いときは、アマゾンが負担。
- 少ないときは、アマゾンが返金する
事前徴収した金額と実際の納税額にズレがあっても、利用者側には一切、追加の負担が発生しません。むしろ、アマゾンが超過分を負担してくれる可能性すらあります。また、利用者は、購入当初から輸入国側でかかる諸税を心配しなくてもいいので安心です。なお、返金が発生した場合は約60日以内に処理されます。
実際の正確性
Import Fees Depositは、配送先(輸入国側)で設定されている関税率を自動的に反映しています。では、実際に「革靴」を選択したときに表示される数字は、どれほど正確なのかを計算してみましょう!
下の図をご覧下さい。個人使用目的で輸入するときは、課税価格は、海外小売価格の0.6倍をするルールがありましたね?したがって、下の注文画面で言うと、itemsの欄に書かれている「5608」に0.6をした3300円が課税価格です。商品は、革靴のため「課税価格×30%または、一足4300円のいずれか高い方」です。3300円×0.3=約1000円です。よって、この場合は、4300円が関税です。
消費税は(3300円+4300円)×0.1(消費税率)=760円。よって、輸入者が納めるべき税金は、約5000円です。事前徴収は、3300円ですが、実際には、5000円程度がかかる可能性があります。この差額部分は、アマゾンが負担するため、利用者側に追加で負担を求められることはありません。(今回の革靴は、もしかすると、違う税率に区分けされる可能性もあります。計算は、参考程度にお願いします。)
AmazonのImport Fees Deposit説明ページ
まとめ
- 海外アマゾンで購入すると、日本側の関税や消費税がImport Fees Depositとして事前に徴収される。
- Import Fees Depositの名前は、海外アマゾン(イタリアなど)の種類によって、微妙に名前が違う。
- 事前徴収の額と実際の額が違うときは、不足はアマゾンが負担。余剰は返金処理される。
- 利用者は、日本側でかかる関税等が事前にわかるため安心できる。
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