輸入ビジネスを始めたけれど、あまり儲からない。常に儲かる商品を探している。このような状況に立たされている方は多いです。
なぜ、輸入ビジネスは儲からないのでしょうか? 様々な要因がありますが、一つは「参入障壁」が非常に低いことがあります。特に輸入した物をアマゾンやメルカリなどで販売する単純輸入ビジネスでは、ライバルとの厳しい競争になるのは必至です。
そこで、この記事では、ライバルとの激しい価格競争をさけられる輸入モデルをご紹介していきます。
ライバルが少なくなる輸入ビジネスとは?
目次
輸入を小難しく考えると、日本と海外との需給バランスが崩れている商品を供給することです。この需給バランスには、例えば、商品量や商品価格などがあります。この需給バランスの差を見つけだし、供給できるのかがポイントです。しかし、最近では、インターネットの発達によって、もう少し複雑な要素が絡むようになりました。
ネットを使えば、誰でも簡単に仕入れられる。また、アマゾンを使えば、販売さえもできてしまう。ネットの発達によって、これまでよりも激しい競争環境になっていると言えます。これは、輸入ビジネスで収益を上げていこうとする方には、大きな問題です。
ライバルとの価格競争が大変
例えば、アマゾンで販売するとしましょう。この場合、必要になるものは、月々たった5000円足らずの基本使用料だけです。あとは、販売や出荷したときにかかる手数料を支払うだけで、アマゾンでの販売ができます。
アマゾン販売は、手数料が安いだけではなく「アマゾンFBA」という仕組みにより、在庫管理から、販売、梱包、集金までの一連の流れをすべて代行してくれます。つまり、あなたは、アマゾンの倉庫に販売する商品を送るだけで、あとは手放し状態で販売できます。
では、アマゾン以外のもう一つの代表的なツール「メルカリ」はどうでしょうか? メルカリの場合は、基本使用料などはありません。売れたときにだけ販売価格の10%を支払えば良いため「決まったお金がかかるのは嫌!」な方には便利な販売ツールです。
以上、2つの販売ツールの他、最近では、BASEなども提供されているため、ますますライバルとの厳しい戦いに挑まなければらなりません。では、このようなライバルとの不毛な戦いを避けるためには、どのようにすればいいのでしょうか?
ライバルとの競争に疲弊しないポイント
もし、あなたが輸入ビジネスで儲かっていないのなら、単なる「物の転売」に終始している可能性が高いです。物の転売とは、海外で商品を1000円で購入する。それを日本で1500円で売るなどです。もちろん、輸入ビジネスの基本部分を考えれば、転売であることは違いないです。
しかし、この単純な転売に、一つ以上の要素を組み合わせるだけで、ライバルとの厳しい競争から、抜け出せます。その秘密が「見えない化」と「リボーン化」です。見えない化とは、ある物やサービスと組み合わせて提供することにより、商品自体の輸入価格をぼかすことです。後述しますが、カーポート輸入ビジネスなどがそれにあたります。
リボーン化のリボーンとは、再生や生まれ変わるを意味します。何が生まれ変わるのかというと、輸入した商品です。生まれ変わりというか、再生産といった方が適切なのかもしれません。つまり、輸入した商品をそのまま売るのではなく、輸入した商品を使って、日本で新たに別の商品を作ることです。
では、この見えない化と、リボーン化における具体的なビジネスモデルをご紹介します。
ライバルを少なくしている輸入ビジネスモデル
なるべくライバルを少なくするには、輸入した物を「見えない化」または「リボーン化」をすることが重要です。ここでは、その「化」を代表する3つの輸入モデルをご紹介します。実は、ここだけの話、これらの輸入ビジネスは、現実として儲かっています。
ケース1.カーポート輸入ビジネス
カーポートとは、駐車場の上につける屋根のことです。そう、あの透明で扇形?をしている物です。実は、あれを中国から仕入れて設置までをしているモデルがあります。ここでのポイントは、設置まですることです。カーポートに代表される外構工事(家の周りの工事)は、価格の比較が難しい商品です。
例えば、卵や牛乳を比べてみたときに、スーパーAとスーパーBの価格差は値段を見れば明らかです。しかし、家の工事をするときに、このような価格比較は簡単にできるのか?ですね。いくつかの業者から見積もりを取らない限り難しいですね。価格の比較が難しい外構工事の中に、カーポートを組み込むことで、カーポートだけの販売による価格競争から脱出できます。
ケース2.サプリメント
健康に気を遣っている人に人気なのが「サプリメント」です。グルコサミンや、DHAなど、その種類はとどまることをしりません。そんなサプリメント好きの方には、あまり知りたくないことかもしれませんが、実はサプリメントの原材料価格は、5%前後と言われています。
あなたは、このわずか5%の栄養部分を信じて、95%を占める企業の人件費や販売費を支払っています。この事実を知っていると、管理栄養士など、栄養学の知識が豊富な人は、サプリメントは「ゴミ」に近いといいます。
もちろん、これは使う方の立場に立ったお話です。販売者側の立場であれば、うまくブランディングすることにより、これだけ儲かりやすい商品はありません。もちろん、原価率が低いことも言えますが、それよりも大きな点は、継続購入です。ここが一番大きなポイントです。
商品自体の原価率が低いこと×リピート購入
この2つの要素のおかげで、サプリメントの輸入ビジネスは儲かりやすいです。ただし、ここで勘違いしたくないことは、海外で販売されているサプリメントを購入して日本に輸入するのではありません。海外でのサプリメントの開発段階からプロデュースして、自社だけのサプリメントに仕上げます。
ケース3.特殊塗料
業務用に使うことが前提になる資材にも大きなチャンスがあります。
例えば、私が知っている方は、アメリカから特殊な塗料を輸入しています。この塗料は、決して目立つ存在ではありませんが、業界の中では、必要とされている物です。
業務用であること、かつ定期購入と一定量が見込める
さらに、業界の中でしか知られていないため、ライバルに気づかれる可能性も極めて低いです。だからこそ、長期にわたり安定した輸入ビジネスを行なっています。
例えば、わかめなどの養殖に使われる「栄養剤?」のようなものも中国産です。業界の人はわかる。でも業界でないと、一切知りません。このような物が穴場です。
実はとても需要がある。でも、表に目立たたないため、ライバルとの競争にさらされにくい物。特に、業界で使う専門的な資材には、チャンスがあります。
まとめ
- 輸入ビジネスは、単なる価格競争だと厳しいです。
- ライバルとの競争に勝つためには、転売に+して、一つ以上の「要素」を組み合わせます。
- この要素には「見えない化」と「リボーン化」があります。