を成功させるには、国内の売り先を見つけることが大切です。
- 売り先を見つける→求められている物を把握する。
- 適切な仕入先を探す。
この流れで考えます。そこで、この記事では、海外の魅力的な仕入れ先を見つけるための5つの方法をご紹介していきます。
輸入商品の仕入れ先
国内で求められている物を確認したら、それを満たせる商品を探します。このとき、はじめて仕入れ先の検討に入っていきます。
仕入れ先の見つけ方は….
- B2BやB2Cの販売サイトを活用する。
- ミプロやジェトロ
- 見本市
- 各国大使館の商務部
- 海外の市場(スーパー)をリサーチ
などがございます。一つ一つ、確認していきしょう。
1.B2BやB2Cの販売サイトを活用する。
最も簡単に見つけられるのは、海外サイトです。小売用のアリアクスプレス、アマゾン、卸売り用のアリババなどが有名ですね!これらの通販サイトは、購入するまでの交渉等も不要で、比較的、簡単に利用できます。注意点は、卸売り向けのサイトなのか? 小売向けのサイトなのか?を意識することです。いわゆるB2Bサイト又はB2Cサイトの違いです。
- B2Bとは、業者間のやり取り
- B2Cは、業者と一般の人とのやり取り
を基準にする物です。B2Bは、一回の購入の「量」を多くする代わりに単価を低くします。対して、B2Cは、量を少なくする代わりに、単価を高くします。まずは、この2つの違いがあることを覚えておきましょう。その上で、あなたにお聞きします。
あなたの求める仕入れ先は、B2Bサイトですか? それともB2Cサイトですか?
例えば、ネット上の自称輸入コンサルの方々は「海外のアマゾンから購入→日本のアマゾンやその他のECサイトで購入しよう!」などとすすめていることがあります。これは、B2Cサイトで仕入れた物を同じくB2Cサイト(日本の)で販売することであり、極めて利益率が悪いビジネスです。
では、どのようにすればいいのでしょうか? 答えは、業者間の価格で取引ができる「B2B」サイトを使い、優良なメーカー(工場)の開拓です。
- Alibaba
- Global Sources
- indiaMART
- eWorldTrade
- Made-in-china
- TradeIndia
- EC21
- EC Plaza
1.Alibaba(アリババ)
アリババは、すでにご存じの方も多いのではないでしょうか? 中国国内のサプライヤーなどを見つけられるB TO Bサイトです。輸入ビジネスにおける商品やサプライヤーなどを見つける以外に、アリババ内で販売をして、輸出の足掛かりやテスト販売にも利用できます。日本国内では「アリババのセミナー」なども開催されており、ますます注目されるサービスです。
関連記事:アリババの使い方
2.Global Sources(グローバルソース)
グローバルソースは、創業48年。トレードインディアと同じく中国南部(香港周辺)を中心としてB TO Bマッチングサイトを運営しています。グローバルソースの最大の特徴は、毎年4月と10月に開かれる展示会とサイトをリンクさせている点です。グローバルサイトの展示会は、非常に規模が大きく、全世界240国以上からおよそ150万人もの国際バイヤーが集まってきます。この展示会の場を利用して、サイト内のバイヤーとサプライヤー、工場などが商談できます。
グローバルソースは、個別商品ページにサプライヤーの情報が記載されているため、商品情報と企業の2つを同時に確認できる点が良いですね。「Min.order」がMOQ、つまり、最低発注数量です。詳しい見積を取りたいときは、ページ下にある「INQUIRE NOW」ボタンを押しましょう!
グローバルソースの注目カテゴリ
グローバルソース内には様々な商品が紹介されていますが、中心となるのは次の4つのカテゴリです。特に、デジタル物を仕入れたい人には、都合が良いようです。
- 小型家電
- 生活雑貨
- 工具類
- ファッション
その他の特徴
- 展示会の場を借りたFACE TO FACEのプライベートな交渉が可能
- オンライン、オフラインのマガジンでも商品を探せる。
アプリ対応状況
グローバルソースもアプリを提供しています。(アンドロイド、iOS両対応)
3.indiaMART
1999年に設立。インド最大のb2bマーケットプレイスです。(約60%のシェア)1億人以上のバイヤー、600万以上のサプライヤー、7000万種類ほどの商品があります。
4.eWorldTrade(アメリカ)
アメリカに拠点、運営はパキスタンで行われているb2bマーケット市場です。
5.Made-in-china
1996年に設立された卸売マッチングサイト。特に電子機器の分野が豊富です。
6.TradeIndia(トレードインディア)
トレードインディアは、1996年に創業したB TO Bビジネスマッチサイトです。インド国内の工場やサプライーが登録されており、2256ものカテゴリがあります。視覚的にカテゴライズされているため、商品を探しやすいです。
個別商品のページをみると、価格やMOQ(最低注文数)が掲載されているため、すぐに仕入れ価格の検討ができます。商品についてさらに問い合わせをするときは、ページ下部の電話番号か「INQUIRY」ボタンより見積依頼をします。
サプライヤーや工場などは、様々な切り口で探せます。ページ下部のフッター部分にある「○○DIRECTORY」のメニューをクリックすれば、対象の情報をさらに簡単に探せます。この下の画像であれば工場を「表示されているキーワード」から探せます。その他、欲しい商品をリクエストするコーナー、狙っている商品をアラームで知らせる機能などもあります。
トレードインディアのアプリ
iOS、アンドロイドのアプリに対応しています。
アプリのダウンロード先:https://apps.apple.com/us/app/tradeindia-app/id1049304422?ls=1
7.EC21
中国、インド、韓国、アメリカを中心に世界中のバイヤーとサプライヤーをつなぐB2Bサイトです。
https://www.ec21.com/
8.EC Plaza
1996年に創業。約100万人のメンバーを抱えるB2Bビジネスサイトです。
還暦時:海外卸検索サイト(ミプロが運営)
その他・B2Cの海外通販サイト
- 小規模
- 時間がない
- 英語がわからない
- まずは軽くしたい
方におススメするのがB2Cの海外通販サイトです。
例えば、通販大手のアマゾンは、世界の十数か国で展開しています。そのため、世界のアマゾンから商品を購入するだけでも様々な商品を輸入できます。しかも、日本アマゾンの操作画面と同じであるため、外国語が苦手な方でも、ほぼ同じ要領で使えます。関連記事:外国語(英語)サイトを日本語に翻訳する方法 もちろん、海外通販サイトには、アマゾン以外にもたくさんのショップがあります。ぜひ、色々と開拓してください。
関連記事:
アリババ
タオバオ
アリエクスプレス
海外ショップリスト
2.ミプロやジェトロを利用
日本の輸出入を促進する公的機関として「ミプロ」や「ジェトロ」があります。ミプロが輸入を担当しており、ジェトロが輸出を担当しています。基本的には、輸入関係の相談をしたい場合は、ミプロを利用してください。
例えば、「●●を輸入する上で、必要な手続きは?」「通関で必要にある書類は?」「ビジネスとして成立する?」など、輸入ビジネスに関わる相談なら何でもできます。もちろん、個人使用目的で輸入する「個人輸入」についても相談にのってくれます。
海外の商材を探すときは、ジェトロの「e-Venue(引き合い案件データベース)」を利用します。海外と日本の貿易者をつなげるオンラインシステムのことです。これを利用すれば、外国の商材やそれを扱っている業者などを探すことができます。そのほか、貿易に役立つ様々なお役立ち情報も得られます。
3.見本市を利用する。
日本や世界各地には、自社の商品を展示する「見本市」が開かれています。ここで出店している商品をいろいろと探していきます。日本で開かれる見本市であれば、日本語が通じる可能性はあります。しかし、海外で開かれる見本市であると、英語でのやりとりがになるため、上記で説明をした1や2よりハードルが高いです。
国内外の見本市の情報は、ジェトロさんの「見本市・展示会データベース」で調べられます。また、展示会の情報をもれなく受信したい方は、ジェトロさんのメルマガ登録やRSS購読します。ちなみに、東南アジア地域の情報が欲しいときは「日アセアンセンター」が便利です。
4.大使館の商務部を利用する。
各国の在日大使館には、その国と日本とのビジネスを発展させるための「商務部」があります。この部門は、自国の商品や、それを取り扱う業者の情報を持っています。商務部は、それらの情報を使って、日本とのビジネスを活発にしようします。もし、輸入する国や商品がある程度決まっているときは、各国の大使館にある商務部を訪れてみてください。あなたが欲しがっている情報と、商務が保有している情報がうまくマッチングできる場合は、かなり有効な情報を取得できます。
5.海外の市場、スーパーマーケットを探す。
東南アジアの場合、一般の店舗より「屋台」や「市場」で有力な商材を見つけることが多いです。この場合は、ひたすら歩いて有力な情報を見つけます。もし、市場などに抵抗があるなら、地元のスーパーやショップ、デパートなどに行きます。そこで目に留まったもの、気に入った商品があれば、ラベルを確認してください。ラベルには、商品の販売を会社が記載されています。これを記録してください。
記録した販売社名をネット検索すると、該当の会社サイトにたどり着けるはずです。ここで住所や電話番号などを取得して、アポイントを取ります。英語に自信がないのであれば、会社が運営しているショップから商品を購入する方法もあります。「自分の足」と「インターネットの力」をうまく組み合わせると、それだけ魅力的な商品に出会える可能性が高くなります。
その他、機関
日本商工会議所の会員向けサービス
International Business Oppotunities
WCN World Chambers Network
仕入れ先の判断ポイント
上記の通り、輸入ビジネスの仕入れ先には、様々な所があります。実際に仕入れ先を選定する場合は、どのような判断ポイントがあるのでしょうか? 大きく分けて次の3つがあります。
- 輸出者なのか、工場なのかを確認する。
- すでに輸出している国は、どこなのか?
- 既存の取引相手を確認する。
1.輸出者なのか?工場なのか?
例えば、アリババを使う目的は「工場とのつながり」を作ることです。輸出者を見つけるのではなく、大元の源流とつながる所に意味があります。
あなたの相手は輸出者ですか? それとの工場(メーカー)ですか?
アリババの場合、出品者の住所等を見ると、ある程度、判断できます。もし、輸出者とつながる場合は、魅力的な価格にすることは、難しいです。輸出者と工場をしっかりと区別することが重要です。
2.輸出している国は、どこ?
仕入れ予定の所は、現時点でどこに輸出していますか? ヨーロッパですか? アメリカですか? それとも日本ですか? 仮に日本に輸出しているのなら「日本側の輸入規制」を深く理解している可能性が高いため、取引先としては有望です。
3.既存の取引相手はどこですか?
仕入れ予定先の「既存の取引相手」を確認してみましょう!
例えば、名だたるショップやブランド品の製造を請け負っている場合は、商品自体のクオリティが高いです。特に「CEマーク」等の認証を受けている場合は有力だと思います。
まとめ
海外の仕入れ先を見つける場合は、インターネット調査と現場調査の2つがあります。どちらか一方だけを行ってもいいですし、組み合わせて探しても良いです。ライバルが少ない魅力的な商材を探したいときは、現地調査とインターネット調査の両方を行うことをお勧めします。もちろん、現地調査となると、その分だけ旅費などがかさみます。しかし、現地に行かないと取得できない一次情報(生の情報)は貴重です。
現地ならではの一次情報とインターネット上から取得できる情報を組み合わせれば、魅力的な仕入れ先を探し出すことは容易です。
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