タコは1kgいくらで輸入されている?どこからきているの?

たこ 輸入ビジネス
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タコの価格が上がり、タコ焼き屋さんが困っているとの話を聞いたことがあります。築地の市場では、一キロあたり1800円ほど取引されているとのことですから、タコ焼きさんや一般消費者には、それよりも高い価格になっていることが予想できます。

では、実際のところ、日本には、どこの国から、いくらくらいでタコが輸入されているのでしょうか? そこで、この記事では、財務省の資料から2017年度におけるタコの輸入価格と輸入数量、輸入国などをご紹介していきます。

たこ

タコの輸入価格

財務省のデータから2017年度におけるタコの輸入数量と価格データ、輸入先の国を表にまとめてみました。

まず、タコについては、大きく分けると、次の2つに分けられます。

  • 生のタコ
  • 冷凍のタコ

これらをHSコードで表すと….

生のタコが「0307.51」

冷凍のタコが「0307.52」

また、それぞれの関税率は、WTO税率で7%、特恵で5%、EPA税率で0%です。。そして、日本に輸入されているタコは、030752の冷凍品が9割です。これが日本に輸入されているタコの現状です。それでは、実際の輸入状況を財務省の数字で確認してみましょう。

タコの輸入実績

下の表をご覧ください。こちらは、2017年度におけるタコの輸入状況を表にしたものです。左から、輸入先の国、数量、キロ当たりの単価が表示されています。こちらの価格は、日本輸入港の着値(CIF価格)です。つまり、東京、大阪、名古屋、神戸といった港についたときの価格です。

表は、上からキロ当たりの単価が安い順に並べて表示しています。タコといえば、モロッコのイメージがありましたが、インド周辺やベトナム周辺からもたくさん来ていることがわかります。理由としては、いくつか考えられますが、一つにEPAが関係していると思います。

インド、マレーシア、タイ、ベトナム、ペルー、フィリピン、インドネシア、メキシコ、チリ産は、日本とEPAを結んでいるため、すべて無税で輸入ができます。その他の国のタコは、特恵関税または、WTO税率が適用されます。

特恵とは、発展途上国に対して適用される税率。WTO税率は、その他の一般的な国に適用される税率です。ロシア、台湾などは、このWTO税率が適用されます。

例えば、単価当たりが一番低いのは、スリランカです。さらに、お隣のインドもタコの輸出をしています。同じ地区から輸出しているのに、輸出数量がおよそ70倍ほど違います。この理由の一つに、スリランカには、特恵関税が適用(5%)される一方、インドには、EPA税率(0%)が適用されることが考えられます。もちろん、EPA以外の関税制度も活用されています。

輸入数量が最も多い「モーリタニア」は、特別特恵を適用しているようです。これらのことを考えると、関税と輸入数量には、大きな関係性があるといえます。

2017年度輸入量 kg単価
スリランカ 3600kg ¥517
インド 246220kg ¥525
ロシア 3885kg ¥580
マレーシア 55103kg ¥582
タイ 641785kg ¥612
セネガル 750878kg ¥736
ベトナム 4388613kg ¥778
ペルー 260720kg ¥804
フィリピン 124528kg ¥837
インドネシア 356119kg ¥848
モロッコ 13149602kg ¥909
ミャンマー 35076kg ¥959
台湾 30000kg ¥967
ベネズエラ 95154kg ¥995
モーリタニア 16084010kg ¥997
メキシコ 302585kg ¥1,016
中華人民共和国 8547477kg ¥1,106
チリ 177370kg ¥1,194
ギリシャ 1030kg ¥1,213
南アフリカ共和国 10244kg ¥1,221
スペイン 6010kg ¥1,226
大韓民国 8829kg ¥1,492

以上、タコの輸入状況でした。

まとめ

  • タコは、EPA税率や特恵税率、EPA税率を適用できる国からの輸入が多いです。
  • 現状、最も単価が低いのは、インド周辺から輸出されるキロあたり500円ほどのタコです。
  • 日本側でキロあたり1800円ほどで取引されているため、およそ4倍ほどの価格差です。
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