高級百貨店での買い物は旅の楽しみですが、ローカルなアパレルの買い物も、たまにはいいものです。そんなプラトゥーナム市場、プラチナムマーケット、バイヨークへ、ぜひ一度お越しください。
プラトゥーナム市場
古くも新しい街並みがここにある
プラトゥーナーム地区は、高級百貨店「セントラルチットロム」から徒歩5分程、ペップリー通りとラーチャプロラップ通りが交差する場所です。もともとローカル色が強く、タイ人向けのアパレル店と屋台がごちゃごちゃした街並みでした。特に有名な観光地でもありませんでしたが、プラチナムが誕生し一気に華やかな街並みに変わったのです。
質とデザインが良く、価格もそれほど高くない女性アパレルの店がプラチナムに集結したことで、観光客にも有名な場所になりました。プラチナム誕生後も、周囲にはファッションビルが続々とオープンし、それに従いホテルやコンドミニアムも立ち並ぶようになりました。今後も街の発展はつづきそうです。
- 最寄り駅:Ratchaprarop
- 営業時間:10時~21時
2つの通りを持つプラトゥーナム地区
ペップリー通り
セントラルチットロム脇をそのまま歩き、交差点を左に曲がるとプラチナムです。ここがペップリー通りで、近年、続々とホテルやショッピングモール、コンドミニアムが誕生しています。観光客も増え、活気あふれる場所になりました。逆に交差点を右へ行くと、古い町並みがつづきます。その中に有名な料理店があります。
日本の渋谷に支店があるカオマンガイのお店です。現在は、タイ人や日本人よりも中国人の姿が目につきます。何度かお客様をお連れしました。びっくりするほどではありませんが、おいしいです。現にタイ人と一緒に行ったとき“ここのタレが一番好き”と。タレが決め手の名物料理です。一度味わってみてください。
*タイの「チキンライス」と呼ばれています。ゆでた鶏肉を、ゆで汁で炊いたご飯の上にのせたシンプルな料理。独自のタレをかけて食べますが、このタレがプラトゥーナームのお店はおいしいと評判です。
ラーチャプロラップ通り
通りを挟んで古いお店が並んでいます。以前はそこに屋台がずらっと並び、狭いのに人通りが多くて大変歩きにくかったです。現在は、この場所での出店が禁止されたため屋台はありません。
しかし、閉店した店の軒を利用して屋台もどきが出ています。そのまま通りをどんどん歩いて行くと、インドラホテルやバイヨークスカイホテルが見えます。この辺にもアパレル店が多くあります。さらに歩いて行くと、エアポートリンクの「ラーチャプロラップ」駅に。ペップリー通りに比べると、まだまだ昔ながらの建物が多くローカル色が強いです。近々,再開発されていきそうです。
プラトゥーナムマーケット
場内の様子
プラチナム
これまで何度もご紹介しています。プラトゥーナーム地区を代表する大型ショッピングセンター。安くて、デザインのいい女性アパレルを探すならここです。買い物客は若いタイ人女性が一番多いですが、観光客も増えています。さらには、バイヤーご用達のお店もあります。1F-3Fは女性アパレルがメイン。4Fは男性モノ、5Fは子供服や雑貨。6Fはいつ行っても満員のフードコート。上の階からはコンドミニアムです。プラチナムへ行かずして、プラトゥーナームは語れません。
パラディウム
前回、ご紹介しました。プラチナムの右斜め、ラーチャプロラップ通りに位置しています。絶好のロケーションですが、プラチナムには勝てません。詳細は、前回の記事をお読みください。
インドラスクエア
ホテルに併設されたショッピングセンターです。3F迄ありますが、規模はプラチナムに比べると小さいです。客層はほぼインド人。昔あったおしゃれな女性アパレル店は、全てなくなりました。インド人の観光客が押し寄せるようになってから、安物のバッグや財布、スマホ、TV、中国のお菓子やおもちゃ、有名ブランドの偽物店などのお店が増えてきました。3Fのフードコートにはインド料理店も入っています。周囲にもインド料理店が点在。インド人を見ない日はありません。
インドラスクエアの場内の様子
バイヨークスカイ
タイで一番高層のホテルです。インドラスクエアよりも奥へ入った場所にあります。現在は、中国人の団体客ご用達のホテルになりました。意外と知られていませんが、ホテルの中にはメンズのお店がいろいろあります。正直、ここは使えます。ここでの買い付けは結構多いです。使えない店も多いです。
バイヨーク周辺
バイヨークホテルの周辺には、メンズを扱うお店が点在しています。チャトチャック市場よりも、こちらの方がメンズは充実しているのではないでしょうか。もちろん私は、ここでも買い付けております。バイヤーが喜びそうなメンズモノがあるのです。
バイヨークスイート
バイヨークスカイから程近い場所にあるホテルです。ここも高層で、館内に女性アパレル店がいろいろ入っています。プラチナムが出来る前は、いつ行っても客が多かったです。その後人気のお店がプラチナムへ移動。現在は、お店は多くてもガラガラです。
横道のアパレル通り
バイヨークスイートホテル沿いの細い道を行くと、多少広くなった通りの両側に女性アパレル店がひしめきあっています。ここは、昔から有名な場所です。いつ行っても混んでいます。プラチナムよりも質やデザインは劣りますが、とにかく安いのです。通りをずっと歩いて行くと、ペップリー通りに出ます。
ほぼ正面がプラチナム。通りの周辺にも女性アパレル店やサンダル店、アパレル店の入ったビルがいくつかあります。中には「SHIBUYA109」なるショッピングセンターもありますが、たいしていい服はありません。入口近くにあるスタバで休憩するのがベストでしょう。この周辺をいろいろ見て回るには、半日かかると思います。
ショッピングセンター 名前不明
バイヨークスイートホテルのある横道を入り、とある細い道を曲がると大きなショッピングモールが見えてきます。比較的新しいのですが、通りに面していないためわかりづらいです。女性モノが中心ですが、可もなく不可もなく。客は少ないです。
ウォーターゲート
パラディウムから歩いて1分程、同じラーチャプロラップ通りにあるショッピングセンター。規模はそれ程大きくないですし、また、入っているお店もうーんって感じです。外観はそこそこカッコいいのですが、中に入るとタイの一般的なローカルな感じが漂います。まあ、モノは試しに見てください。
ウォーターゲートの場内
The Market
セントラルチットロムの向かい側、Big-Cの隣にショッピングモール「The Market」が出来ました。プラトゥーナーム地区ではありませんが、近場なのでご紹介します。聞いた所によると、プラチナムやチャトチャック市場にあるお店が100店舗以上集結したとのこと。他にもお店があるそうです。
新しい開拓先を探しに早速行きました。結果、バイヤーが買い付けするお店というよりは、旅行者のお土産店という感じです。しゃれた女性アパレルや雑貨、子供服などがありますが、場所柄、チャトチャック市場で買うよりも割高なのです。暑いチャトチャック市場内にあるお店が、冷房の効いたショッピングモールに入ると印象がガラッと変わりますね。売り物は同じなのに高そうに見えます。いわゆるセレクトショップ的な感じです。
プラトゥーナーム地区でのおすすめ度は、以下になります。
ランク | 地区 |
A | プラチナム |
B | バイヨークスカイ、バイヨークスイート横道、ペップリー通りのアパレル |
C | インドラ |
D | パラディウム |
AとBの差は大きく、BとCもそれなりにあります。CとDの差はなし。The Marketに関しては地区が違ではずしました。おすすめはプラチナムへ行って、その周辺を見て回って、カオマンガイ、もしくはプラチナムのフードコートでタイ料理を楽しむ。これが、プラトゥーナームでの観光のベストかと思います。ローカルな買いモノの中に、タイでの新しい発見があるでしょう。
まとめ
- 安い女性アパレルの街、それがプラトゥーナーム地区。とにかくアパレル店が多い。
- 古さと新しさが混在した街並みは、なかなか趣もある。観光客も増えている。
- この周辺で、インド人と中国人の団体客を見ない日はない。日本人は少ない。
- プラチナムで服を探して、その周辺を覗いて、有名なカオマンガイを食べよう。