商品を輸出する(世界へ販売)とは、どういうことを意味するのか?

この記事は約3分で読めます。

日本経済の状況が語られるとき、大手自動車メーカーの「輸出販売の状況」が出されることが多いです。「〇〇自動車の輸出が前年比〇〇%だったので~」という解説をよく聞きます。海外に向けて商品を送ることを「輸出」といいます。これが国内経済へと影響することが多いため、既述のように一緒に語られることが多いです。

では、輸出するというのは、どのような意味を持つのでしょうか。この意味をしっかりと理解することで、あなたが考える「輸出」がより確かなものになります。今回は、輸出するとはどのようなことであるのかを考えて、そこから輸出ビジネスをより確かな物にする考え方をご紹介します。

輸出の二文字が持つ意味

海外に向けて商品を送ることを「輸出」と言います。一般的に輸出と聞くと大きなコンテナによって運ばれる貿易が頭の中に浮かんできます。しかし、輸出を「国際間の物の移動」と考えれば、EMS(国際郵便)などの方法によっても輸出であると言えます。ただ、やはり「輸出=コンテナ」というイメージを持たれる方が多いはずです。輸出という言葉が「物の国際移動」の他に何らかの意味を持っていると考えられます。それが「国際郵便などを輸出と感じない」理由にもなります。

輸出とは、必要な「物」を必要な「相手」に届けること

温度が高いところから低いところへ移動する、同じように水も高いところから低いところへ流れようとします。一見、表面的な部分が違って見えたとしても「物事の本質」は同じです。先ほどの温度と水の例であれば「バランスを保つこと」が本質です。

輸出であれば「世界で不足している物を適切な相手に届けること」が本質です。これは輸出に限らず商売の大原則でもあります。

例えば、よくある話として「砂漠と水」があります。灼熱の太陽がふり注ぐ所へ、冷たい水を持っていったらどうなるでしょうか。おそらく「水」を求める人たちで長蛇の列ができるはずです。一方、これとは逆で、極寒のロシアに冷たい水を持ち込んだ場合を考えてみます。

ロシアと言えば、一年中凍り付く場所があるほど、寒い国です。そのため、ここに「冷たい水」を販売したとしても売れにくいと言えます。要は、物が必要ではない相手に届いているということです。

世の中には難しい名前の会社や商品、サービスなどが多く存在しますが、この原則部分はどれも同じです。

「暑いとき、アイスクリームを提供する」

「寒いとき、ストーブをつけるための石油を提供する」

すべて不足している物を必要な相手に届けていることがわかります。もし、この原則部分を外れてしまっているのであれば、残念ながらビジネスはうまくいきません。

このように輸出は何も特別なことではなく、すでにあるビジネスの大原則を「世界ベース」で考えいるだけだとわかります。もちろん、実際に輸出を行うさいは、契約書や条件、船積み、海外調査などの大変な作業もあります。しかし、これらの作業を一つずつクリアしていけば、70億人の世界へ向けて販売を行えるのです。

あなたの会社の商品は「世界のどこで求められているのですか?」「なぜ、その商品を購入しなければならないのでしょうか?」この答えをしっかりと考えると、輸出ビジネスはより確かな物になります。

■まとめ

長年、大きな会社の下請けとして商売をしていると、どうしても輸出が「特別なこと」に考えがちです。しかし、あらためて「輸出とは何か?」を考えてみると、考えつく先は「求めている物は何か?それを必要としているのは誰か?」を世界から探せばいいだけだとわかります。考え方を日本をベースにして考えるのをやめて、世界の中にある一つの候補として日本を選択するようにしてください。

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録

[スポンサードリンク]


タイトルとURLをコピーしました