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並行輸入と輸入の違いとは?違法なの?

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通販ショップ・アマゾンの購入画面で「この商品は並行輸入品です」という表示を見ます。並行というわけですから、何かと横並びであることはわかります。一体、何が並行なのでしょうか?

そこで、この記事では、並行輸入の概要、違法性?などの点について詳しく説明していきます。

並行

正規品と並行輸入品の違い

目次

  • 1 正規品と並行輸入品の違い
    • 1.1 正規輸入ルートと並行輸入ルート
    • 1.2 並行輸入に違法性はないのか?
    • 1.3 並行輸入品が出回るルート
      • 1.3.1 1.海外に買い付けに行く
      • 1.3.2 2.海外ネットショップやオークションで購入する
      • 1.3.3 3.海外旅行のお土産を売る。
    • 1.4 並行輸入品に偽物が混じる可能性はあるのか?
    • 1.5 正規ルート品と並行輸入品のメリットとは?
      • 1.5.1 正規輸入品のメリット
      • 1.5.2 並行輸入品のメリット
    • 1.6 なぜ、並行輸入品は安いの?
    • 1.7 並行輸入に向いている商品
    • 1.8 並行輸入品を取り扱っているオンラインショップ
    • 1.9 並行輸入品を取り扱っている実店舗
      • 1.9.1 偽物をつかまないようにしよう!
    • 1.10 まとめ

正規輸入品と並行輸入品の違いを知るために「正規」と「並行」の言葉が持つ意味を理解します。

ここでいう正規とは「正規ルートで輸入した商品」を指します。商品自体が本物であるかどうかの「正規」ではないことがポイントです。一方、並行とは、このような正規ルートと「並行したルートで輸入した商品」を指します。つまり、どちらの場合であっても「本物・正規品」であることは同じです。商品が輸入されてくるルートが違うだけです。

ポイント1:正規品、並行輸入品、どちらも「本物・正規品」です。
ポイント2:正規品と並行輸入品は、商品は届くルートが違うだけです。

正規輸入ルート

正規輸入ルートと並行輸入ルート

正規ルートの「正規」とは、商品が本物であるのか?ではありません。では、この正規とは、何を意味するのでしょうか? 具体例をあげていきます。

例えば、日本の会社Aとアメリカの会社Bは代理店契約結びます。契約は「Bは自社の商品を日本で販売する権利をAに与える(正規販売代理店の権利)その代わりにAは、月間で輸入する数量(販売数量)を維持する義務を負う」物です。

正規代理店の例2

このような契約によって日本の会社Aは「日本国内で販売する正規代理店」として活動ができます。一方、アメリカの会社Bとしては「毎月ある一定の販売数量を確保」できます。商品の売り手と、それを輸入して販売する正規の買い手が契約したルートが「正規ルート品」です。

一方、この正規以外のルートで輸入される商品を「並行輸入品」といいます。

例えば、アメリカの会社Bは、日本のA社に販売するのと同時、アメリカ国内にも販売しています。このアメリカ国内で販売されている商品を仕入れて日本へ送ると…….正規ルートと同じく、新しい流通ルートができますね。正規と非正規の2つのルートが並行にあるため「並行輸入品」といいます。しかしながら、どちらも本物であることは間違いないです。

並行輸入ルート

並行輸入に違法性はないのか?

これまでの説明でもわかる通り、正規ルートの商品も、非正規ルートの商品もアメリカの製造者Bが作った真正品であることは変わりません。したがって、並行輸入品は、完全に合法的であり、誰にも阻止することはできない貿易活動です。

実は、過去には、この並行輸入品について最高裁で争われたことがあります。BBS事件です。下の判例です。これによると、非正規のルートで仕入れたとしても、商品自体が真正品(メーカーBが作る物)であるなら、それは、特許侵害には当たらないと判決が出されています。

つまり、並行輸入品は、完全なる合法品である ということです。並行輸入品を阻止することは認められず、逆に阻止をしようとすると、今度は「独占禁止法」に該当する恐れがあります。以上が並行輸入品に関する基本的な考え方です。

並行輸入についての最高裁判決(BBS事件)
判決は、「特許権者が留保を付さないまま特許製品を国外において譲渡した場合には、譲受人及びその後の転得者に対して、我が国において譲渡人の有する特許権の制限を受けないで当該製品を支配する権利を黙示的に授与したものと解すべきである」とし、いわゆる真正商品の並行輸入は、特許権侵害に当たらないとした。

引用元:古谷国際特許事務所

それでは、並行輸入についてもう少し詳しく確認をしていきましょう!

並行輸入品が出回るルート

並行輸入品が出回る主なルートは、次の3つです。

  1. 海外に買い付けに行く
  2. 海外ネットショップやオークションで購入する
  3. 海外旅行のお土産で売る。

1.海外に買い付けに行く

海外にあるショップや現地の卸売店、工場などに出向き、そこで販売されている「正規品」を購入するルートです。

2.海外ネットショップやオークションで購入する

「海外のアマゾン」などで購入をして、日本へ輸入するルートです。また、海外オークション「ebay(イーベイ)」などから輸入する人がいます。

3.海外旅行のお土産を売る。

海外旅行先で購入した物を日本へ輸入する方法です。

並行輸入品に偽物が混じる可能性はあるのか?

並行輸入品は、偽物ではなく本物です。しかしながら、入手ルート上で偽物が混じる可能性はあります。

例えば海外に買い付けに行くとします。このとき、海外にある正規ショップから商品を購入すれば正規品であると考えて問題ありません。一方、海外の正規ショップ以外(市場など)から購入したものは「知らずに偽物」を買わされることもあります。これは決して個人だけではありません。ドン・キホーテさんのような大手ショップであっても過去に「偽物を買わされてしまった事件」もありました。

正規ルート品と並行輸入品のメリットとは?

正規品と並行輸入品のそれぞれのメリットは次の通りです。

正規輸入品のメリット

正規品は購入した「後」まで考える人にお勧めします。例えば「○○が壊れたから部品を交換したい」などの問い合わせも、すべて正規代理店のほうで受付を行ってくれます。これによって、あなたが海外に問い合わせを行う必要もありません。国内正規代理店が、製品の故障、修理の対応窓口になっているのです。

並行輸入品のメリット

並行品の場合は「安さ」を第一に考える人に向いています。また、トラブルが起きても自分で解決できる。またはあきらめられる人向きです。もちろん、正規ルートで輸入された商品ではありませんので、日本の代理店に問い合わせもできません。何かあった場合は、すべて現地と直接やり取りする必要があります。しかし、そのかわりとして安く購入できます。

なぜ、並行輸入品は安いの?

正規輸入ルートの場合、販売ノルマがあります。正規店は、ある程度、在庫を抱える必要があるため、このリスク分を価格に反映しています。また、正規輸入ルートの場合、商品の保証、修理などのアフターケアを提供する可能性があります。これらが原因となり価格が高くなっています。逆にいうと、並行輸入品は、これらのアフターケア部分がないため安いです。

並行輸入に向いている商品

並行輸入に向いている商品は、どのような物があるのでしょうか。やはり日本側で修理、アフターサービス製品的に必要としない製品、不具合になりにくい物が向いています。

例えば、「電化製品」を購入したとします。この場合、必ず機械が故障するリスクがあります。このリスクまでを考えると必然的に正規ルートで購入したほうが良いことがわかります。

一方、「鍋」や「服」などであれば、購入するときにサイズさえしっかりと考えれば、よほどのことがない限り「修理を必要」としません。このように製品ごとによって並行輸入が向いているもの、向いていない物があります。ポイントは、商品を購入した後に修理やアフターケアが必要になる可能性があるかです。

では、日本においては、どこで並行輸入品を入手できるのでしょうか。

並行輸入品を取り扱っているオンラインショップ

通販ショップアマゾンでは、正規ルートで輸入された商品か、並行輸入品かをしっかりと区別して表示しています。並行輸入品の場合は商品説明欄に「並行輸入品」と書かれています。

並行輸入品2

並行輸入品を取り扱っている実店舗

実店舗として存在するお店でいうと、ドン・キホーテさん、フィットハウスさんなどがあります。これらのお店では、ブランド品のバッグや財布などが正規輸入ルートの商品よりも安く販売されています。安く販売できる秘密が「並行輸入」です。ご自宅近くに上記の二店がある方は、ぜひ足を運んでみてください。正規品と並行輸入品でけっこうな価格差があります。

偽物をつかまないようにしよう!

ここまでの説明で「並行輸入品=偽物である」という意見が間違っていることはお分かり頂けたかと思います。しかし、並行輸入品に見せかけた偽物を売りつける、または偽物すら発送してこないオンラインショップが多いことも事実です。

インターネットで物を販売する際は「特定商取引法」という法律によって、運営者の情報をしっかりと明示する必要があります。例えば、運営会社(運営人)の名前、住所、電話番号、返品に関する規定などがこれにあたります。これらの項目は、ネットショップを運営するうえで法律的に表示をしなければならない項目です。

もし、ネットショップを見たときに「特定商取引法に基づく表示」などのページが存在しない場合は、詐欺サイトである可能性が非常に高いです。偽物どころか、お金を振り込んだら終了というパターンです。特に「お隣の国」が運営している場合は、日本語の説明文がおかしいことが多いので警戒しましょう。」

まとめ

並行輸入と正規輸入の対応表1

 

正規ルート品と並行輸入品は、ともに「正規品」ではあるもの輸入ルートの違いによって区別されていることがわかりました。この違いによって製品に対するアフターサービスなども受けることができません。しかし、正規品よりも安く購入できるのは魅力的です。

要は、製品に対するアフターサービスを必要としているなら正規ルートを選びます。返品・交換・修理などは必要としていなく、とにかく安く購入をしたいのなら並行輸入品を選べばいいと思います。リスクを自分で負うかわりに商品を安く購入できると考えましょう。

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