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タイから小包を発送!どの業者を選べばいい?


 

 

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「タイから小包を配送したい」と考えたとき、その選択に上がる業者はいくつかあります。フェデックス、DHL、ヤマト運輸や佐川急便などです。ただ、発送会社の種類が多いがゆえ、何を基準に選べばいいのかわからない方も多のではないでしょうか?

そこで、この記事では、タイから日本へ発送するきの小包配送業者の選び方をご紹介していきます。

タイの個人宅配と商用貨物の分別

小口輸送の基本知識

まずは、以下2つの基本知識の確認です!

  1. 個人用の貨物と商用貨物の違いとは?
  2. 貨物の梱包と荷姿の注意点は?

1.個人用の貨物と商用貨物の違いとは?

タイから日本への配送には、次の2つがあります。

  1. 個人用の貨物
  2. 商売用の貨物
1.個人用の貨物

個人向け宅配貨物と、商用サンプルや仕入れ品等の商用貨物に分別されます。個人用宅配貨物は空港などでよく目にする航空規定に違反するものは原則配送できません。あくまで日用品等の個人所有・個人消費を目的とする貨物にあたり、輸送や通関手続きも簡単です。

2.商売用の貨物

商用貨物は、通関時に課税対象になる可能性が高いため、税関への事前申告(貨物輸送業者による)と、Commercial InvoiceとPacking Listが必要となり、税関検査を通過しないと目的地へ発送・到着ができません。また、送り先も個人宅ではなく、法人宛てになる場合が多いです。危険品などの規制対象品は一部規制対象です。しかし、分類番号(HSコード)や国連番号(UN番号)の非該当判定や、梱包方法や輸送方法により輸送ができることもあります。

個人目的か、商売目的かは、とても重要です!

2.貨物の梱包方法・荷姿の注意点

貨物の梱包方法は、国際貨物は国内輸送と大きく違います。国際輸送の方が色々な人の手に渡り、機械に通され、海を渡って数百キロもの旅をします。当然、距離が長いゆえの「過酷な環境」に耐えうる梱包が必要です。

例えば、落下、押しつぶし、盗難などです。特に精密機器などを輸送する場合は、外装梱包部分に、貨物の上積み禁止または、縦横置き等の旨を表示し、運送人に「丁寧な輸送が必要なこと」をアピールします。必要な場合は、箱の「角」に頑丈な補強やテーピングをします。(商用貨物は、必要に応じて木枠(クレート)梱包や木箱梱包にて貨物を保護する梱包が必要です。)

また、万が一、送り状が破れたり雨ではがれたりしても大丈夫なように、行先や内容物などがわかるように記載します。このように、自分でとれるリスク対策の他、保険などを使い、少しでもリスクを下げることが重要です。

タイの国際貨物輸送業者(日本へ発送する場合)

貨物を持ち込む国際貨物配送業者は、日系企業ではクロネコヤマト・佐川急便。海外業者には、DHL・FEDEX・UPS、その他、国際郵便EMS(Thailand Post)などがあります。どの系列でも商用貨物の発送ができます。しかし、重量制限や価格に大きな差があるため、貨物の分類や種別や用途、内容物や輸送価格(予算)に応じて、配送業者を選びます。

上記の配送業者には、梱包材料(パッキンや専用ケース)の販売や、一部梱包サービスもしています。自分で貨物を取扱店へ持ち込むことはしなくても、契約によっては発送元迄集荷に来てくれる業者まであります。ここでは基本的に航空便での個人宅配を主としての業者でお話します。

運送業者の選び方(利用頻度と確実性・利便性)

定期的に日本への貨物便がある場合は、日系輸送業者(佐川/NIPPON47・クロネコ)で定期契約が割安です。(貨物の集荷もしてくれます)単発の発送であればDHL・FEDEX・UPSなど、価格は少々高くなりますが、通関もスムーズで間違いなく、輸送の遅れも極まれです。

国際郵便EMSは安価で身近です。以前は度々、集荷後の貨物の滞留や遅延、紛失などのトラブルが度々あります。しかし、ここ数年は徐々に改善されつつあります。しかしながら、逆に日本からタイへ送る時は、現地郵便局での貨物放置や住所間違いなどもあり、その傾向が著しいのであまりお勧めしません。どの会社もバンコックに集荷窓口会社があるので便利です。

タイからの郵便と日本からの郵便の品質の違いを理解しておきましょう!

国際貨物輸送業社の特徴とサービス内容の比較

タイ国内の小包配送サービスは、大きく分けると次の2つがあります。フェデックス、DHL等が民間配送。郵便が公的配送サービスです。両者は、料金の他、サービス品質等で違いがあります。

  1. 民間郵送業者
  2. 公的な輸送業者(郵便)

1.民間国際貨物輸送業者(Air Cargo)

  1. 日系・NIPPON47
  2. 日系・ヤマト運輸
  3. 外資系・DHL
  4. 外資系・FEDEX
  5. 外資系・UPSワールドワイドエクスプレス
1.日系・NIPPON47(日系×佐川系列ナンバーワン)

日系の佐川系列でナンバーワンの輸送量を誇ります。タイで輸入代行や発送代行サービス等を提供する会社は、同社の輸送枠を使っていることが多いです。日系、かつ比較的小口貨物の輸送なら、まずはNIPPON47に見積もりを依頼することをお勧めします。

主な提供サービスは、次の通りです。航空小包と海上小包の両方をカバーし、輸送に関する各種補助作業も一貫して提供。これにより、依頼者に「売ることに専念できる環境」を提供しています。

簡易見積もりをツールを使い料金を計算してみましょう!

タイから日本への送料(航空便・船便)計算ツール

2.日系・ヤマト運輸 Yamato Unyu(Thailand)

ヤマト運輸のタイ版です。同じく日系輸送業者として有名です。タイ国内に進出して30年余りと老舗の運送会社です。主な提供サービスは、次の通りです。

  • 航空貨物輸送
  • 海上輸送
  • 引っ越し貨物
  • パッキングサービス
  • クロスボーダーサービス
  • タイ国内輸送

*両社とも日本向け定期便での契約なら便利でお得、かつ早くて安心輸送です。
(梱包資材無料・集荷サービスあり)

YAMATO UNYU THAILAND

3.外資・LiDi Express
  • SFExpressネットワークを利用して提供
  • タイから日本への配送目安:3日~4日
  • 日本で最速の365日発送
  • ドアツードアサービス
  • 輸送状況を24時間リアルタイムで追跡
  • 燃料費(燃料サーチャージ)を免除

LiDi Express

運送会社特徴
DHLエクスプレス
  • バンコクに10ほどの支店
  • バンコク圏外には支店なし
  • 民間業者の中では最も高い料金帯
  • ただし、非常に早く輸送される。(最短翌営業日)
  • 基本自社カーゴ専用機での輸送
  • 日にち、時間帯配送のサービスが可能
  • DHLエクスプレスワールドワイド(商用貨物(書類・非書類)を220か国へ配送)
FedEx
  • ピックアップのトラックを呼び出せる
  • バンコクやチェンマイなどに支店
  • 基本自社カーゴ専用機での輸送
  • 配達日指定(インターナショナルエコノミー/プライオリティ)
UPS
  • サービス内容は上記2社と似ている。
  • 大量発送が得意
  • 定期的な輸送がある場合は検討。

2.公的な輸送業者・郵便サービス

「最大でも20kg~30kg程度の輸送」「多少、配送時間が長くなっても良い」方は、郵便系の配送をお勧めします。タイ国内には、Thailand Post (国際郵便)があります。  配送期間は、3日~2週間(船便なら最長3か月)程。各サービス内容により、次の違いがあります。

  • タイから日本へのクールEMS
  • Small Packet SAL (簡易郵便扱い) 料金例:ECONOMY 300THB~ (2週間)
  • Parcel International(国際小包) 2kg未満 料金例:1kg 800-1,000THB~(3日~1週間)
  • EMS International (保証付・国際スピード便20kg以下) 参考:1,300-3,000THB~ (3日間)
  • Surface (船便) 5kg-10kg程で輸送。参考600-700THB/kg(1~2か月)

民間配送会社と公的配送会社(郵便)の使い分け方法

民間配送会社(各社)と公的配送会社には、次の違いがあります。

  1. 料金面
  2. サービスの多様性

民間配送各社

は、営利目的のため、郵便サービスよりも「商売になるのか?」で判断する側面が大きいです。需要と供給のバランスを考えながら、良い意味でも悪い意味でも柔軟に価格を変えているのが特徴です。

一方、公的配送会社/郵便は「万国郵便連合」の条約に基づくサービスのため、できるだけ安い価格で世界中に商品を届けられるようにしています。逆に言うと、安かろう、悪かろうの側面が大きく、サービス品質は総じて低いです。価格とサービス品質のバランスを考えると、むしろ民間の方が安いとも言えます。

民間配送会社の特徴とメリット、デメリット一覧

  • 参考基本料金:1kg 1,800THB前後(7,000円前後)~(最大1梱包70kgまで)と単価が高額
  • 貨物の縦・横・高さの合計(箱の大きさ)料金と重量料金の高い方が基準
  • ワールドワイドBOXなど定型BOXに詰めた場合、重量料金は加算されないので、お得
  • 各社のHPにて梱包~集荷~発送~貨物の追跡まで、一貫してシステム化されている。
  •  とにかく早くて安全、確実である。
  • カスタマーセンターでのサポート体制が充実。貨物の所在がリルタイムでチェックできる
  • 1梱包が最大70kgまで対応可能
  • デメリット→キロ単価が高い(個数・重量が上がると単価は下がる)
注意:民間配送会社の中でも日系と外資の違いがある。

例:DHLの看板を立てていても、運営会社がタイ系や日系の違いがあります。大手の看板を付けていてもサービス品質に雲泥の差があるため注意しましょう。総じて日系の方が安心でサービス品質が高いです。

公的配送会社(郵便)の特徴

  1. バンコク市内に多数の支店あり
  2. パッケージの盗難、紛失、遅延、破損が多い。
  3. 貴重品等の配送は断られる可能性が高い。
  4. 安かろう、悪かろう。
  5. コロナなどイレギュラー時に集荷や発送が止まる可能性が高い。
  6. 一回あたりの重量が20KG~30KGくらいまでが理想
  7. 郵便局へ持ち込む場合 ID/身分証明書が要必要
  8. 貨物の出荷は郵便局又はカーゴ(代理店)が取扱店となる
  9. 重量・大きさにより料金確定し支払い。
  10. 追跡番号(貨物の管理番号)をもらう。
  11. Small Packet SAL(航空便)は貨物の封をしない(全数ではないが1部出荷前検査あり)

*価格は共通ですが民間航空貨物輸送業者よりは割高になるので、20kg以下に限定した方が良い。個口も20個を超えると日本側で関税対象になる可能性があるので注意です。

上記の通り、基本的には、郵便局経由の配送よりも民間の配送機関の方が価格面やサービス面等を考えると優れていると思います。

タイから国際輸送する場合の5つの注意点(知っておきたいこと)

  1. タイの輸出禁制品に注意
  2. 湿度と温度に注意
  3. 航空便の減少による運賃高騰
  4. 燃油サーチャージなどの特別負担
  5. 日本側の規制

1.タイの輸出禁制品と輸送会社の禁止品に注意

タイから国際輸送を考えた場合、次の2つの観点から「禁止又は制限されていないか?」の確認が必要です。

  1. タイ税関が定める禁止又は制限品
  2. 輸送会社が定める禁止又は制限品

タイ税関は「輸出入の禁止」や「制限品」をリストに定めています。まずは、この禁止又は制限リストでないことを確認しましょう。その後、輸送会社各社が定める「禁制品でないか」を確認します。つまり、法律上は、問題がなくても、配送会社が禁止いて送れない物があるのです。

タイが輸出禁止にしている物品例
  • 薬系のもの
  • ポル●製品
  • 偽造商標商品およびIPR侵害商品
  • 偽造硬貨
  • ワシントン条約に該当する動物・植物及び派生品
タイが輸出制限をしている物品例
  • 仏像が描かれているあらゆる製品
  • 銃、弾丸、爆発物など
  • 植物やその派生品
  • 生きている動物
  • 食品、医薬品、化粧品、サプリメント
  • 自動車部品
  • タバコ、アルコール等
  • 無線機器

輸送禁止は、法律上の禁止と輸送各社の禁止があるので注意しよう!

2.湿度と温度に注意

製品を湿度から守るために、商品ごとにビニール袋をかぶせることをお勧めします。また、輸送コンテナの中は高温になる可能性があるため、温度変化に弱い貨物を輸送する場合(例:内部温度が50度以上)も注意しましょう。この辺りは、運送会社と相談をして適切な輸送方法を選びます。

3.航空便の減少による運賃高騰

現在、新型コロナ感染症の影響で、航空会社各社の航空便本数減少により、航空運賃が高騰し航空貨物の運賃も、価格の変動が大きい及び高騰傾向にあるので貨物発送前には必ず運賃の見積をとることを推奨します。(その際には貨物の大きさと重量が必要となります」

4.燃油サーチャージなどの特別負担

航空会社により航空運賃以外にも、燃油サーチャージ、コロナ対策費等の特別費用負担もあります。それらが適正かの問い合わせをしましょう。

5.日本側の規制

貨物の内容物について、税関にて規制対象になる可能性がある貨物については、必ず事前に輸送業者に確認しましょう。(通関トラブルを未然に防ぐため)また、関税対象になるかどうかも同様に確認が必要です。

個人輸入の関税を計算しよう!無料検索ツール

日本に輸入(輸送)ができない又は制限されている物

まとめ

  1. 定期的な発送がある場合は日系業者推
  2. スポットでの発送で貨物重量が20kg未満又は2kg以下(最安値)ならEMSを推奨
  3. 貨物が20kg以上の重量物(商用貨物含む)は民間国際貨物輸送業者(日系含む)に依頼した方が、重量が増えるほど割安かつ確実
  4. 輸送期間の余裕があり安価にするなら、船便の選択もあります。
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