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リーファーコンテナのサイズ(内寸)、積み付け時の注意点

種別積み地揚げ地品目輸送モード
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「リーファーコンテナを使って輸出したい」と考えている方は多いでしょう。しかし、実際の所、通常のコンテナとの違いが分からず、二の足を踏んでいる方も多いです。

インターネットを使って、リーファーコンテナの情報を探しても詳しく紹介するサイトはほとんどありません。リーファーのサイズ以外の情報を紹介するサイトとなれば皆無です。

例えば、リーファーの内寸について解説していても「積み方」までは紹介していないです。リーファーコンテナは、たった1つのミスで商品ダメージや船への積荷拒否につながります。船の積み荷を拒否されるPTIの仕組みもあります。それなのに、このような重要な情報を紹介するサイトは、ほとんどありません。

でも安心してください。外航船にリーファーエンジニアとして乗船していた経験のある私が誰よりも分かりやすくリーファーコンテナの解説をしていきます。この記事では、ドライコンテナとリーファーコンテナの積付けやPTI(事前審査)で失敗しない方法をご紹介していきます。

*この記事は、リーファーの実務経験者のみがわかる情報を紹介しています。当サイトの情報を加筆、修正等をし、独自の記事として公開する行為をお断りいたします。*例:記載内容の前後を入れ替えて加筆等をする→ 編集著作物侵害行為に該当する可能性有り。

リーファーコンテナのメリット・デメリット

まずは、リーファーコンテナのメリット・デメリットを確認していきましょう。リーファーコンテナについては、何となくしか知らない方がほとんどだと思います。そこで、ここでは「そもろもリーファーコンテナって?」などの基礎的な部分から説明をしていきます!

リーファーコンテナとは?

リーファーコンテナは、断熱したコンテナにエアコンを装備したものです。エアコンと聞くと、冷凍庫をイメージする方が多いです。しかし、実は、冷凍に限らず約-30℃~+30℃の間の好きな温度に設定ができます。

リーファー=暑い中を冷やしたり、保冷したりする

とのイメージがありますが、寒冷地を航行するときの「保温する」役割でも使います。

  • 暑い外気温
  • 寒い外気温

などから、コンテナ内を温めたり、冷やしたりすることで「任意の温度」を設定して輸送するの役割です。 そして、このリーファーコンテナを使って輸送する品目には、生鮮食品、精密機器、医薬品などがあります。

リーファーは、温めたり、冷ましたりすることで外気温から貨物を守る

リーファーコンテナとドライコンテナの違い。

リーファーコンテナとドライコンテナ最大の違いは、温度維持機能の有無です。リーファーコンテナは、コンテナ内のエアコンで内側の温度を一定に維持します。

ドライコンテナは、これができません。寒い地域に行けば内部も冷え切ってしまい、暑い地域に行けば、内部も暑くなります。真夏のインド洋のドライコンテの内部は70度にも及びます。

その他、リーファーコンは温度調整が手軽にできるため、陸上でのイベントブースなどに使われたり、防爆加工を施し、ガソリンなどの危険物の保管庫としても使われたりもします。

リーファーコンテナのメリット・デメリット 

ここからリーファーのメリットとデメリットをご紹介していきます!実は、正直な所、海上輸送でリーファーを使うデメリットは、大きいです。主なデメリットが次の3つです!

リーファーコンテナの3つのデメリット

  1. ドライに比べ金額が高い。
  2. ちょっとした積み付けミスで温度が維持できない。
  3. 海上で故障する可能性がある

リーファーコンテナ最大のデメリットは、温度維持に失敗して、商品にダメージが及ぶことです。手間をかけて、リーファーコンテナで輸送したのに、ほんの少しの積み付けミスで商品が全滅することもあります。しかし、これら3つのデメリットを考慮しても特定の方には、非常に価値があります。

リーファーコンテナのメリット

リーファーコンテナのメリットは、ずばり「温度管理」です。これがリーファーコンテナのデメリットを凌駕するメリットです。当たり前と言えば当たり前です。でも、この当たり前こそが、遠方を行き来する国際輸送には、とても重要なのです。

温度管理が必要なとき=リーファーコンテナを利用する。

ちょっとした積み付けミスで商品をダメにしたくないですよね?

安心してください。後半でどこよりも分かりやすく積み付け方法なども解説します。

リーファーコンテナの種類とサイズ/スペック

海上コンテナは、どの船でも運べるように種類ごとにサイズが国際的に決められています。 あなたも20フィート(20F)や40フィート(40F)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。 どのようなコンテナがあるのか、代表的な3種類をご紹介します。

3種類のリーファーとドライコンテナのスペックを比較

  1.  20F:長さ20フィート(約6m)の小ぶりなコンテナ。小容量輸送に最適。
  2.  40F:長さ40フィートのコンテナ。外航船ではもっとも多く使用
  3.  ハイキューブ:通常のコンテナより高さが30cmほど高いタイプ。

続いて詳細スペックを見ていきましょう。 代表的な3種類のコンテナをリーファーとドライで比較して紹介します。ドライコンテナとの違いはリーファーコンテナの方が容積が小さいことです。これは外側と内側の壁の間に断熱材が入っているので、その分だけ内寸が小さくなっています。

種類リーファーコンテナドライコンテナ
外寸(L x W x  H) mm20F6,058 x 2,438 x 2,591同じ
40F12,192 x 2,438 x 2,591同じ
ハイキューブ12,192 x 2,438 x 2,896同じ
内寸(L x W x  H) mm20F5,456 x 2,288 x 2,2635,898 x 2,350 x 2,390
40F11,574 x 2,288 x 2,26312,032 x 2,350 x 2,390
ハイキューブ11,590 x 2,284 x 2,54412,032 x 2,350 x 2,695
容積 m320F28.233.1
40F59.967.6
ハイキューブ67.576.2
重量(自重) kg20F2,9102,200
40F4,3003,800
ハイキューブ4,5203,900
最大積載重量 kg20F27,57028,280
40F28,51026,740
ハイキューブ29,48026,650
耐用年数 年共通77

上記の通り、ドライコンテナとリーファーには明確な違いがあります。両者の仕様、機能、目的等をよく理解し、輸送に最適なタイプを選ぶことがポイントです。

さて、リーファーコンテナを学ばれる方は「内寸、内寸」と中のサイズばかりに注目する方が多いです。しかし、実は、リーファーには、内寸以外にも注目するべき点があります。それが「積み付け」です。

 
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積み付けとは、リーファーコンテナの中に、どのように貨物を配置すればいいのか? どのように配置をすれば、庫内に冷気が滞りなく循環するのか? を考えることです。実は、リーファーを扱う場合は、この積み付けが最も大切です!

内寸だけはない!リーファーコンテナに積み込むときの注意

リーファーコンテナの積載制限、レッドラインとは?

リーファーコンテナの内部には謎の赤い線があります。通称「レッドライン」と言います。レッドラインは、幅と高さの制限を意味します。つまり、この赤いラインまでは、貨物を積み上げてはならないことを意味します。

リーファーコンテナ内の温度を一定に保つためには、空気の流れを確保してあげなくてはいけません。荷物を高く積みすぎたり、壁ギリギリまで物を置いたりすると、風が通らなくなり、内部が冷えません。この点から、積載量、置き方には十分に注意が必要です。

下記の図をご覧ください。こちらは、リーファーコンテナ内の空気の流れを示します。

リーファーコンテナ 空気の流れ

冷たい空気が循環するように幅と高さを工夫しよう!

やってはいけない積付けの方法とは?

レッドラインを超える積み付け以外にも、やってはいけないことがあります。それが次の3つです。

  1. 扇型に集中して貨物を積み込む
  2. 奥に集中して積み込む
  3. 荷物を分散させて積み込む

1.扉側に集中して貨物を積み込む

*コンテナを横から見た図

リーファーコンテナ 空気の流れ

扉側に荷物を集中して積み込むと、エアコン側で空気が循環します。その結果、大半の荷物が冷やされなくなってしまいます。

2.奥側に集中して積み込む

*コンテナを横から見た図

リーファーコンテナ 空気の流れ

エアコン側に集中して積み込むと、扉側に広いスペースが出来ます。そのため、空気がうまく循環しなくなり荷物が冷やせなくなります。

3.荷物を分散させて積み込む

*コンテナを横から見た図

リーファーコンテナ 空気の流れ

荷物を分散させて積むと荷物の隙間などを通って空気が循環してしまいます。そのため、扉側の荷物が冷やされなくなることがあります。

積み込むときは空気の流れを邪魔しないようにイメージしながら積み込みましょう。中央に寄せてまんべんなく積み付ければ大丈夫です。

冷気の通り道を意識しよう。基本は、中央に寄せてまんべんなく積み込むこと

参考:大は小を兼ねない!ハイキューブタイプを選ぶ際の注意!

ハイキューブのリーファーを選ぶ場合は、相手の荷受け体制を確認しておきましょう! ハイキューブは、通常のコンテナよりも高さがあるため、輸出先で倉庫や機材の関係上、荷受けができない可能性があるので事前に確認しましょう。

PTIの有効期限切れで積荷拒否!?

PTIは、Pre-Trip Inspection の略で乗船前に行う事前の検査のことです。機械部分、温度調整機能、温度記録計など作動確認を行います。この時、故障が見つかれば故障した部分を直します。

上記以外にも、コンテナそのもののダメージや内部の清掃なども行います。PTIを受けた後、リーファーコンテナは、輸送に使われます。リーファーコンテナのサイズ・種類、スペック、積載量や積み付け時の注意点などを解説しています。リーファーコンテナには、20フィート、40フィートの他、ハイキューコンテナがあります。ドライコンテナとの違いは、内寸です。内部にクーラーファンがある分、小さいです。そのため、最大積載量はドライコンテナよりも小さいです。

PTIの有効期限は?

PTIは法律で決まっていないです。しかし、船会社は、輸送クレームを避けるために、PTIに有効期限を設けています。この期限はだいたい30日~180日に設定されています。もし、あなたが使うリーファーコンテナのPTIの期限が切れていると、ヤードで受け取ってもらえないので注意しましょう。

コンテナ購入を考えている人は特に注意

レンタルのリーファーコンテナであれば基本的にPTIを行った状態で荷主(あなた)のもとへ来ます。そのため、期限さえ気を付ければ問題ありません。

一方で、購入の場合はPTIが実施されていないことがあります。海上輸送用にリーファーコンテナを購入するときはPTIを実施してくれる場所も検討して購入しましょう。

 

>>CAコンテナとリーファーコンテナ入門

 

まとめ

  • リーファーコンテナは、温める、冷やすの両方に対応する。
  • 任意の温度を設定することで、外気から貨物を守れる。
  • リーファーは、費用面では大きなデメリット。
  • しかし、温度を維持して輸送できるメリットは、デメリットを凌駕する。
  • ドライとリーファーの最も大きな違いは、内寸
  • しかし、内寸だけではなく、積み付けにも注意が必要
  • リーファーコンテナの検査状態を示すPTIの存在にも気を配ろう。
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