リーファーコンテナをドライとして活用=コスト削減!?

リーファーコンテナ 国際輸送
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日本に滞留するリーファーコンテナ(温度管理ができる)をドライコンテナとして活用する方法をご存じですか? この記事では、リーファーコンテナをドライコンテナとして活用する方法をご紹介していきます。

コンテナターミナル

コンテナターミナルの写真

リーファー → ドライコンテナ

海上輸送で使うコンテナには、大きくわけると20フィートと40フィートの2つがあります。1フィート=30cmであるため、約6mと12mに値します。この他、輸送する貨物が巨大、重量物、特殊な形のときは「特殊コンテナ」を使って輸送します。今回は、温度管理ができるリーファーコンテナの活用とコスト削減をご紹介していきます。

関連記事:コンテナの種類

リーファーとは?

リーファーコンテナは、一般のコンテナに温度管理の設備を付けた物です。主に冷凍品、野菜や果物などの生鮮背食品を輸送するときに使います。対して、温度管理をしないコンテナを「ドライコンテナ」といいます。コンテナの予約のときは、これら種類の違いと大きを明確にするため、「20のドライとリーファーを1本ずつ」などと伝えます。

  • 一般のコンテナ=ドライコンテナ(ドライ)
  • 温度管理ができるコンテナ=リーファーコンテナ(リーファー)

ドライコンテナとリーファーコンテナの違い

ドライコンテナとリーファーコンテナは、次の3つの点が違います。

  1. 料金が違う。
  2. 載せられる最大重量が違う。
  3. 内寸が違う。

まずは、料金が違います。やはり冷却設備がある分、リーファーコンテナの方が高いです。また、冷却設備がついている分(ファンの重さ)、最大の積載量がドライコンテナよりも小さいです。最後の内寸とは、コンテナ内部の大きさです。下の画像をご覧下さい。

こちらは、ドライコンテナのフロア部分です。床面部分は、非常に硬い木材でできています。ドライコンテナの場合は、遮熱等は一切行わなくても良いため、コンテナの外寸と内寸がほとんど同じです。(遮熱をしていないため、洋上では、約70度に達します。)

ドライコンテナ

一方、下の写真がリーファーコンテナのフロアです。先ほども述べた通り、洋上におけるコンテナ内部の温度は、50度以上です。そのため、リーファーコンテナには、遮熱効率を上げるための様々な工夫があります。下の図では、床面部分に空洞がありますね。この底上げにより、遮熱効率を上げています。リーファーは、遮熱の工夫をするため、ドライコンテナよりも内寸が小さくなります。

リーファーコンテナ

以上、3つがドライコンテナとリーファーコンテナの違いです。この基本的な部分がわかった所で、リーファーコンテナの活用とコスト削減の関係を説明していきます。

リーファーコンテナが滞留する理由と活用

日本と外国を行き来するリーファーコンテナを考えてみましょう。次の2つの流れだと、どちらがより多いと思いますか?

  1. 日本に輸入するときにリーファーコンテナを使う。
  2. 日本から輸出するときにリーファーコンテナを使う。

答えは、日本に輸入するときのリーファーコンテナです。外国から温度管理が必要な生鮮食品や冷凍品などを日本に輸入するときに使います。対して日本からの輸出活用は、そこまで行われていないのが実情です。輸入のときに使ったリーファーコンテナを輸出のときに使っていないため、港に滞留してしまうのです。

そこで、このリーファーコンテナの滞留を解消するために考えられたのが「リーファーコンテナをドライコンテナ」として活用する方法です。

リーファーをドライとして活用するメリットとデメリット

滞留するリーファーコンテナをドライコンテナとして活用するときは、次のメリットとデメリットがあります。

  1. メリット=通常のドライコンテナよりも輸送費が安くなる。
  2. デメリット=内寸が小さい
  3. デメリット=特殊な固定などができない。

滞留するリーファーをドライとして活用するときは、通常のコンテナよりもお値打ちに輸送費ができます。コンテナ単位で運びたい。でも、そこまでスペースがシビアでないときに活用すると良いです。一方、デメリットは、ドライコンテナよりも内寸が小さいこと、ドライで可能な固定方法(側壁法や矢留めなど)が使えないことです。

NG例:側壁法

側壁法

NG例:矢留め

矢止め

写真:ジャパントラスト株式会社から引用

まとめ

  • リーファーコンテナは、温度管理ができるコンテナです。
  • 日本の輸入、日本からの輸出だと、どうしても「輸入」での活用が多い。
  • 輸出と輸入の偏りがあるため、リーファーコンテナが滞留する。
  • この滞留しているリーファーコンテナをドライコンテナとして活用するとコスト削減につながる。
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