アメリカから個人輸入してみたい!でも不安……そんなあなたへ
「これ欲しい!」でも諦めていませんか?
海外の通販サイトには、日本では売っていない「本国限定」や「日本未発売」の商品がたくさんあります。見た瞬間に「これ欲しい!」と思っても……
- 英語がわからない
- 日本に送ってくれない
- 関税がよくわからない
そんな理由であきらめていませんか?
この記事では、「アメリカの商品を個人で買いたい」と思っているはじめての方に向けて説明していきます。難しい言葉はできるだけ使わずに、誰でもわかるように紹介しています。
アメリカの通販には魅力がいっぱい
アメリカの通販サイトでは、日本では買えないものがたくさん見つかります。
- 日本未発売のスニーカー
- 海外限定のオーガニックコスメ
- 最新のガジェットやビンテージ雑貨
さらに、日本で買うよりも安いこともあります。送料や税金を入れても、トータルでお得な場合があるので、近年は個人輸入にチャレンジする人が増えています。
海外通販ってちょっと不安…?
はじめて海外の通販を使うとき、多くの人がこう思います。
- 本当に届くの?
- 壊れていない?
- どうやって注文するの?
- 英語が心配…
- 関税っていくらかかるの?
- 返品できるの?
これらの不安は誰でも感じるものです。でも、最近は初心者でも安心して使える「転送サービス」や、日本語でサポートしてくれる仕組みも増えています。
ただし、すべての商品が日本に送れるわけではありません。食品・薬・電池が入っている物などは、制限されていることもあるので注意が必要です。
「はじめての個人輸入」は、ちょっとしたコツを知っていれば難しくありません。このあと、買い方や注意点などを順番にわかりやすく紹介します!
アメリカの商品を日本で使いたいときの2つの方法
アメリカの商品を日本で使うには、大きく分けて2つの買い方があります。
1.日本に送ってくれる通販サイトで買う
アメリカのAmazon.comや、海外の有名ブランドサイトの中には、日本に直接送ってくれるところもあります。この方法はとてもかんたんですが、すべての商品が送れるわけではないため、選べる商品が少なくなることもあります。
2.転送サービスを使って買う
もうひとつの方法は、転送サービスを使うことです。これは、アメリカにある倉庫の住所を「自分の住所」として使い、そこに商品を送ってもらう方法です。そのあと、日本まで転送してくれるというしくみです。
この方法なら、「日本へ発送できません」と書かれている商品も買える可能性があります。
転送サービスは、いまでは多くの人が利用しています。日本語のサポートがあるサービスもあるので、初心者でも安心です。ただし、注意点もあります。
- リチウム電池・アルコール・一部の化粧品などは送れないことがあります
- サービスごとに、保管期間・梱包方法・サポートの質が違います
- 利用する前に、サービス内容をしっかり比較して選ぶのが大切です。
並行輸入と関税ってなに?
個人で海外から商品を買うときによく出てくる言葉に「並行輸入」と「関税」があります。
並行輸入とは?
並行輸入とは、日本の正規代理店を通さずに、海外から直接商品を買うことです。
たとえば、海外の通販サイトで自分用に洋服や時計を買うのは、並行輸入にあたります。自分で使うためなら違法ではありませんが、たくさん買ったり高額商品を買ったりすると「商売目的」と見なされることもあります。その場合、税関で止められたり、追加の申告を求められることがあります。
関税とは?
関税は、海外から商品を日本に送るときにかかる税金のことです。ただし、すべての商品に高い税金がかかるわけではありません。税金がかかるかどうかは、以下のような条件で決まります。
- 商品の種類(洋服・靴・化粧品など)
- 値段や重さ
- 国際送料や保険の金額
たとえば、商品代+送料などを合計して16,666円以下であれば、関税や消費税がかからない場合もあります。自分用の買い物なら問題ないことが多いですが、念のため「買う量」や「金額」にも気をつけましょう。
アメリカから輸入するときの注意点
アメリカから商品を買うときは、次のような点にも気をつけましょう。
- 日本に送れないもの(禁止されている商品)があるか確認しましょう。電池・香水・薬
- たくさん買いすぎると「お店で売る目的」と見なされることがあります。
- 関税や送料のほかに「通関手数料」がかかることもあります。
配送会社が税金の手続きをしてくれる代わりに、数百円〜千円ほどの手数料を取ることがあります。 - 商品に問題があったとき、返品や返金がむずかしいこともあります。
こういったポイントを知ったうえで、自分で責任を持って買い物することが大切です。
アメリカからの個人輸入は「誰でもできる」時代に
昔は、海外から買い物するのは「詳しい人だけができること」でした。でも今では、誰でもカンタンに海外通販ができる時代になっています。
転送サービスや関税についての説明もわかりやすくなり、日本語でサポートしてくれるサービスもあります。だから、英語が苦手な人でも安心してチャレンジできます。
でも、注意点もあります
海外からの買い物には、いくつかの注意点もあります。
- 送料や税金など、思ったよりお金がかかる
- 返品ができないこともある
- 税関で止まってしまうことがある
こうしたこともあるので、リスクを知ったうえで楽しむのが大切です。
はじめの一歩は「やってみよう」という気持ちから
初めての個人輸入では、よくこんな心配があります。
- 「商品が届かないかも?」
- 「追跡できなくて不安…」
- 「税関で止まったらどうしよう」
でも、こうしたトラブルはよくあることです。事前に次のことを確認しておくと安心です。
- 追跡番号があるかチェック
- 信頼できる配送会社を選ぶ(FedExやDHLなど)
- 電池や高額品は通関に時間がかかることを理解する
これだけでも、不安を減らしてスムーズに個人輸入を楽しめます。

不安を減らすには、信頼できる販売サイトや転送サービスを選び、情報収集を怠らないようにしましょう!
初めての個人輸入でよくある「7つの不安」とその対策
アメリカから通販で買い物しようとすると、はじめての方はこんな不安を感じやすいです。
1. 商品が届かないかも…
「発送されたのに追跡が動かない」「1か月たっても届かない」など、不安になることがあります。でも、追跡情報が更新されるまで数日かかることもよくあります。
対策
- 追跡番号があるか確認
- 信頼できる配送会社(DHLやFedExなど)を選ぶ
2. 税関で止まったらどうしよう?
日本に届いた後は、税関でチェックされます。商品によっては、通関に時間がかかることもあります。
注意が必要なもの
- 化粧品や食品などの特定商品
- 数量や金額が多いと「商用」とみなされることも
3. 本当に届くの?詐欺サイトじゃない?
はじめて使うサイトだと、「大丈夫かな?」と不安になるものです。
対策
- サイトの口コミやレビューを事前にチェック
- 最初はAmazonやEtsyなどの有名な通販サイトがおすすめ
4. 注文メールが届かない…
注文してもメールが届かないときは、迷惑メールフォルダに入っていたり、メールアドレスの入力ミスが原因かもしれません。
対策
注文後は確認画面のスクリーンショットを保存しておきましょう
5. 住所の書き方がよくわからない…
英語で住所を書くのは慣れないと不安ですよね。
ときどき、入力中に「県名」が勝手に英語で表示されてびっくりすることも。
対策
日本語住所を英語に変換できる無料サービスを使うと便利です
6. 送料や手数料がわかりづらい…
「Shipping & Handling」に何が含まれているか、よくわからないという声も多いです。
送料だけでなく、梱包料や倉庫の手数料などが含まれることもあります。
対策
注文前に総額がいくらになるか確認しましょう
7. 英語で問い合わせできるか不安…
トラブルが起きても、「どうやって英語で聞けばいいの?」と心配になりますよね。
対策
- あらかじめ英語の問い合わせテンプレートを準備しておくと安心です
- また、日本語対応の転送サービスを使えば、問い合わせも楽になります
初めてでも大丈夫。こうした不安は「よくあること」なので、事前に準備しておけば安心して個人輸入が楽しめます。

よく使う英文テンプレートは、第二回で紹介しています。
まとめ
- アメリカから個人で輸入するのは、基本的な流れを理解すれば実現可能です。
- 英語が苦手でも、日本語対応のサービスを選べば安心して利用できます。
- 転送サービスを使えば、日本に送れない商品も購入できる可能性があります。
- 並行輸入や関税の仕組みを正しく理解し、制限品や費用のリスクにも注意が必要です。
- 初心者でも、必要なポイントを押さえれば、海外通販を無理なく楽しめます。
次の記事「第2回|転送サービスの仕組みと使い方|誰でも海外通販ができる時代」
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