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コンテナ引取りを素早くするための4つのポイント

種別積み地揚げ地品目輸送モード
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輸入申告は、搬入後(搬入:貨物を港に保管すること)に行うのが原則であるため、貨物を引き取るには相応の時間が必要です。しかし、この時間は、いくつかの方法により短くできます。

そこで、この記事では、コンテナの引き取りを素早くするための4つのポイントをご紹介していきます。

■この記事の要点

  1. 理想的な輸送形態を選ぶこと
  2. ホットサービスを使うこと
  3. 予備申告をすること
  4. 地方港を利用すること

納期が短い貨物をスムーズに輸入する方法

コンテナ引き取りを素早くするには、4つのポイントがあります。

  1. 理想的な輸送形態を選ぶこと
  2. ホットサービスを使うこと
  3. 予備申告をすること
  4. 地方港を利用すること

1.理想的な輸送形態・輸出国で考える

商品をできるだけ早く受け取るには、輸出国からの急ぎの手配が必要です。急ぎの手配とは、荷物にあう適切な輸送方法を考えることです。

海外から商品を輸送する手段として、コンテナ輸送があります。コンテナは、長さが20フィート(約6m)と40フィート(約12m)があり、荷主は、一本のコンテナを借りて輸送します。これを「FCL」といいます。

一方、荷物の量などの理由から、一本のコンテナを複数の荷主で分け合い輸送することがあります。これをLCLといいます。

FCL2

LCL2

少しでも急いで貨物を受け取りたいときは、FCLで輸送します。それがコンテナ一本を借り切るほどの荷物がなくてもです。あえて、FCLを選ぶことで、輸送速度が速くなります。理由は、搬入のタイミングデバンの仕組みにあります。

コンテナを開封し、荷主ごとに貨物を仕分けする作業です。

まず大前提として、基本的に輸入申告は、貨物が搬入された後に行います。つまり、どれだけ早く搬入が上がるかが輸入貨物を素早く引き取るポイントです。

FCLで輸入する場合の搬入までの流れ

  1. 日本に入港する日:船からコンテナが降ろされる。
  2. 入港日の翌日:船からコンテナを降ろしたことをナックス(税関等を結ぶシステム)に入力。これで「搬入が上がった」ことになります。この時点で、輸入申告ができます。

LCLで輸入する場合の搬入までの流れ

  1. 日本に入港する日:船からコンテナが降ろされる。
  2. 入港日の翌日:コンテナが倉庫に輸送される。
    早ければこの日にデバン
  3. 入港日の翌々日:デバンを行います。
  4. デバン終了後、各荷主の貨物に問題がなければ、すぐに搬入があがります。もし、同じコンテナにある「その他の荷主の貨物に何かしらの問題」があると、搬入がなかなか上がりません。つまり輸入申告・許可が遅くなります。

 
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このようにFCLかLCLで運ぶかによって、搬入があがるタイミングが変わってきます。また、これとは別に「ホットデリバリー」を使う方法もあります。

2.船会社のホットデリバリーサービスを使う

搬入を早くする追加サービスとして「ホットデリバリー」があります。このサービスは、「搬入の報告」を他の貨物より優先的に行い、少しでも早く税関への申告ができるようにするサービスです。残念ながらすべての船に提供されておりませんので、実際に使うさいは、船会社に問い合わせが必要です。

ホットサービスを使った場合の流れは?

通常、FCLは船の入港日の翌日が搬入日です。ホットサービスを使えば入港の当日に搬入があがります。これによって、船の入港日に輸入許可となり、そのままコンテナを引き取れます。また、このサービスは、LCLにもあります。LCLでも、やはり他の貨物より優先的に搬入が上がります。

ホットデリバリーサービスの2つの注意点

  1. ホットデリバリーを提供する会社を選ぶ
  2. ホットデリバリーは、船の出港前に申し込む。

すべての航路にホットデリバリーサービスはありません!一部の船会社のみが提供しているため、事前に輸出者と使用する船会社に関する相談が必要です。

また、ホットデリバリーは、船積み以外で利用はできません。ホットサービスのコンテナは、船積み時に、急ぎのコンテナとして、船の手前の方に乗せるためです。

3.地方の港で輸入する

東京・大阪・名古屋などの主要港では、年末年始のなど特定の期間、港が混雑します。この影響から、搬入のタイミングが遅くなったり、輸入許可の取得まで時間がかかったりします。

  • コンテナヤードがいっぱいであること
  • ドレージ会社(コンテナを運ぶ専門の運送会社)の車が全て出払っていることなど

これを回避するためには、あえて地方の港で貨物をピックアップした後に陸送によって商品を届ける方法があります。

例えば、上海と山口県の下関を結ぶフェリーがあります。このフェリーを使って、コンテナ未満の貨物を輸入します。これに「ホットサービス」をつけて、船が入港した日にデバン、搬入報告、通関、陸送で全国各地に配送の段取りをします。

入港日からすべての業務を当日中に行いますので、かなりの連携プレーが要求されます。ただ、輸入実務の現場では、このような厳しい納期をクリアしなければなりません。

主な国際フェリー

日本港上海韓国ロシア
プサンDonghaeVladivostokKorsakov
稚内HS LINE
大阪Shanghai Ferry Co. Ltdパンスタークルーズ
神戸Japan China Int. Ferry
境港DBS Cruise FerryDBS Cruise Ferry
下関蘇州下関フェリー関釜フェリー
福岡JR KYUSHU JET FERRY
カメリアライン
KOBEE FERRY

4.税関へ予備申告を行い、審査時間を短縮する

税関への申告を早めることで、貨物を引き取るまでの時間を短くできます。どれだけ素早く貨物が届いても輸入許可が下りるまでは貨物を引き取れません。できるだけ早く荷物を引き取りたいときは、輸入許可を受けるまでの時間を短くすることが重要です。

記述の通り、税関への申告は、荷物の搬入後に行うのが原則です。しかし、搬入後に輸入申告をすれば、当然、許可までの時間が長くなります。そこで、この問題を解決するために「予備申告制度(よびしんこくせいど)」を活用します。

予備申告制度は、貨物の搬入において、税関審査を開始できる仕組みです。具体的には、船が入港することをお知らせする「アライバルノーティス」が発行された段階で、予備申告を行います。

予備申告における税関の審査が終われば、貨物が搬入されたと同時に「輸入が許可」されます。もちろん、予備申告をした瞬間に税関検査が決定される場合もあります。その場合は、貨物が搬入された以降の日において、税関検査を受けることになります。

【海上輸送の見積依頼】フォワーダーに伝える9つの事

まとめ

貨物をすばやく受け取るためには、輸送方法、ホットサービス、地方の港、予備申告制度を活用することがポイントです。多くの場合、予備申告制度とホットサービスで対応している企業が多いです。必要なときに必要なサービスを使うようにしましょう!

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  • 2.輸送で交渉すること
  • 3.有償サンプルの取り寄せ
  • 4.本貨物の交渉
  • 5.フォワーダーへの見積依頼
  • 6.輸入通関、消費税、関税等
  • 7.輸入許可後の国内配送
  • 8.輸入許可後の保管方法
  • 9.輸入許可後の保管方法
  • 10.品目別の輸送注意点
  •  

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