海外の売り手から「フォワーダーを用意して欲しい」と言われた場合の対応方法

種別

積み地

揚げ地

品目

輸送モード

海外の業者から商品の買い付けをする為、貿易交渉をしていると「フォワーダーを用意してほしい」と言われることがあります。今回は、この場合の正しい対応方法をご紹介していきます。

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海外の売り手からフォワーダーを用意してほしいと言われた！

海外の売り手からフォワーダーを用意してほしい！と言われることがあります。フォワーダーとは、国際輸送の手配（コーディネート）をする業者ですね！この時の手順は、次の通りです。

売り手にインコタームズを確認します。インコタームズとは、貿易条件の型です。この型は、国際的なルールで統一されており、貿易取引では、一つのインコタームズで合意します。

これにより、売り手と買い手が….

が決まります。

例えば、インコタームズ：FOBの場合、売り手は、輸出国の本船に貨物を積載するまでの責任と費用を負担します。この場合、買い手は、本船手続き以降の全ての費用と危険を負担します。

CIPの場合、売り手は、輸入国に到着するまでの輸送費＋保険代金を負担します。（但し、危険負担は、輸出国側で切り替わる）買い手は、日本到着＆荷下ろし費用、通関及び国内配送費用を負担します。

インコタームズを決めない限り、費用の負担者、負担範囲が定まらないです。

＝まずは、売り手とインコタームズを決めることが重要です。

もし、売り手から「フォワーダーを手配してください」と言われた場合は、EXW（輸出国の工場や倉庫）又は、FOB等のインコタームズが多いと思います。つまり、売り手は、買い手側が国際輸送以降を手配するように求めているのですね！

売り手「フォワーダーを手配してください」＝　買い手がフォワーダーに依頼する必要あり！

売り手との間でインコタームズが決まったら、売り手から引き渡し予定時期や商品の梱包に関する情報を入手します。引き渡し時期とは、納期（売り手から買い手に商品を引き渡す時期）です。いつ、貨物を引き渡してくれますか？を売り手に確認します。

商品の梱包情報は、フォワーダーが国際輸送の見積もりをする場合に必要です。

例えば….

梱包に関する情報を入手したら、フォワーダーに見積もりを依頼しましょう。フォワーダーランキング記事の他、フォワーダーの相見積もりサイト等があります。なお、弊社でも国際輸送の見積もり依頼ができます。よろしければ、ご利用ください。

フォワーダーは、国際輸送だけではなく、輸送に付随する業務も提供しています。その為、フォワーダーに依頼するだけで、日本側ですべき全ての作業依頼ができるのも特徴です。