東南アジアにおける人口ランキングをご紹介します。最も大きな人口を抱えているのはインドネシアです。その次にベトナム、フィリピンなどが続きます。正確に言うと、バングラデシュは、東南アジアではありませんが、人口的な重要性からランキングに追加しています。
東南アジアの人口
日本のEPA(経済連携協定)が最も多い東南アジア諸国は、これからの成長市場として有望視されています。「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理の中で語られている国家ライフサイクルでいうと「成長国家の定義」に該当する国がたくさんあります。これからの世界経済にとってキーポイントになる地域だと考えます。
その中でも特に成長が著しいのがインドネシアとベトナムです。これらの国では人口が爆発的に増加しています。インドネシアでは、2020年頃に富裕層に該当する人口が1億人になると予測されています。また、ベトナムも、インドネシアと同様に人口が爆発的に増加をしています。いわゆる若者世代が多い人口形態です。
インドネシア、ベトナムともに、所得の向上に伴い消費する分野も拡大を続けており「生きるために購買する」から「よりよい生活をおくるために購買する」環境に変化しています。つまり、今までよりも各分野(可処分所得)の商品に対するニーズが大きくなっています。どう考えても、これからの世界は、東南アジアが中心になると考えても間違いないです。
そこで、2016年現在における東南アジア各国の人口形態をランキング形式でご紹介します。
人口ランキング(データ元:ウィキペディア2013)
順位 | 国 | 人口 | 増加率 |
1位 | インドネシア | 2億5千万人 | 1.2% |
2位 | バングラデシュ | 1億5千万人 | 1.2% |
3位 | フィリピン | 1億 | 1.7% |
4位 | ベトナム | 9000万人 | 1.0% |
5位 | タイ | 6000万人 | 0.3% |
6位 | ミャンマー | 6000万人 | 0.9% |
7位 | マレーシア | 3000万人 | 1.6% |
8位 | カンボジア | 1800万人 | 1.8% |
9位 | ラオス | 800万人 | 1.8% |
ポイント
インネシアは、2億5千万を超える巨大な市場です。これは、アジア地域では中国、インドに次いで大きな国です。今後も継続的に人口が増えていくと考えられており、そにに合わせて、商品を売るターゲットが増えると予想できます。これは、人口減少が続く日本にとっては、非常に有望な市場です。また、特に人口の大きな伸びを示すインドネシアは、宗教にも特徴ががあります。
インドネシアの主な宗教は、イスラム教です。イスラム教といえば、特定の原材料(肉など)が含まれているものを口にできません。そのため、もし、インドネシア市場をターゲットにする食品などを輸出するのであれば、禁止されている物質を含まないようにする必要があります。この禁止物品が含まれていない食品のことを「ハラール認証」対応品といいます。
インドネシアの方は、何らかの商品を購入するときは「ハラール認証に対応しているのか?」を基準に考えます。それが大前提であり、味より、価格よりも購入する上での重要なポイントです。逆に言うと、インドネシアに、食品などを売り込むのであれば、ハラール認証を取得しなければ、お話にならないということです。ぜひ、東南アジアの人口の爆発を踏まえて、今後の輸出方向性を考えていただきたいです。
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まとめ
東南アジア各国の人口は、全体的に増加傾向です。特にインドネシアとバングラデシュに至っては、巨大な人口でもあるにもかかわらず、なお、高い人口増加が続くと予想されています。今後は、東南アジアの中でも、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどがいわゆる「人口増加状態」が続くと予想されています。
基幹記事:貿易会社の設立ガイド
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