食品を小口に輸送できる「混載リーファーサービス」をご紹介していきます。
海外向け混載リーファーコンテナ
近年の日本食ブームにより、日本食品の輸出が急速に拡大しています。特に、検疫制度が緩い香港や台湾などでは、その伸びが顕著です。また、この需要に合わせて増えているのが「冷凍や冷蔵における混載サービス=リーファーコンテナ」です。
リーファーコンテナとは?
とは、コンテナの内部温度を一定に保ちながら輸送する方法です。生鮮食品や医薬品など、温度変化に弱い物の輸送に適しています。設定できる温度は、冷凍帯から冷蔵帯まであり、混載貨物の状況により、調整されます。最近では、リーファーコンテナ以外でもCAコンテナなどもあり、温度管理と合わせて窒素管理などを行い鮮度を保つ輸送もできます。
コンテナ1本の容積は不要!もっと小さなロットで輸送したい!
リーファーコンテナを使えば、内部温度を一定に保ち輸送ができます。しかし、リーファーコンテナは、20フィートなど、コンテナ1本単位で輸送することが普通です。そのため、規模が小さな事業者などは、無駄にできるスペースの問題により、なかなか輸送することができない状況でした。そこで、この問題を解決するために、リーファーコンテナ版の「混載」が誕生しました。
LCL(混載貨物)/ LCL Reeferとは?
LCL(混載)とは、複数の荷主で荷物をまとめて、一つのコンテナに仕上げることです。
例えば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんが台湾向けに冷蔵が必要な貨物を送りたいとします。このとき、別々のリーファーコンテナを借りることもできますが、個々で用意をすると、スペース上の無駄が生まれます。そこで、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんが一つのコンテナの中にいれて輸送します。
冷凍や冷蔵状態に保ったまま×少量ずつ送る=混載リーファーコンテナです。
*弊社の記載内容につきまして
以下に記載する企業様と弊社は、一切関係がありません。単に紹介しているだけでございます。掲載企業様からの記事の修正要望等も受け付けていないです。任意の内容に変更を希望される場合は、別途「広告契約」としてお受けいたします。それ以外は、公序良俗に反しない限り、弊社の方針通りに掲載します。(掲載をしない自由を含む)
日本発海外向け冷凍・冷蔵混載サービス一覧
日本の港から海外向けのリーファー混載サービスです。
東京発の混載リーファー
日本通運
- 自社混載
- シンガポール向け(13日×冷凍)
- ポートケラン向け(14日・冷蔵)
- 輸送品目例:果物、野菜、日本酒、和牛、国産豚、冷凍海産物
- 資料ダウンロード先:https://www.nittsu.co.jp/doc/food/food03.pdf
ジェイ・エフ・ヒレブラント ジャパン株式会社
- ワインなどの飲料系の輸送を得意とする
- 香港向け
- フランス向け(ル・アーブル)
- 資料ダウンロード先:JF Hillebrand Japan KK 03-5651-0455
ヴァンコネクト
- 1パレット程度の混載定温輸送サービス
- パリ(LE HAVRE)
- 設定温度 -5度
- 日本酒の輸出
- サービス紹介ページ:https://vinconnect.co.jp/export-import/lcl/
名鉄ワールドトランスポート
- シンガポール向け冷蔵混載
- 設定温度:8度
- 輸送日数:12日前後
- 詳細情報:https://www.meitetsu-worldtransport.co.jp/info/lcl_chilled.shtml
横浜発の混載リーファー
株式会社 日新
- シンガポール向け
- 頻度:二週間の一便
- 設定温度 -20℃(冷凍)、3℃(冷蔵)
- 邦船使用で正確
- サービス紹介ページ:https://food-logistics.nissin-tw.com/service/ocean/
名古屋発の混載リーファー
日本通運
- 自社混載
- 台湾(10日)/冷蔵
- 資料ダウンロード先:https://www.nittsu.co.jp/doc/food/food03.pdf
大阪発の混載リーファー
日本通運
- 自社混載
- シンガポール(20日)/冷凍
- 資料ダウンロード先:https://www.nittsu.co.jp/doc/food/food03.pdf
上組
- 香港向け
- 対応温度:-15~-20、+1、+5~8、+13
- いちご、桃、ぶどう、りんごなどの果実
- 魚介類、鮮魚全般、
- お菓子、酒、焼酎、たまごなど
- 花、盆栽、キャベツ、にんじん
- 資料ページ:https://www.kamigumi.co.jp/common/pdf/service/logistics/case04_01.pdf
内外トランスライン
- 香港向け: 4~6日
- シンガポール向け: 6~9日
- ロサンゼルス向け: 10~11日
- ニューヨーク向け: 35~37日
- パリ向け: 35~37日
- 常温(ドライ)10~15℃(または20℃
- 冷蔵(チルド)5~マイナス5℃
- 冷凍(フローズン)マイナス15℃以下
- 詳細ページ:https://www.ntl-naigai.co.jp/service/foodproducts.html
名鉄ワールドトランスポート
- 香港向け冷蔵混載
- 設定温度:8度又は-18℃
- 輸送日数:4日前後
- 詳細情報:https://www.meitetsu-worldtransport.co.jp/info/lcl_chilled.shtml
オー・オー・シー・エル株式会社(神戸発も同様)
- シドニー、マニラ、バンコック、香港、高雄、釜山向け
- 主な取扱品目:冷凍魚類、肉、ジュース、菓子、日本食、ペットフード
- 詳細情報https://www.oocl.com/japan/jpn/localinformation/localnews/2007/Pages/lclreeferpromotion.aspx
インターナショナルエクスプレス株式会社
- 香港・台湾・シンガポール向け冷蔵混載
- 設定温度:5度
- 輸送日数:台湾迄は7日、香港&シンガポールは8日
- 詳細情報:https://www.iecjp.com/global/reefer_containers.html
神戸発の混載リーファー
SEAFRIGO(シーフリゴ)
- 香港、シンガポール
- 輸送品目例:豚肉・牛肉・りんご・お菓子、日本酒・調味料・ホタテ・サバ・ハマチ
- 詳細情報:https://www.uni-xnct.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/4b0aaeb74fa05cd0416a1207fd6eab9e.pdf
株式会社 日新
- 香港向け
- 頻度:毎月、一便
- 設定温度:-20℃
- リードタイム:5日間
- 最小1m3から荷受け可能
- 問い合わせ先:大阪営業第二部 国際課 06-6228-4557
- 台湾向け
- 頻度:毎月、一便
- 設定温度:-20℃
- リードタイム:7日間
- 問い合わせ先:大阪営業第二部 国際課 06-6228-4557
海外発日本向け冷凍・冷蔵混載サービス一覧
海外から日本向けのリーファー混載サービスです。
東京向けの混載リーファー
株ユニエックス(SEAFRIGOサービス)
- フランス発(ル・アーブル)
- 設定温度:+3℃ 又は+15℃
- 輸送期間:2か月弱
- 詳細情報:http://wwwd.uni-x.co.jp/service/seafrigo/
ユーロジャパンカーゴ
- イタリア発
- 冷蔵混載サービス
- 設定温度:15℃
- 輸送品目例:ワイン、洋酒、チョコレート、オリーブオイル等
- 詳細ページ:https://www.ejc.co.jp/service_1.html
ジェイ・エフ・ヒレブラント ジャパン株式会社
- フランス、イタリア、スペイン、カリフォルニア発
- 問い合わせ先:JF Hillebrand Japan KK 03-5651-0455
横浜向けの混載リーファー
ジェイ・エフ・ヒレブラント ジャパン株式会社
- オーストラリア、チリ発
- 問い合わせ先:JF Hillebrand Japan KK 03-5651-0455
神戸向けの混載リーファー
株ユニエックス(SEAFRIGOサービス)
- フランス発(ル・アーブル)
- 設定温度:3℃
- 輸送期間:一か月ほど
- 詳細ページ:03-5742-7740
ジェイ・エフ・ヒレブラント ジャパン株式会社
- イタリア発
- 問い合わせ先:JF Hillebrand Japan KK 03-5651-0455
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