第3回｜転送サービスの選び方

転送サービスの選び方（かんたんガイド）

アメリカから商品を取り寄せたいとき、どの転送サービスを使えばいいのか迷ってしまう人は多いです。どれも同じように見えて、実は「料金」「サポートの安心感」「発送までの早さ」などに大きな違いがあります。

よく調べずに選ぶと、「思ったより送料が高い」「問い合わせしても返事がこない」など、あとで困ることもあります。

この記事では、そんな失敗を防ぐために「転送サービスを選ぶときに見るべきポイント」をわかりやすく紹介しています。はじめての方でも安心して読めるよう、やさしい言葉でまとめています。

転送サービスを選ぶときのポイント（やさしい解説）

転送サービスは複数ありますが、それぞれに特徴があります。以下の視点で比較してみましょう。単純に「料金が安いから」という理由だけで選ぶと、後から後悔することもあります。

送料と料金のしくみをチェックしよう

アメリカから日本まで送る送料は、サービスによってちがいます。使う会社（FedEx、UPSなど）やスピードによって金額も変わります。

また、梱包代・写真撮影代・保管料・再梱包代などの追加費用がかかることもあります。「安く見えたのに、あとから高くなった…」とならないように、事前にトータルの金額を確認しましょう。

たとえば「MyUS」では梱包料が無料のプランもありますが、他のサービスでは1件ごとに数ドルかかることもあります。

日本語に対応しているか？

サイトの説明が日本語で読めたり、日本語で問い合わせができたりすると、英語が苦手でも安心して使えます。

たとえば「スピアネット」や「US-BUYER」などは、日本語でのやりとりができるので初心者にも人気です。

倉庫の場所と対応の速さも大事！

アメリカ国内での倉庫の場所によって、通販サイトから荷物が届く速さが変わります。カリフォルニアなどにあると、比較的早く届くことが多いです。

また、倉庫での荷物処理が遅いと、日本に届くのも遅くなってしまうので、対応スピードもチェックしましょう。

まとめ発送や梱包の工夫ができるか？

複数のお店で買った商品をまとめて一つにして送れると、送料の節約になります。

また、壊れやすい物はしっかりとした梱包が大切です。追加で緩衝材（プチプチなど）をつけてもらえるかも見ておきましょう。

たとえば「US-BUYER」では、しっかりした再梱包のオプションがあり、カメラやパソコンなどの精密機器にも対応しています。

取り扱いできる商品をチェック！

電池、アルコール、スプレー、化粧品などは、送れないことがあります。

自分が買いたい商品が対応しているか、あらかじめ確認しましょう。サービスのサイトに「送れないもの一覧」が書いてあることが多いです。心配なら問い合わせして聞いてみましょう。

トラブル時の対応も大事！

万が一、荷物が壊れたり届かなかったりした場合に、補償してくれるかを見ておくと安心です。実際の利用者の口コミや、問い合わせへの対応の早さなども参考になります。

たとえば「US-BUYER」は、配送中の事故に対する保険の内容がはっきり書かれていて、日本語でも問い合わせができます。

よくあるトラブルとサービス対応のちがいに注目！

転送サービスを使っている人の中には、

• 「追跡番号はもらったのに、ずっと動かない」
• 「注文したのに確認メールが来ない」
• 「ショップに連絡したけど返事がない」

など、不安な思いをする人もいます。とくに、はじめての個人輸入では、こんなことが起こるかもしれません：

• 「Parcel Data Received」と出たまま、何日も変化がない
• 追跡ページにアクセスできない、情報が出てこない
• 問い合わせメールを送っても、なかなか返事がない
• 注文後、メールが来なくて「ちゃんと買えたの？」と不安になる

こんなとき、転送サービスのサポートがしっかりしているかどうかで、安心感がぜんぜん変わります。

たとえば、「US-BUYER」のように、日本語で相談できて、必要なら代わりに確認してくれるサービスもあります。一方で、全部自分で対応しないといけないサービスだと、問題が長引くこともあります。

また、登録時に「確認メールがちゃんと届くかチェックする機能」があると、最初のトラブルも防げます。さらに、「LINE・チャット・電話」などの問い合わせ方法の種類が多いかも、安心材料になります。

目的別に選ぶコツ

自分がどんな目的でアメリカから商品を輸入したいかを明確にすると、サービス選びがぐっと楽になります。目的に合わないサービスを選んでしまうと、思ったような結果が得られません。

安く買いたい人向け：料金が安いサービスを優先。ただし、サポートや速度はやや控えめなこともあるため、何かあったときの対応には注意が必要です。

初めての人向け：日本語サポートが充実しているところ。LINE対応やわかりやすいQ&A、ガイド動画があるかどうかも重要です。

まとめ買い・頻繁に利用する人向け：まとめ発送機能や月額会員制の割引サービス、ポイント還元など、お得な仕組みがあるサービスが向いています。

大切な商品・壊れやすい物を扱う人向け：梱包オプションが豊富で、輸送保険があるサービスを選びましょう。特にガラス製品や精密機器を輸送する場合は注意が必要です。

サービスの評判をチェックしよう！

公式サイトの説明だけを信じるのではなく、実際に使った人の声を調べてみましょう。サービスの説明と実際の対応にちがいがないかを確認することが大切です。

たとえば、

• SNS（XやInstagram）でハッシュタグ検索をして、リアルな感想を見る
• 口コミサイトやブログ記事で、良い点・悪い点の両方をチェック
• YouTubeの体験動画で、実際の流れやトラブル対応を確認する

「写真とちがう物が届いた」「予定より遅れた」「問い合わせの返事が遅かった」など、実際にあったトラブルを知っておくことで、失敗を減らせます。

利用前にチェックしたい3つのポイント

買う前に、次の3つを確認しておきましょう！

① どこで何を買うか？

ほしい商品が、日本にそのまま送れるか？送れないなら、転送サービスを使えば届くか？を確認しましょう。

② トータルでいくらかかるか？

「商品代」＋「アメリカ国内の送料」＋「転送サービスの送料」＋「関税や消費税」などを足して、全部でいくらになるかを事前にざっくり計算しておきましょう。
例：商品100ドル、送料20ドル、税金10％なら → 合計で約132ドルくらいになります。

③ トラブルのときに対応してくれる？

もし商品に問題があったとき、返金やサポートにちゃんと対応してくれるかをチェック。
メール・電話・チャットなど、連絡の方法がわかりやすく書かれているかも大事です。

まとめ

転送サービス選びは「送料・対応・信頼性」のバランスが大切です。 自分の目的に合ったサービスを選ぶと、後悔せずに使えます。 実際の口コミや利用者の声を参考にすると失敗を防げます。

利用前には「買いたい商品」「送料の見積もり」「補償制度」の3つをチェックしましょう。 倉庫の処理速度や梱包オプション、問い合わせのしやすさも比較のポイントです。 具体的なサービス名や料金例、補償の内容なども踏まえながら、自分に合ったサービスを見つけてください。 転送サービスは、賢く選べば個人輸入をもっと快適にしてくれる存在です。

次の記事「第4回｜個人輸入の費用構造｜関税・送料・その他コストの正体」

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