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目次

  1. 成功と失敗の分かれ道
    1. このレッスンで学べること
    2. はじめに:理論だけでは見えない実務の現実
    3. 成功事例①:納期と丁寧さで信頼を獲得!
      1. 概要
      2. 成功のポイント
      3. アドバイス
    4. 成功事例②:L/C決済で安全に大口取引を実現
      1. 概要
      2. 成功のポイント
      3. アドバイス
    5. 失敗事例①:マーク不足で通関トラブルに
      1. 概要
      2. 失敗の原因
      3. 教訓
    6. 失敗事例②:インボイスの言葉違いで支払いストップ
      1. 概要
      2. 失敗の原因
      3. 教訓
    7. 初心者向け:成功のための5つの実務チェックポイント
      1. ① 相手国の情報を事前に調べる
      2. ② 信頼できるパートナーと連携する
      3. ③ 書類はWチェックが基本
      4. ④ 支払い条件は柔軟に
      5. ⑤ 最初の取引は「信頼づくり」が大事
      6. 補足
      7. 成功と失敗を分ける分岐点一覧
    8. 補足情報
      1. JETROや現地パートナーをうまく使おう
      2. L/C取引では「書類のズレ」に注意
      3. FCLとLCLの使い分け方
      4. 梱包に使う「マーク」にも国際ルールがある
    9. 成功・失敗事例から学ぶ輸出初心者のQ&A
      1. Q1. 最初の輸出では、どこを優先すれば失敗を防げますか?
      2. Q2. 少量出荷でもFCLにすべきか、LCLにすべきか迷います。
      3. Q3. L/C取引時に必ずディスクレ(不一致)が出るのですか?
      4. Q4. 現地通関でトラブルにならないためには何が重要ですか?
      5. Q5. 書類作成はどこをチェックすれば良いですか?
      6. Q6. トラブル時に速やかにリカバリーするには?
      7. Q7. 自社でできる輸出実務改善策は?
    10. まとめ
          1. この記事に関連するかも!?
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第9回:実際の輸出事例で学ぶ!成功と失敗の分かれ道

  1. 成功と失敗の分かれ道
    1. このレッスンで学べること
    2. はじめに:理論だけでは見えない実務の現実
    3. 成功事例①:納期と丁寧さで信頼を獲得!
      1. 概要
      2. 成功のポイント
      3. アドバイス
    4. 成功事例②:L/C決済で安全に大口取引を実現
      1. 概要
      2. 成功のポイント
      3. アドバイス
    5. 失敗事例①:マーク不足で通関トラブルに
      1. 概要
      2. 失敗の原因
      3. 教訓
    6. 失敗事例②:インボイスの言葉違いで支払いストップ
      1. 概要
      2. 失敗の原因
      3. 教訓
    7. 初心者向け:成功のための5つの実務チェックポイント
      1. ① 相手国の情報を事前に調べる
      2. ② 信頼できるパートナーと連携する
      3. ③ 書類はWチェックが基本
      4. ④ 支払い条件は柔軟に
      5. ⑤ 最初の取引は「信頼づくり」が大事
      6. 補足
      7. 成功と失敗を分ける分岐点一覧
    8. 補足情報
      1. JETROや現地パートナーをうまく使おう
      2. L/C取引では「書類のズレ」に注意
      3. FCLとLCLの使い分け方
      4. 梱包に使う「マーク」にも国際ルールがある
    9. 成功・失敗事例から学ぶ輸出初心者のQ&A
      1. Q1. 最初の輸出では、どこを優先すれば失敗を防げますか?
      2. Q2. 少量出荷でもFCLにすべきか、LCLにすべきか迷います。
      3. Q3. L/C取引時に必ずディスクレ(不一致)が出るのですか?
      4. Q4. 現地通関でトラブルにならないためには何が重要ですか?
      5. Q5. 書類作成はどこをチェックすれば良いですか?
      6. Q6. トラブル時に速やかにリカバリーするには?
      7. Q7. 自社でできる輸出実務改善策は?
    10. まとめ
          1. この記事に関連するかも!?

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成功と失敗の分かれ道

このレッスンで学べること

  • 実際の輸出ビジネスで成功している事例と、その成功につながったポイントを学べます
  • 初心者がつまずきやすい失敗事例と、それを未然に防ぐための具体的な対策を紹介します
  • 契約・物流・決済・書類管理など、それぞれの段階で気をつけるべき実務上のポイントがわかります
  • 初めての輸出を成功させるために大切な心構えと、実践に役立つチェックリストを共有します
  • 複数のケースを通じて、「準備」「関係者との連携」「検証」の重要性を具体的に理解できます

はじめに:理論だけでは見えない実務の現実

貿易の成功と失敗の別れ目

これまでのレッスンでは、輸出ビジネスの各ステップについて体系的に学んできました。しかし、実際の現場では、契約通りに進まなかったり、想定外のトラブルに直面したりすることも珍しくありません。輸出ビジネスは多くの関係者が関わる「チーム型取引」であり、些細なミスが信頼関係を大きく損ねることもあります。

本レッスンでは、実際にあった成功事例と失敗事例を紹介し、どのような点が分岐点になったのかを解説します。これらのケースを通じて、理論と実務を結びつけ、実践力を高めていきましょう。

成功事例①:納期と丁寧さで信頼を獲得!

  • 商品:日本製の家庭用調理器具
  • 輸出先:ベトナム

概要

最初の出荷は少量でしたが、納期をしっかり守り、丁寧に梱包したことで現地バイヤーの信頼を得られました。その結果、半年で取引量が5倍に拡大しました。

成功のポイント

  • 書類を正確に、準備もスピーディーに対応
  • 出荷前にフォワーダーと相談し連携
  • 初回は航空便、慣れてきたらFCL(コンテナ便)に切り替えてコスト削減
    例:1㎥あたり200ドル → FCLなら約80ドルに
  • 現地の荷受け体制も事前に把握し、情報を共有

アドバイス

最初の取引では、利益よりも信頼づくりを優先しましょう。相手のニーズをよく理解し、期待以上の対応をすることが、次のビジネスにつながります。

納期遵守と柔軟対応で信頼獲得

成功事例②:L/C決済で安全に大口取引を実現

  • 商品:工業用部品(高単価)
  • 輸出先:インドネシア

概要

新しいバイヤーから大量注文がありましたが、調べたところ過去に支払い遅れの履歴が。
そこで、L/C(信用状)決済を指定し、未払いリスクを回避しながら安全に取引できました。

成功のポイント

  • 事前の与信調査と支払い条件の工夫
  • 銀行と連携し、L/Cの内容をしっかり確認
  • 社内で書類ミスを防ぐチェック体制をつくった

アドバイス

支払い方法は商談の時点で決めるのが基本です。また、輸出者自身がL/Cの仕組みを理解して、銀行任せにしない姿勢も成功のカギになりました。

※L/Cに関する世界の統計では、ディスクレ(書類不一致)率は65〜75%とも言われ、実務では不一致がむしろ常態化しているともいえます。

失敗事例①:マーク不足で通関トラブルに

  • 商品:ガラス製品
  • 輸出先:アメリカ

概要

梱包に「FRAGILE(割れ物注意)」のマークをつけなかったため、アメリカの税関で追加検査となり、納期が遅延。結果、バイヤーの信頼を失い、次の注文もキャンセルになってしまいました。

失敗の原因

  • ケアマーク(取扱注意表示)の不足
  • 現地ルールを事前に確認していなかった
  • 出荷チームと輸出担当の情報共有ミス

教訓

  • 外装のマークは通関にも大きく関係します。
  • 「見やすい位置に国際基準の表示」を忘れずに。
  • 梱包は、相手国に対するあなたの会社のメッセージでもあります。

ケアマークあり・なしの比較イメージ

失敗事例②:インボイスの言葉違いで支払いストップ

  • 商品:化粧品
  • 輸出先:韓国

概要

L/Cでは「Beauty Cream」と指定されていたのに、インボイスには「Face Cream」と記載。この小さな違いだけで不一致(ディスクレ)と判断され、支払いが一時保留に。

失敗の原因

  • L/Cとインボイスの用語が一致していなかった
  • 社内での書類チェックが甘かった
  • 商談時に表記ルールを決めていなかった

教訓

L/C決済では、書類の「完全一致」が基本ルールです。

  • 最低でも2人でWチェックを行う体制をつくる
  • よくあるミスは社内マニュアルで共有して防止しましょう。

Lcとインボイスの用語不一致イメージ

初心者向け:成功のための5つの実務チェックポイント

① 相手国の情報を事前に調べる

商習慣や輸入ルールをしっかり確認しましょう。
→ JETROや現地のパートナーを活用するのがおすすめ。


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② 信頼できるパートナーと連携する

フォワーダーや通関業者と連絡をとり、必要な書類や手続きを事前にチェック。
→ 通関経験のある相手を選ぶのが安心です。

③ 書類はWチェックが基本

インボイスやパッキングリストを作るときは、商品名・数量・取引条件などを必ず2人以上で確認しましょう。

④ 支払い条件は柔軟に

相手の信用や取引の回数に応じて、前払い・後払い・L/Cなどを使い分けるとトラブルを防げます。

⑤ 最初の取引は「信頼づくり」が大事

利益よりも、納期を守る・丁寧な対応・品質の安定を優先して、“信頼残高”を増やしましょう。

補足

輸出を成功させるには、社内・バイヤー・物流会社・銀行などとの連絡をしっかり取ることが大切です。これにより、トラブルが起きてもすぐに対応できます。

また、うまくいった事例は、営業・物流・経理などで情報を共有し、社内で活かすこと(ナレッジ管理)も重要です。こうした積み重ねが、強い貿易体制づくりにつながります。

初心者向け実務チェックリスト

成功と失敗を分ける分岐点一覧

分岐点成功パターン失敗パターン
準備契約や必要書類を事前に確認規制や書類要件の確認漏れ
連携社内・物流・金融機関と密に連絡部署ごとにバラバラで情報が共有されていない
確認書類は2人以上でチェック1人だけで確認、ミスや見落としが発生

補足情報

JETROや現地パートナーをうまく使おう

海外に初めて輸出するなら、JETROの海外事務所や現地商工会議所のサポートを活用しましょう。バイヤー情報や規制、商談会の情報などが手に入ります。また、現地のパートナー企業と連携して、法律や商習慣の違いを事前に確認することが大切です。

L/C取引では「書類のズレ」に注意

L/C(信用状)では、書類のわずかなミスでも「不一致」とされるリスクが高いです。実際に、全体の65〜75%で不一致が起きているというデータもあります。L/Cを使うときは、書類の正確さがとても重要です。

FCLとLCLの使い分け方

荷物の量が12m³を超えると、FCL(コンテナ貸切)の方が割安になることが多いです。ただし、商品や輸送ルートによって違うため、必ずフォワーダーに見積もりを取り、比較するのがベストです。

梱包に使う「マーク」にも国際ルールがある

輸出用の箱には、「壊れ物注意(FRAGILE)」「湿気注意(KEEP DRY)」などのマークをつけるのが基本です。これはISO 780という国際基準に基づいたルールで、適切な表示をしておけば、現地でのトラブルも防ぎやすくなります。

成功・失敗事例から学ぶ輸出初心者のQ&A

Q1. 最初の輸出では、どこを優先すれば失敗を防げますか?

A. 利益よりも「信頼構築」を優先しましょう。納期厳守、書類の正確性、荷姿品質などを徹底し、相手から「安心できる取引先」と認識されることが、リピートや取引拡大の鍵になります。

Q2. 少量出荷でもFCLにすべきか、LCLにすべきか迷います。

A. 通常はLCLで始め、出荷量が増えたらFCLに切り替えるのが安全です。特に1cbm単価で比較すると、FCLの方が10m3以上で割安になります。フォワーダーと相談し、コスト・納期・リスクを比較検討しましょう。

Q3. L/C取引時に必ずディスクレ(不一致)が出るのですか?

A. 世界平均で65〜75%のL/C決済が不一致扱いになるため、初心者は「完璧な書類作成」が必須です。特に商品名・数量・用語は契約書・L/C・インボイスで「一文字単位」で完全一致させる必要があります。

Q4. 現地通関でトラブルにならないためには何が重要ですか?

A. マーキング(ケアマーク・シッピングマーク)の国際基準準拠が基本です。特にFRAGILEやKEEP DRYなどISO規格のピクトグラム併記が重要で、マーキングの不備は追加検査や納期遅延、クレーム原因になります。

Q5. 書類作成はどこをチェックすれば良いですか?

A. 最低2名以上でのダブルチェック体制が必須です。チェックポイントは、商品名・数量・条件・港名・支払い条件・書類発行日など。典型的な不一致事例(Shipment vs Shippingなど)を社内で共有し、チェックリスト化しましょう。

Q6. トラブル時に速やかにリカバリーするには?

A. 社内(営業・物流・経理)と社外(バイヤー・フォワーダー・金融機関)の情報共有体制を事前に作っておくことが重要です。トラブル対応マニュアルも簡易でもよいので整備しましょう。

Q7. 自社でできる輸出実務改善策は?

A. 成功事例・失敗事例を「自社ナレッジ」として営業、物流、経理間で共有し、マニュアル化、標準化することで同じミスを繰り返さない体制が作れます。

まとめ

  • 成功と失敗を分けるのは、出荷前の「準備」と社内体制の構築
  • 書類の正確性、物流の選定、支払い管理など、細部まで丁寧に行うこと
  • トラブルを機に改善し、次に活かす姿勢が重要
  • 成功企業は、事例の積み重ねを“自社ナレッジ”として社内共有、教育、標準化している

 

次の記事>>「第10回:まとめと実行へのステップ|輸出ビジネス基礎コース

 

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